第46話 口笛謳う宵町

薄月夜ヤマトタケルの憂愁と自傷にも似ていた一閃の剣



銀河通信僕が途絶えた愛の文 灯台への道標あり



清流に星の欠片を流したの 僕の口笛謳う宵町



少年は稲垣足穂の古書盗む 古書店主でさえも怪盗ルパン



砂糖菓子 少年の口に零れ落ち、心中を臨んだ春の夕暮れ


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