第34話 零れ月
夏宙や少年星の言の葉をしたため、歩む銀河鉄道
夜の形見 少年眺め、月神楽 鈴が音さえも風を祈った
涼風や月の都の少年は夜の秘密を探り、惑う風鈴
露草の想いと君と夏の月 僕らに巣くう宿痾と共に
零れ月 僕が落とした条文を君は見たのか、愛を散らして
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