第89話 【Resonance】

「レイコさんが、何か大変です!」


「報告は、はっきりクッキリ具体的に」


「それが・・」


メイド部隊のレイコ付きメイドが、なにやらモジモジしています。


「しょうがないわね。美香、お祖母様、一緒に来てください」


佳菜が、佐世保別邸に来ていた美香と狂子に、言いました。


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「えっ、これは!?」


「はい。大変なのです」


レイコ付きメイドが、いいました。


「なるほどのう」


「あからさまな、行為ですね」


狂子と美香が、言いました。


4人の目の前で、自室のベッドの上のレイコは、全裸で、どう見てもセックスしていました。


############################


「あっっはぁ」


「うっふぅ」


全裸のレイコが両脚を広げ、M字の形にして、見えない男を嬉々として、受け入れています。


性器の穴が広がり、明らかに見えない男の、固いアレが入っています。


男性器のストロングな注送に合わせて、


ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ!

ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ!

ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ!

ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ、ジュッポ!


と、レイコの性器の穴から、性行為特有の液が、派手に飛び散っています。


それを見ている4人も、いずれも子供ではありません。


性体験の有無に関わらず、レイコが何をやっているかは、明白でした。


「お祖母様。これは、どういうことなのです?」


「信じがたいことじゃが、レイコの何十代か、何百代か、あるいは何万代か前の転生が性交しており、それとレイコが共鳴(Resonannce)しておるのじゃろう」


「そして、相手は、おそらく万九郎じゃ」


「えっ!?」


佳菜と美香が、同じ反応をしました。


「しかも、じゃ」


「はい?」


「レイコの股間の下を、良く見てみよ」


ダイナミックな動きを続けるレイコの、むっちりした白いおしりの下は、エッチな液で、シーツがベトベトになっています。


とめどなく液が溢れて来ているので薄くなっていますが、そこには確かに、赤い染みがあります。


「あれは・・」


「そうじゃ。この現象の直前までレイコは処女。レイコは、万九郎で、処女を喪失したのじゃ」


「えええーーー!」


狂子以外の3人が、びっくりしています。


「万九郎は、無論、知らんだろうがな」


「それでは・・」


############################


激しく戸惑っている3人と狂子の目の前で、玲子の動きが突然、止まりました。


レイコは今、ぐったりして、ピクリともしません。


「なにせ処女じゃからな。万九郎のストロングな動きに、まだ身体が、対応できなかったのじゃろう」


狂子以外の3人は、あまりのことに、言葉が出ません。


############################


責任問題になるのでしょうか?

何話か前のムードが、すっかり台無しですよ。



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