雑談という名の解説

川上:という訳で解説です。

里:なにがという訳なのか良く分からんが、そういう事らしい。

川上:前回何のゲームの事か良くわからないと言われたのと、今回は具体的に名前を出しているから説明した方が無難かなという事だね。まず「バトルマスター」から行こうか。

里:マッチョな宇宙人が挑戦してくるゲームだな。……補足する。東芝EMIから発売されていたスーファミの格闘ゲームだ。以上。

川上:終ってどうする。それじゃ説明になってないって。さらに補足するとごく一部で『早すぎた名作』の異名を貰っていたりします。

 当時、1993年頃の時点で殆どなかった「前ダッシュ」「後ろダッシュ」「投げ受け身」「空中ガード」「ガードキャンセル」などが採用されていて、登場キャラクターが人間であるにも関わらず、人間離れをした動きをする(あるいは、動きしかしない)とんでもないゲームでした。

里:空中戦が熱かったな。昇竜系の技を出した後タイミングを合わせるとなぜか空中でもう一回出せたから。

川上:バグらしいんだけどね、その辺りは。曰くバグが全部『粋』な方向に転がったある意味『究極』のゲームです。

里:究極と言えば、ドラマCDも究極だったよな……。神谷明と椎名へきるが出てる気合いが抜けるようなゲームの前日話。と、椎名へきるの留守電メッセージ集。

川上:あれは、ね。実際聞かないとあの破壊力は伝わらないと思う。と、きりがないから次行こうか。

里:「バトルファンタジー」な。マイクロネットって所がメガCDで出したファンタジー対戦格闘ゲーム。魅力は、ただ一言に尽きる。『コルディ』以上。

川上:またそれで終る。それじゃ訳わからないと思うよ? え~と、戦士、エルフ、ドワーフ、コボルト、ハーピーetcとファンタジー物のお約束なキャラが出てくる訳ですが、正直グラフィック、操作性共に大味です。下手をすると同人ゲームといっても通用します。

 まともな男キャラが出てこないし。鉄兜被ってたり、仮面被ってたり、犬だったり、サイだったり。

 まあ、それはともかく、このゲームの魅力はそんな所ではなく「育てるモード」というまんまなネーミングのモードで極限まで鍛えたキャラでラスボスを必殺技削り一撃で倒せてしまう破滅的なバランスの悪さと各キャラのストリーモードのエンディングにあります。中でも。

里:コボルトのコルディのEDは最高。落ちは既に言ってしまっているので敢えて言わないけどな。

川上:「龍虎の拳」のEDを知っているとより笑えると思います。

里:次は「プリティファイター」だっけ?

川上:うん……。正式には「制服伝説プリティファイターX」とするべきかもしれないけど。

里:そだな。マリア出てくるのそっちだけだし。

 元々がスーファミでイマジニアが出した対戦格闘だった訳だけど、なぜか半年後くらいにセガサターンに移植されてキャラが増えて豪華声優陣と言う実にピンポイントなゲームにパワーアップしたんだよな。スーファミの頃からかなりピンポイントだったけどさ。

川上:で、なんでか成田さんが異常に世界征服を目指すシスター「マリア」が気に入って使い倒してたんだよね。ラスボスで隠しキャラだったのに。

里:だな、何度あの「世界は私のモノ」って勝ち台詞を聞かされたかわかんねぇし。そういや知ってるか? プレステで続編出たの。

川上:知ってる。けど話題にしたくない。

里:さよか、じゃ次行こう次。ある意味本命の「ガーディアンヒーローズ」。何かここまで来るのが異様に長かった気がするんだけど。

川上:長かったね。だからチャッチャと説明しよう。

里:トレジャーって所がセガサターンで出したRPGの要素を取り入れた横スクロールタイプのアクション・ゲーム。

 以上で終らせるのもいい加減飽きたんで真面目に解説すると最大の特徴は六人同時乱戦プレイが出来る事と、計45人のキャラが選べるって事だな。攻撃手段皆無の一般市民だと逃げ回るしかないんだけどな……。

川上:一応マルチエンディングのストーリーモードもあるんだけど、多人数集るとどうしても乱戦プレイメインになるんだよねぇ。ランダムでキャラ選ぶと

時々すごい事になるし。

里:ラスボス対一般市民とかな。どうしろっての。そういや一回、時間制限だけのバトルロイヤルで時間のカウント99にした事あったよな。

川上:あったね。「sec」じゃなくて「min」だったけど、単位が。あれも成田さんがやったんだったよねぇ……。

里:今回もやると思うか? 一時間四十分のバトルロイヤル。

川上:やるんじゃないかな、やっぱり。成田さんだし。

里:なあ、俺帰っていいか。

川上:駄目。諦めようね。もう時間だし。

里:やれやれ、しゃーない行こうか。

川上:それでは、ざっとではありますが解説と言う事で。機会がありましたらまた。

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