第33話 瑠璃花少年

青山や僕は緑に身を委ね、せせらぎ揺れた青い水面



瑠璃花よ、僕の心を止めてくれ 荒んだ気性も泡にするから



雨垂れや星のハープに指、委ね、浸食された少年哀歌



少年は流星光底縋るから、アガパンサスも手折り、緩む



良夜にて少年おはじき憂鬱を舐めて苦しい、憐憫を乞う

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