第43話 【Supernatural】

「俺の車に、乗れ」


ディーンが、言います。


車は、シボレー・インパラ。1967年式のブラックです。


「シボレー・インパラ」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シボレー・インパラ (Chevrolet Impala) は、ゼネラルモーターズ (GM) がシボレーブランドで販売している大型乗用車。現在、日本では正式発売されていない。

車名はウシ科偶蹄類の動物「インパラ」に由来する。

1958年~1964年モデルは、ローライダーと呼ばれるカスタムのベース車として日本、アメリカで人気が高い。

歴史[編集]

4代目 (1965年~1970年)[編集]

1957年に「ベルエア」に2ドアの「インパラ・パッケージ」が登場したのと同様、1965年のインパラに4ドアの「カプリス・パッケージ」が登場。インパラ以上に高級感のあるスペシャリティー・4ドアハードトップであった。この「カプリス・パッケージ」は1966年に2ドアも登場しに独立した。シボレーの最高級フルサイズは「カプリス」に変わったが、「インパラ」は「ベルエア」のように低級化はせずそれまでと同じように生産された。

1958年から1966年までの間にインパラは1300万台が生産され、1965年には年間100万台が売れた。


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「いい車だな」


万九郎が言うと、


「そうだろ」


と自慢気に、ディーンが即答します。


「お前たち2人は、後部座席だ」


ディーンが、言います。


「後部座席に人乗せるのって、久しぶりだね」


サムが言うと、


「そうだな。最後がいつだったか、覚えていない」


ディーンが、言います。


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そんなわけで、4人を乗せたシボレー・インパラは、ウエスト・バンクーバーに向かっています。


「お前たち、こっちでは、どこに住んでるんだ?」


ディーンが、聞きます。


「ノース・バンよ」


アスカが、答えました。


「ああ。あの辺も、中々いいところだよな」


「ええ。事業で成功した老夫婦の家の、1階フロアを全部、使ってるわ」


“Awsome!"


ディーンが、感心したように、言いました。


「だけど、ウエスト・バンは、もっと金持ちが住んでるエリアなんだ」


サムが、当たり前のことのように、言いました。


「そんな住宅エリアの一角に、ムービースタジオがあるのね。相当広いでしょ」


アスカが言うと、


「ああ。ハリウッドの売れ筋スタジオのバンクーバーブランチってとこだ」


ディーンが、言います。


万九郎は、あまりにハイソ(死語?)な会話のやり取りに、参加する隙きすら、ありません。


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今日は、ここまでです。

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