EP.10 /情愛-リメンバー-
フラッカーズの居宅である東京は葛飾柴又の江戸川の堤防沿いにある千里邸には重たい雰囲気が漂っていた。
蠍男の攻撃によって毒を受けて熱と激痛に苛まれている春樹と一久の姿を見ていては誰も明るく振る舞うことはできなかった。
「酷い有り様だな」
春樹と一久の容態を診て深いため息を交えながら千里大助は言った。大助はE.M.Cの総司令官であり春樹の実父であるが、表向きは町の開業医である。医者としての腕前と評判は上々である。
春樹と一久は千里邸に運び込まれると大助が診療所にしている離れに移されて毒の治療をうけていた。
「義父さん二人は大丈夫なの?」
春樹と一久に付き添ってきていた理沙が訊ねる。
「解毒剤を打ったから良くはなるが回復するのには時間がかかるね」
春樹と一久の顔を見下ろして大助が言う。
蠍男のアジトから春樹達が引き上げてから綾の身柄は彼女の実家に移されていた。しかし気を失っていて何も覚えていなかったので、蠍男の正体が駿介であることは綾には伏せられていた。駿介の件を綾に伝えなかったのは蠍男の毒の侵されて熱にうなされながらも譫言で一久が「言っちゃならねぇ」と繰り返していたからであった。
EMCの甲虫機甲隊の隊員と百獣騎兵隊の隊員により選抜された隊員によって一久が倒れた後の綾の警護が行われていた。その警護中にも関わらず綾からの強い要望もあって堂々と蠍男である駿介は綾の送り迎えをしたり連れだって買い物や食事に出かけていた。
一久と春樹が倒れてからE.M.Cの諜報部である隠密組が三度に渡って駿介の暗殺を謀ったが全て失敗に終わっていた。
綾との外出を終えて荻窪の自宅に帰宅すると駿介は書斎に隠してある通信機を取り出した。書斎のデスクに通信機を置いて椅子に腰をかけるとデスクライトを点けた。
通信機のスイッチを押すと通信機が起動して嗄れた男の声が発せられた。
「蠍男よ。計画の進捗はどうだ」
「順調であります総統。三日後に佐嶋幹事長代行を交えて会食をすることになりました。その席で奴を家族もろとも皆殺しにしてやります」
「よろしい。佐嶋一家の暗殺を契機にして計画は第一段階を完了する。くれぐれも失敗の無いようにな」
「心しております総統。全ては我らが同胞の為に」
「うむ、期待しているぞ蠍男」
通信が終わると駿介は通信機を戸棚にしまい込んだ。
「あと少しだ。三日後に俺の復讐は終わる」
蠍男となり復讐の道に足を踏いれてから組織の命令に従いながら要人の暗殺を駿介は続けていた。その渦中で佐嶋幹事長代行に対する憎しみが尽きる事はなかった。
駿介の復讐は三年前のグランプリレースまで遡る。駿介は前方を走る車両の転倒に巻き込まれてコースに身を放り出された。その直後に後続の車両が立て続けに転倒して駿介の体に車体が叩きつけられた。一命は取り留めたが全身不随となってしまいレーサーとしての生命を完全に絶たれてしまった。それから駿介は失意の日々を過ごしていた。
この時期に駿介を見舞った人間は二人いた。一人は一久である。そしてもう一人は駿介の体を機械化した技師である。駿介は体を機械化する事によって再び立ち上がる事ができた。レーサーとしての復帰を目指す中で事故が賭博の為に仕組まれた事であるのを知った。その中心にいた人物こそが佐嶋であったのだ。
復讐の終わる時に駿介自身が見るであろう佐嶋の絶望しきった顔を想像すると駿介は気が高まるのを押さえきれずに身悶えしていた。
「ずいぶんと機嫌がいいじゃないか」
佐嶋隆信は綾に言った。
「そうですよ。なにせ彼氏ができたんですらね」
綾の実母である美智子が言う。
佐嶋家は隆信から数えて四代前の佐嶋昭吾が政界に入って以来、政府の要職を歴任した門閥である。隆信の父である浩一が子供の頃までは手厳しい英才教育を施す事でも有名であったが時代の流れを感じて浩一が隆信を授かってからは話題にあがる程の苛烈な教育は成されなくなった。隆信も父・浩一の気質を受け継いで一人娘の綾には威厳と愛情を持って接していた。
「そうだったな。そんなに今度の会食が楽しみか」
笑みを浮かべて隆信が言う。
「お父様には反対されるかと思っていましたから」
「何を言うか。お前が選んだ青年じゃないか」
綾の目を見据えてえくぼを深くした微笑みを浮かべて隆信が言う。
