第7話

 まあ、なんだかんだと、奇数偶数の戦争が続く。修羅の世界なので仕方がない。

 どちらの国も軍務大臣現役武官制で、軍人は時に王より威張っている。

 軍人にとって、首相なんて文官は、はなっからどうだってよかった。


 だから立法よりも兵法のが大事。


 平方の展開といえば「5」将軍は血気盛んな「7」王子と連携して2549(都合よく)ことを運び、偶数国「6」大将は、碌々ことも起こせず、三十六計逃げるに如かずと決め込んだ。

 よんどころ無く、代わって戦に出てきた「4」将軍は獅子奮迅の活躍と見えたが、十六の身空は死屍累々となって消えた。


 最後に出てきたユーリの平方は汲々として、やっぱいかん、という形で「13」王も彼を軍から外して内政に回した。

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