【大宮】

7月13日。

月曜日。

午後10時37分。


シャルの店で飲んでいた万九郎は、


「あんた、佳菜様がお呼びよ。

明日、朝早く参上しなさい」


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午後9時37分。


松浦家の佐世保別邸。


「来たわね」


「ああ」


「最近、関東、特に埼玉県の中枢、大宮、川口間で、異常な事案発生中よ」


「敵は女、しかも恐らく魔族よ」


「性的な魅力で男を骨抜きにして、体内に精力を吸収しているようね。危険ランクとか、聞きたい?」


「どうせ、行って、やって、殺して来いだろ。いつもの事だな」


「余裕ね」


「聞きにくいが、報酬は?」


「さっきのランクだけどS-だったから、それなりのものを、期待していいわ」


##################


帰宅すると、万九郎はティナに言った。


「俺一人で東京の方に行くことになった。東京の方。割といい仕事だ。済まんが、留守番頼めるか?」


「ええ、大丈夫。家の中の掃除も、いつも通り、やっておくわ」


万九郎は、なんだか急に心配になってきた。


##################


蓬莱島の温泉が、佳菜のおかげで軌道に乗り、ティナの銀行口座には、かなりの額の金が入ってくるようになっていた。


そのことはティナに報告済みであり、ティナ用にキャッシュカードを作って渡していたが、暗証番号を入力するけで、お金が機械から出てくることに慣れないようだった。


そこで、定期的に金を渡していたのだが、ティナは、


「これは、あなたや佳菜様が手伝ってくれなければ、私1人では、到底稼げなかったお金。私も、自分でお金を稼いで、あなたの役に立ちたい」


と、自分で働くことに、意欲を示すようになっていた。


##################


「じゃあ、暇になったら、総合病院に行ってみたらどうだ?資格が必要だから、看護婦の仕事はできないが、弱気になっている患者さんを励ますくらいなら、大丈夫だろう。俺の方からも、看護婦さんに言っておくから」