家に帰ってからは大学の講義と友人との会話しか話題にせずにいて年頃だと言うのに学業に勤しんで遊びもしないし着飾りもしない愛娘の姿を見て自身の考えと愛情が有り余って箱入り娘も同然に綾を育ててしまったのではと近頃、不安に思っていた隆信には駿介という勇気ある好青年の登場は喜ばしくあった。綾から初めて俊介の事を聞いた隆信は驚きと疑いを抱きつつあったが綾に対する献身ぶりと未知の敵に対する勇敢な振る舞いを知ってからは疑いは消え失せていた。
しみじみとしている隆信を見て美智子が、
「お父様はね明後日が楽しみで仕方がないのよ。今朝だってお出かけになる前に今日は何日だったかねと言うのよ。それで答えてあげると、あと三日かといって残念そうにして出て行くのよ」
と言って奥ゆかしく笑った。
「おまえ、よしてくれよ」
照れくさそうにはにかんで隆信が言った。
俊介が自らの陰謀の成就を確信して狂喜しているのを佐嶋家の人々は知りもしない。そして俊介の陰謀と佐嶋家の喜びの狭間で苦悶する一久の胸中も当然のごとく知らないのである。
千里邸でメイドをしている二三は玄関から大きな物音を聞きつけて大急ぎで駆けつけた。ニ三が玄関に来ると一久が悶絶していた。執事の一八と給仕の雪を呼んで三人がかりで足を玄関の外に向ける一久を無理矢理、一久の部屋へと押し戻した。
押さえ込まれている一久は、
「行かしてくれぇ」
と力の入らない体をよじって抵抗するばかりである。
毒の影響が和らいでなんとか体を起こせる程度に回復してから、隙が有れば一久は着替えて外に出ようと試みていた。最初は自室で倒れて襖を突き破り隣の春樹の部屋になだれ込んだ。その次は縁側の引き戸に倒れ込んだ。そして今回は玄関で倒れていたのである。
一夜達が一久を押さえているうちにアリアがやってきて一久に鎮静剤を打った。この鎮静剤の量も毒からの回復に反比例して多くなっていた。
「これじゃ、鎮静剤で中毒をおこしてしまうわ」
大人しくなった一久を横目にアリアが言う。
「しかし一久さんは昨日よりも回復しています。我々でも押さえ切れませんよ」
一夜が言う。
「あと三日の辛抱よ。そうすれば事件は決着する」
雪が重々しく言う。
「それで一久さんは治まるのでしょうか」
ニ三が物鬱気に言う。
「治めてもらうしかないわね」
アリアが言うと一同は重たく押し黙った。
アリア達が去ると一久は身をよじって布団を抜け出した。主庭側の縁側に腹這いになって出ると引き戸の影に触れた。能力を使って一久は影の中へと潜り込んだ。引き戸から家財道具の影を伝っていき、やがて報告の為に千里邸を訪れていたE.M.Cの参謀部の隊員の影に潜り込んだ。
参謀部の隊員は千里邸の二階にある大助とアリアの居室を訪れた。隊員が部屋に入ると窓際に置かれた座卓に向かっている大助の姿があった。
「報告に参りました司令官」
隊員が呼びかけると大助は隊員の方へと向き直った。
「聞こう」
「本日の警護ですが敵の襲撃は有りませんでした。また三日後の会食は予定通りに浅草の味野屋で十七時から行われます」
「会食の部屋も個室のままか」
「その点も変更ありません」
「やはり仕掛けるとすればそこだろうな。こちらの仕込みはできているな」
「すでに隠密隊の第五分隊が潜入して手はずを整えています」
「わかった。こちらの動きにも変更はない」
「承知いたしました」
大助に敬礼をして隊員が部屋を出ようとした時に「少し待て」と大助が呼び止めた。
背筋をピンと張って唐突に呼び止められた驚きを隠せずに隊員は大助の方へと向き直った。
「何か気になるのか」
和やかな笑みを浮かべて大助が言う。
少し言いよどんでから隊員は答えた。
「一久さんには酷だなと」
隊員の言葉は任務に関わる隊員達が思っていた事だった。蠍男の正体と一久の関係性は任務に関わる隊員達に周知されていて誰もが一久の立場に胸を痛めていた。特に一久に代わって綾の警護を担った隊員達は綾と俊介の睦まじい姿を遠くから見届ける内に一久への同情の念を増していた。
「そうだな。俺たちが側から見ていたら酷なもんかも知れないな」
そう切り出して隊員の足下に大助は目を向けた。
「あいつは伊達な奴だ。人から辛いだろうと思われるよりも残酷な事をやってのける男だ。今の一久を見て酷だと思うなら、もっと残酷な事が起こると心しておけよ」
隊員の足下の影を鋭い目つきで大助は見据えて言った。
