再会

 ここがどこなのか、明確に書かれた標識や看板がないから全くわからないが、雰囲気的には日本であると推測できる。


 だが、僕以外が骸骨だから、誰が誰だか判断できず、外に出てもただ恐怖しかない。

 突然話しかけられてもおどおどして終わりだ。


 しかし、僕はこの世界を、探索するのが好きだった。歩いて、歩いて、歩いて、もっと歩いて。

 骸骨以外の誰かに会えるかもしれないと、不明確な誰かを求めて、探索に出るのだった。


 例えば犬に会った。昔、僕が飼っていたチワワだ。他の動物は骨であるのに対し、チワワはちゃんとだった。


 そして今日。新たな再会。

 骸骨だらけの学校に、姿勢を正したかつてのが座っていた。

 彼もまた、だった。

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