「ありがとう。お掃除が終わっったら、行ってみるわ」


「じゃあ、俺はさっそく、出かけるとする。明後日の午前中には帰ってくる。任せろ」


「はい」


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関東に行くのは、国立大に進学した時以来か。


「随分経ったな」


「総合病院に寄ったら、博多空港までパジェロで行くか」


福岡空港からは、羽田国際空港まで。


搭乗チケットは、もう持っている。

佳菜からの配慮だそうだ。


福岡空港は、小さい。

その方が、単純でいい。


あっさりと、万九郎は羽田行きに搭乗した。


学生時代に、羽田国際空港を使ったことは、無い。


「金無かったからな」


さすが国内線、もう降下だ。


羽田国際空港に、着いた。


さっそく行動。

モノレールでJR浜松町駅に、行く。


JR浜松町駅で、京浜東北線に乗り換える。


京浜東北線は、東京の昼間の割に、シートに人が座れる余裕があった。

当然座ると、電車はすぐ発車。淡々と前に進み始めた。


秋葉原、上野、田端、赤羽が、過ぎた。


JR川口駅に、着いた。


川口。

この街が、今回のミッションの舞台になる。


川口駅西口を、階段を降りて出た。


荒川土手に向かって、まっすぐ歩いて行く。


通りを1つ越えたら、左手に白い5階建てアパートが見えて来た。


川口市川口2-13-16

トップ川口第1の108号室。


この部屋はデイリーになっており、松浦家配下の不動産屋が見つけてくれた。

契約期間は、7日間。今から即、住める。鍵は、タッチパネル式のパスワードだ。


「ガチャ」


さっそく、部屋に入った。


バストイレは言うまでもなく、洗濯機、冷蔵庫、布団一式揃ったベッド、机、椅子、そしてカーテン。


カーテンを開けてみた。すぐに隣の家の壁が見えて、スッキリともしないが放置。


「学生時代に借りてたアパートは、オンボロだったからなあ」


抵抗力が付いたんだと、言わんばかりである。


「フー」

出たのは溜息だった。


「変態なんか出るのはどうせ夕方から夜なんだから、ストロング系でも飲んで、タバコ吸うか」


何だか少し、楽しい気分になってきた。


「適当に何か、買いに行こう」


適当とか言っているが、当然さっきiPhoneで調べた。


OKストア。


噂に聞いていた安売りスーパーだ。


「うん、行こう」


万九郎は、出掛けたのだった。


15分くらいで、オーケーに着いた。


オーケーの入口から入店する。


今は、空いてる時間帯のようだ。


買い物カゴを左手で持つと、ススっと歩いて行く。


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万九郎は、さっきから弁当とか売ってる棚を見ている。


「おっ!?」


鮭フライだ。


北部九州には、信じられないことだが、これが売ってない。

白身フライあるから、まあいいかと思っている。


さっそく買い物カゴに、鮭フライを1パック入れた。


後は、ストロング系を同じくカゴに入れた後、見つけた。


スルメ。


チョコレートと悩んだが、今回はこっちにした。


さっそくレジで、支払いする。

問題なく、スルッと終わった。


という訳で、買い物を終えて、さっきのアパートの部屋まで戻って来た。


今は、午後2時17分。関東式なら14時17分。


変態が頑張るのは、夕方から夜に決まっている。


「良し。まずは宴だ」


さっき買って来たスルメと鮭フライを肴に、ストロングに飲む時間だ。


そして、何よりも先ずは、タバコ。


値上げ以来、一時やめてきいたが、今ではLucky Strike一筋だ、


「カチ」


ライターで火を着けると、タバコの先を、そこに充てる。


「フゥーーー」


美味い。


万九郎は、1本のタバコを3回に分けて吸う。

貧乏だったから、自然とそうなった。


「グビ」


ストロング系。


あれこれ飲み食いして、楽しみながら、万九郎はiPhoneで白猫プロジェクトを起動した。


デイリー更新は、まだ。


「可愛くて女の子が可愛いガチャまだかな」


万九郎は、シエラというキャラが、大好きなのだ。


美人で可愛くて、おっぱいが大きくて、凄く綺麗な金髪のロン毛。

見た目は貴族の伯爵家長女とかなのに実際は、農民。ちょっと、いやかなりの豪農の家みたいでプランテーションが・・


万九郎は、シエラの話になると、少しだけ混乱する。

だが、万九郎のシエラ愛は一級品、一流品である。

何せ、これまでのガチャに出てきたシエラを外したことがない!百発百中なのだ。

既出の全てのシエラ・・・10種類を超える!?

とにかく、万九郎には、こんな愛もある。


さて、iPhoneでアニメGATE見たり、スティーヴペリー時代のジャーニーの歌を聞いたりしてる内に、少し眠くなって来た。


部屋に予めあったベッドで、しばらく寝た。


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自然に、目が覚めた。


「さて、そろそろだし、行くか」


部屋の中で、万九郎が、立ち上がった。


「18時35分か。夜の目覚めだ」


手荷物は、財布と、その中に入っているSuicaだけ。


「手ぶらと同じだな。さて、行くか」


万九郎が、アパートのドアから飛び出した。


JR川口駅まで、歩いて10分掛からない。


あっさりと川口駅に着くと、階段を普通に、時々1段飛ばしながら、小走りで上る。


階段を上り切り、右手に少し歩くと、右側に改札が並んでいる。


ここは、いつものパーフェクトカードSuicaの出番。


スルッと改札を抜けると、右手の後側階段が、大宮方面ホームにつながる下り階段である。


もちろん、その階段からホームに降りた。


川口駅から大宮駅の運賃は220円。


「安いな。安いのはいいけど、それが別のどこかや誰かの犠牲の上なのは、あまり好きじゃない」


佐世保発伊万里行きの松浦鉄道は、大体この2.2倍くらいの運賃設定だ。


「そんな事は、俺にはどうしようないか」


帰りの通勤時間内だが、まだ座れた。


途中興味あったのは西川口ぐらいだが、少しだけ期待した夜のネオンも全く見えず、期待外れだった。


さいたま新都心を過ぎて、JR大宮駅の2番線に到着した。


ホームから階段を上ると、上はエキナカになっている。


佐世保商店街より随分明るく、煌びやかだ。


「さすがJR大宮駅。このくらいは普通だな」


立ち食いとか中華料理店があったが、さっきまで川口のアパートで、飲んで食べて寝てたので、ダメージは1ミリも受けない。


改札を出ると、まず要注意エリアは南銀なので、先ずは右手に歩いて行く。


JR東日本でも有数の混雑駅だけあって、酷く混雑しているが、万九郎にとっては、何ということもない。

大学院卒業後、何年か業界最大手のソフトウェア開発企業で働いていたから、東京駅とか新宿駅は当然、経験済みだ。


もう少し歩いてから、右側の階段を下りると、そこはもう南銀入口。


階段を降りて真っ直ぐを見ると、いづみやという飲食店、と言うか飯屋があった。


「ほほぉ、これは中々」


店を外から見ると、なかなかの混雑具合。


「これは、コージー(Cozy)だ」


【コージー(Cozy)】


居心地の良いこと。良い場所。


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そこで身体を90°右に回転し、そこから伸びる道路を見た。