参謀部の隊員は大助の言葉を聞くと気を引き締めて「そのような事態は決して起こさせはしません」と答えると足早に部屋を出て行った。
去る参謀部の隊員の影の中で一久は親友への闘志をたぎらせせていた。
(なんとしても俺の手で決着をつけてやる)
親友を自らの手で殺める覚悟を決めて一久は影を伝って寝床へと戻って行った。
それから三日の間に一久が寝床を這いだす事は無かった。毒によって低減していたと思われる食欲が回復したのか毎食を勢いよく平らげていた。この一久の姿にフラッカーズと千里邸の一同は回復を喜ぶべきなのか大助の言う残酷な事への前触れと思うべきなのかと戸惑わせる事になっていた。しかし誰もが一久の振る舞いを静かに見守る他になす術を持ち合わせていなかった。
そして三日が過ぎた。浅草寺周辺は日を選ばず観光客で賑わっていた。その観光客に扮してE.M.Cの隊員達が会食の行われる味野屋に集結していた。
第二次関東震災後の浅草はかつての観光地としての面影は再建された浅草寺と仲見世商店街・花やしき等がある程度で、周辺一帯は再開発によって建設された小綺麗なビルと開放的な白い石畳の遊歩道が整備されていた。
味野屋は文久三年は江戸幕府の治世が終わりかけている頃に浅草に店を開いた。以来、天災と戦災に見舞われながらも脈々と営業が続けられてきたのである。第二次関東
震災の際に三代目の店舗が倒壊してしまった際にが四代目の地上五階建てのビル店舗へと立て替えられた。
味野屋に集結したE.M.Cの隊員達は一階の会議室と二階の宴会場に陣取っていた。春樹と芸姑に扮した理沙とアリアが味野屋にやってきた。
「良いのですか春樹さん」
囁くようにして連絡要員を担っている隊員が春樹に訊ねた。
「俺とカズを昏倒させる猛毒を持っている敵だぞ。事が起こるのが分かりきっていて最前線に出ない訳にもいかないだろ」
「それはそうですが敵の毒物への対抗策も万全で今のような大がかりな動きになっている。そこにフラッカーズが加わるのは大げさかと」
「大げさだな。今回は俺たちで決着をつけたいんだ」
「一久さんの事ですか」
「そうだ。奴に代わって俺たちがやる。確実に俺たちの手で仕留めなければならんが、その為には皆の協力がいる訳だ。頼みますよ」
隊員の肩を叩いて春樹は別の場所に立ち去った。
春樹が立てた作戦は芸姑に扮した理沙とアリアを会食の場に潜り込ませて警護をさせ事が起こると同時に隣の部屋に控えている春樹と真理が踏み込んで蠍男を撃退するというものであった。
春樹たちの準備は滞りなく進んで後は待ちかまえるだけになった。
銀座線の浅草駅の改札を抜けてきた駿介を見つけると綾は足早に駆け寄った。
「そんなに急がなくても良いでしょうに」
駆け寄った綾の肩に柔らかな手つきで触れて駿介は言った。
「そうですよね。けれども今日が待ちどうしくて私ったらつい・・・・・・」
駿介の目を見つめると綾は照れくさそうに言った。
「お父様とお母様が待っているわ」
駿介に向かって明るい笑顔を見せて言うと綾は俊介の腕を引いた。
味野屋に向かう道中では綾はずっと喋り続けていた。
綾の姿を見て緊張しているの駿介は察していた。顔の表情は綾に連れられて笑ってはいたが内心は冷ややかであった。
(なにを浮かれているんだこの女は)
綾の事を俊介はそう思っていた。
駿介と綾が味野屋の入り口の前にやって来ると自身に向けられた殺気を駿介は感じた。
(やはり来たか)
駿助は高まる気持ちを抑えて立ち止まった。
一人の男が駿介と綾の前に立ちふさがった。
「あら、一久さん」
綾が立ちふさがった男に向かって言った。
「どうって事じゃありませんよ。親御さんがお持ちかねですから早く行ってください」
駿介への怒気を抑えて柔らかな声で一久は綾に言った。
さっきまでの明るい表情は消えて不安に満ちた顔つきで綾は一久を見た。
そして銃声が響いた。
駿介の腹部を弾丸が穿った。撃たれた勢いのまま駿介はうつ伏せに倒れた。
銃声を耳にして春樹は部屋を飛び出した。階段を駆け下りて味野屋の入り口へと出ると、うつ伏せになっている駿介の姿が目に入った。
「カズ!」
駿介の傍らにひざまずいている一久を見つけると一久に向かって春樹は声を張って呼びかけた。
春樹の声に気がつくとゆっくりと立ち上がって春樹の方に向かって一久は歩いてきた。
「カズお前」
