第4話 新たな目標とメイド、ルーナちゃん
名前決め選手権も無事終了し、私の名前はルビーとなった。ルーナにタオルを重ねたベッドを作ってもらい私は寝転がった
「わふぅ〜〜」
いや、この一週間で私の人生は大きく変わった。なんせ死んで魔物になってしまった現状がある。
ルビーに今日からなったとはいえやはり生前に戻りたいのは事実だ。コミュニケーションもまともに取れないし、何とかして人間に戻りたい。
フレディについて行くと同時に自分も人間になる手がかりを探さないとな。これが新たな目標だ。
『人間に戻る』
よく考えたら壮大すぎるけど…。やるしかないでしょ!!!頑張るぞー!
新たな目標ができたとともに私には猛烈な睡魔が襲って来た。数日間ずっと安心して眠れていないから当然か。
私はふかふかタオルに顔を埋めて眠りに落ちた。
☆ ☆ ☆
ミシミシと家が軋む音で目が覚めた。なんだか家が締め付けられているような音だ。
とりあえずイケおじ、、フレディに会いに探しに行こうと起き上り廊下に出るとルーナと共にいた。
「おお、ルビーおはよう。」
「おはようございます 、ルビーちゃん」
「わふー!」
どうやら話を聞いているとこの家を軋ませている正体は魔物だそうだ。"アルボル"という木の姿をしたものらしい。
「しかしどうすっかなぁ〜、今回のは大きそうだぞ。
ルーナ、行けるか?」
「わふっ?!」
いや、何考えてんの?家を覆うぐらいの大物をこんな華奢なルーナちゃんに任せるなんて鬼畜の極みみたいなこと言ってるんですけd……
「はい、行けると思います。」
「わふぅーー?!」
ルーナちゃんまで何を仰っているのかな?この大物を何で仕留めようとしているんだろう。
そうこう考えているうちにルーナは家の扉を開けていた。
「ルビーちゃん、心配しないでください〜。私がちゃんと仕留めますからね。」
『 ゑ 』
そしてその華奢な体には似合わない巨大な斧をどこからか取り出した。ルーナはふわっと軽くジャンプをして上から一撃を食らわせた。
爆風がこちらにやってくる、アルボルは木っ端微塵になった。ルーナちゃんやばすぎ。
「ふぅ。無事〇れましたね!さぁ皆さん朝ごはん冷めちゃいます。行きましょう!」
「ありがとうな。朝ごはんにしようか。」
なんでこんなに平然としてるの?てかルーナちゃん何者?逆らったら消されるやつじゃんこれ。
「さあ、ルビーちゃん朝ごはんですよ〜!」
「わ、わふっ」
……どうやらヤバすぎる一家に持っていかれてしまったようです。
―――後書きーーー
ここまで読んで頂いてありがとうございます。小エビです。
粗末な絵ですがキャラデザ等を近況ノートで書いておりますのでそちらもぜひご覧ください✨
改善点、やって欲しい番外編とうございましたらコメントでじゃんじゃん書いてください!お待ちしております!
では、次のお話をお楽しみくださいませ。
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