「ここが南銀か」


万九郎は、少し締まらない顔をした。


「この程度の場所は、どこにでもある」


一応、見てみようと、まばらなネオンの少し寂しい灯りの下、歩き回ったが苦痛になって来た。


そこで、久しぶりに透明飛翔を使った。


今度は、大宮駅東口を左手に行った方に、飛んでみた。


少し汚く見えるアーケードの出口に降りた。


そこから少し行くと、


「おっ」


何だか悪くない中華料理店だ。


来来軒。


1人で入店すると、うまい具合に、テーブル席が4人分、空いていた。


さっそく、木製の悪くない椅子に座った。


さっそく店員が、注文を聞いてきた。


「ニラ玉と小ライスと、とりあえずビール」


また、とりあえずビールと、言ってしまった。


「まぁいいけど」


5分も待たずに、料理が来た。


キッコーマンの醤油を少しだけ掛けて、食べてみる。


「美味い!」


関東人は、塩とか醤油を入れ過ぎる。

何となく、関東という風土が、そうさせるのかも知れない。


ライスとほぼ同時に食い終わり、中瓶ビールの残りを、ちびちびと飲んだ。


「良し」


勘定を終え、かなり満足して、店を出た。


################


さて、これからが、本番である。


小汚い通りを出て、右側に歩いて行く。


右手にRAWSONが見えたら、国道16号の道路橋(大栄橋)の小さなトンネルを、真っ直ぐに行く。


いきなり、すれ違う人達が、いなくなった。


空も暗くなっている。


何やら、寂しい雰囲気に、なって来た。


そこから2分も歩くと、明らかに風俗街だ。


「ここが、北銀座か」


ここが西川口亡き後、埼玉最強の風俗街である事に、間違いはない。


だが、なぜか裏ぶれた場末(バスエ)で、とても怪しい感じもしている。


桃源郷など、怪しい名前の店が沢山ある中、万九郎が選んだのが、


大宮城。


値段もほどほどで、ボッタクリのリスクがゼロだと、前もってiPhoneで調べていた。


さっそく、入店する。


店内では、先に1階の待合室で待ち、相手(お嬢)の用意が出来次第、2階の部屋に通される。


待合室で15分程待った後、2階行きになった。


2階の2つ目の部屋に入ると、そこには既に、お嬢がいた。


「こんばんは」


「あら、随分といい男ね」


女がニンマリと、嬉しそうに笑った。


万九郎が入った小部屋には、右側奥にお湯が良さそうに溜まった浴槽があり、その手前に水がバンバンに溜まったウォーターパッドが置かれている。


万九郎が座っている小さな台は、もう少し向こう側に布団が敷いてある。


万九郎と布団の間に、1人の女が、既に全裸で座っていた。


「これは・・」


とんでもなく淫靡な女であった。


この女を相手に、正気を保てる男は、普通の男ではない。


「アンタさ、普通の男じゃないでしょ?」


「うん?」


「身体能力とか洞察力とか魔力とか、あと頭もかな。ついでに顔も」


「顔がついでかよ」


「だって、ハンサムーって感じじゃないじゃん」


「まぁそれはいい。俺は、ある筋からの依頼で、ここに来た」


「何?まさか逮捕とかじゃないよね?」


「俺は警察関係者じゃない。それに、警察が動けるような証拠も、残しちゃいないだろ」


「証拠って言われても、私は客とセックスするだけだし」


「それで精力を吸い取ってるんだろ?」


「好きでやってるんじゃないわ。私は、生まれつき、こうなの」


「女らしい身体になり始めた頃、最初にお父さんが、おかしくなった。両親はどちらも関東の良家の出身で、どちらも良い大学を出てて、お父さんは若いうちから大学の教官だった。絵に描いたような幸せな家族だったのに」


「私がお風呂に入ってるときに、お父さんが入ってきて、犯そうとしたの。私は大声で叫んで、お母さんが助けてくれた。でも、それから私が寝ている時とか、とにかく1人になると襲ってくるようになって・・」


「大宮高校に入ってからは、教師や男子たちも、あからさまな目を向けるようになったわ。成長して身体が女らしくなったから。彼らは毎晩、私でオナニーしてるのが分かった。お父さんに毎晩犯されてるうちに、いろいろ人間離れしていったの、私。五感も、第六感も」


「お母さんは、離婚して家を出て行ったわ。当然よね。自分の夫が毎晩、娘とばかり寝てたんだもん。お母さんは悪いと思ったわ。でも、男の力には敵(カナ)わない」


「そのうち、今度はお父さんが、おかしくなってきたの」


「また?」


「性的じゃなくて、仕事よ。それまでは仕事については文句のつけようがない人だったのに、私とセックスを何度も、何度も、数え切れないくらいやってるちに、だんだん無気力になって、論文も書かないようになって、国立大学の教官をクビになったの」