真っ青な一久の顔を見て春樹は一久が駿介を撃ったのだと確信した。
「俺じゃない」
声を震わせて一久が言った。
春樹は倒れた駿介から入り口に向かって見渡すと拳銃を持ったままへたり込んでいる綾の姿があった。
綾の姿を見て春樹の顔から血の気が一気に無くなった。駿介を撃ったのは綾で間違いが無いのを確信したからだ。
駿介の体が次第に塵に変わって跡形もなく消え去った。
余りにも残酷な決着に春樹は言葉を失って立ち尽くす事しかできなかった。
飛び出した春樹を追いかけて来たE.M.Cの面々が駆けつけると春樹は我に返って「綾さんを個室に連れて行ってくれ」と指示を出して控えていた部屋へと戻って行った。
真理に抱き起こされて綾は二階の個室へと連れて行かれた。
部屋に着くと綾は「なんとなく分かっていたんです」と呟いた。
「いつ気がついたの」
真理が訊ねた。
「お店の入り口で一久さんが来たときに確信しました。そうなんっだって。だから警護の人に持たしてもらっていた銃で撃ったんです」
「これから事情を伺いますから後から来た人に同じ話をしてくださいますね」
真理が言うと綾は静かに頷いた。
それから隠密隊の担当者がやってきて綾に事情を訊ねた。
綾が駿介の正体を疑い始めていたのは駿介の家で二度目の襲撃を受けた時であった。その日に戸締まりをしたのは綾であったが襲われた時には家の戸の鍵が開いていたのを不振に感じていたからであった。
「それから一久さんが倒れて駿介さんの様子が少し変わりました。今まであった緊張感というか、振る舞いに余裕が見えたのが気になりました。今思えば私を確実に殺せると思っていたのでしょう」
「そこまで分かっていて我々に知らせなかったのは何故ですか」
「愛していたからでしょう。護身用に拳銃を渡されたときに私の手で決着をつけなければと思いました」
隠密隊の隊員の質問に綾は淡々と答えていた。
綾が事情を聞かれている部屋と襖を隔てた一つ隣の部屋に綾の両親と春樹が居た。綾の両親は憔悴しきっていた。
「娘はどうなるんでしょうか」
春樹に真っ青な顔色で隆信が訊ねた。
「今回は状況が特殊ですので罪には問われないでしょう」
春樹が答えた。
「そうですか。せめて狙われたのが私であれば良かったのに。恨まれることであれば幾つでもあるのに」
ため息混じりに隆信が言う。
気落ちしきっている綾の両親の姿を見て春樹は立場からくる不幸を改めて感じ取った。
(人の親であるからか)
春樹はそう思って襖越しに綾の話に耳を傾けた。
その後、駿介の自宅に隠密隊が向かって情報を集めようとしたが駿介の自宅は何者かによって焼き払われた後であった。駿介の生きた痕跡は亡骸も含めて抹消されていた。
駿介は行方無名として書面上は処理された。
「酷いものね」
千里邸の縁側で傍らにいる春樹に理沙は呟いた。
「形見もなければ弔うこともならないからな」
手にした湯飲みを縁側に置いて春樹は言った。
「ずいぶんと他人事ね」
「お前だってそうだろ。俺たちは綾さんを蠍男から守りきった。任務をまっとうしたんだ。俺たちには任務を達成した喜び以外は感じようがないのさ」
玄関の戸が開いて一久が出先から帰ってきた。縁側に入って春樹と理沙の姿を見た一久は苦笑して「ジジババみたいに老け込むには早くねぇか」と言いながら春樹の隣に座った。
「婆とは失敬な」
むくれながら理沙が言う。
「早いって言ったはずだぜ」
一久がえくぼを深くして言う。
「からかってやるなよ」
春樹が笑いながら言う。
「ハルよ、俺は何があろうがやるぜ」
ギラリとした視線を向けて一久は言った。
「言われなくともよ」
不適に笑って春樹が答えた。
ニ三が一久の分の茶と煎餅を持ってくると一久は煎餅を荒っぽくかじり茶を飲み干した。
事件の後、綾は勉学にうちこみ父親の地盤を引き継いで政治家となった。父と同様に政府の要職を歴任しながら政務に勤めていた。そして政務に勤めながらも二人の養子を育て上げて自分の地盤を引き継がせ、政界を引退してからは出家して尼となって余生を過ごした。尼になってから直ぐに綾は駿介の墓を建て、その墓を大切に守りながら生涯を終えた。
綾の護る墓に一久は毎年、訪れていたが綾とは亡くなるまで会うことはなかった。
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