第14話 神々のお茶会(幕間のお話)
天界のツクヨミの私室に一柱の神が来ている。
「だ〜か〜ら〜、
「いや、説明をちゃんとしたでしょ。ウズメちゃん。私が加護を与えたら使徒となって自由に生きられなくなるって。それはトーヤ君が可哀想だね〜って納得したじゃない」
「フフーン、それであの時は誤魔化されたけど、もう私は知ってるんだからね〜。
一体誰がバラしたのかしら。私は痛む頭を抱えてしまったわ。それでも一口神泉茶を飲んでウズメちゃんに言う。
「確かにその方法もあるけれど、もしもそれが
私の問いかけにウズメちゃんが事も無げに言った。
「大丈夫よ〜。
「でも、もう一人の
「
そ、その事実は知りたくなかったわ…… 教えてくれなくても良かったのに、恨むわよウズメちゃん。
普段はあんなにも格好いいヒルコ兄様の黒歴史をこんな所で知るなんて……
でも困ったわ。私の反論を尽く潰すウズメちゃんに対抗する手立てが無いんだもの。でもね、私も意地悪でトーヤ君に加護を与えないって言ってるのではないの。ウズメちゃんの与えた加護が強力過ぎて、私まで加護を与えてしまったらきっとトーヤ君が傲慢な鼻持ちならない性格に変わってしまうと思ったからなのよ。
そう、強力過ぎるのよ、ウズメちゃん!!
何よ、【道具箱】ってっ!! ありとあらゆる物が入っていて、その上に空き容量が
コレが兄達にバレたら私まで怒られるんだからね…… それも一万年や十万年じゃ許されないんだから…… ハァ〜、友達ではあるけどウズメちゃんにはいつも振り回されるわ……
天界の私室で、アメノウズメとお茶会をしながらも
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