「じゃあ収入は?」


「幸い、私立大の教授に収まって、今でも続けてるらしいわ」


「らしい?」


「家を出て一人暮らし始めたから、知らない」


「家を出た?学校は、どうしたんだ?」


「行かなくなったから、退学でしょ、きっと。勉強は簡単だったけど、性の対象になってたのと、それを妬んだ女子生徒からの嫌味にもウンザリしてたし」


「両親の実家に頼ることは、できなかったのか?」


「もう、お父さんもお母さんも、身内の人たちにも、会いたくなかった」


「一人暮らしって、金はどうした?」


「お父さんがセックスを迫るたびに、少しだけどお金を要求するようになって、それを貯めてた」


「ふぅ・・」


「どうしたの?」


「俺の両親も大概だったが、若い女の子には重すぎると思ってな」


「女の子って、私もう20歳だよ?」


「十代は若いというより幼い。失敗して当然だ。20歳になると大人というが、建前だよ、そんなもの。十分にやり直しは効く。犯罪とは無縁だから、尚更だな」


「でも、私は高校中退で中卒扱いだし、普通に働くことなんて無理。それに、男が寄ってくるし」


「今まで、関東から出たことないだろ?」


「埼玉から出たことない」


「佐世保に来いよ」


「佐世保?長崎県の?」


「ああ。あそこには、ええと名前聞いてなかったな?」


「私は真里(マリ)。高塚真里よ」


「なるほど。お固そうな名前だな。それはいいとして、真里が普通なくらい、佐世保には変人とか変態が、いっぱいいるぜ。看護婦が全員サキュバスの病院とか、人魚が経営してる飲み屋とか。俺に今回の仕事押し付けた女性も、めっちゃ偉いが、弱い人、寂しい人、悲しい人のことを理解してる。まぁ今回は、真里ことを魔族だとか勘違いてたけどな」


「魔族?なにそれ?」


「俺も会ったことはないが、何か悪い奴らしい」


「私、悪い奴じゃないよ、たぶん」


「じゃ、行くか?」


「この店は、すぐ辞めても問題ない。いっぱい客取ってきたから。でも、交通費は?」


「交通費ぐらい、その偉い人が経費で落としてくれるだろ、たぶん」


「たぶんって・・。私、テレポートできるよ」


「マジ?俺もできるが、長距離は無理だなあ。佐世保、行ったことないのに大丈夫か?」


「羽田空港から、直で大宮に来たの?」


「いや。川口にウィークリーでアパートの部屋を借りてるが・・」


「そこに行きましょ」


「それはいいが、ワンルームだぜ?」


「いいの。あなたとセックスすれば、あなたが居た佐世保の様子が分かるから」


「はぁ?そんな能力持ってるのか?」


「いつの間にか、できるようになったの。お父さんとか、ここの客たちとセックスしてるうちに」


「分かった。相変わらず女の子しちゃ重いが、俺としても女と久しくやってないし、後腐れないならOKだ」


「無いわよ。私がこれまで、どれだけの数の男とセックスしてきたと思う?」


「分かった、降参だ」


##################


そんな訳で2人は、川口のアパートまで行くことになった。


「本当に凄いんだな。透明化も飛翔も、当たり前のように熟(コナ)してる」


「あなたの方が凄い。何か強い、凄く。私は、攻撃魔法は使えないから」


という訳で、2人はあっさりと、万九郎が借りている部屋に着いた。


晩ごはんは2人とも、もう済ませてたので、その後は、やる事をやったのである。


一晩中、凄い音がしたハズだが、万九郎の防音(Noise Cancel)魔法でバッチリ!多い日も安心だ。


##################


翌日、すっかり気分が良くなった2人は、川口から佐世保までテレポートした。


その結果、万九郎はティナに、お土産を買えなかった。


「要するに東京土産でいいんでしょ?川口とか東京の方から来る人ばかりだし」


「それは、そうだな」


「だから、これとか?」


何と!真里が東京土産(東京ばな奈)を何処からか、呼び出してしまった。


「え?これって、ひょっとして無からの創造(Creatio ex Nihilo)じゃないの?」


「そんな凄いこと、私に出来る訳ないでしょ」


とにかく、佐世保に戻った後は、別邸の佳菜に事情を説明した。


その後、2人はシャルの店「魔亞❤メイド」に行き、真里は店のちーままになることが、決まった。


「あの子、相当凄いでしょ。今回は、紹介してくれたから、それなりのお金をあなたの口座に振り込んでおくわ」


ニコニコ顔のシャルである。


「さて、自宅には、どうやって帰ろうかなあ、って福岡空港に三菱パジェロ置きっぱなしだった!」


さっそく、博多方面にビューーーんと飛んでいる、万九郎なのだった。


##################


万九郎はティナとは綺麗な関係ですが、27歳の男だから、ヤるときにはヤるんです。普通でよすね。


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