第45話 孤独の菫

もし、星に哀しみあれば少年は銀盤で光る星となって



浜辺にてボタンを拾う少年は無念にナイフを突き刺す月夜



テレパシー使える少年嘘を呑む 小夜の凶事に炎は嗤う



トパーズを得るため春と跳ぶ少年 檸檬を齧る夜のように



少年の首筋赤く、その鋼 誰も見ない、孤独の菫

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