第24話 なろう小説とは貴種流離譚
例外はあるものの、なろう小説とは、ストレスフリーでハーレムでウハウハなのが特徴なようです。
他に異世界恋愛の悪役令嬢や、契約結婚なども人気があり、聖女ものなども有名です。
小説のモチーフとしては、現代における
ちなみに、貴種流離譚とは、不遇な状態にある尊い生まれや特別な生まれである主人公が、立身出世を果たし、幸福を
ついでに、似ているところで、シンデレラストーリーがあり、これは、不遇あるいは、多少貧しい状態にある主人公が、権力や地位、お金などがある相手から見いだされて愛され幸福になっていく話で、貴種流離譚と同じく、始まりは不遇なようです。
日本における玉の輿と一緒ですね。
このシンデレラストーリーも男女共に人気があり、男主人公なら相手は公爵令嬢、王女が登場し、女主人公なら、公爵令息、王子などが入り乱れ、主人公の味方となり、強力なバックアップをしていきます。
注意点としては、あまりに強い鬱展開や、長く続く鬱展開、バッドエンドなどは好まれないようで、サクサクと進む話に、キャラクターとしてのモフモフや、精霊、スローライフなども人気があり、ざまぁ(ライバル、もしくは主人公をいじめた者たちが不幸になること)があるとさらに良いようです。
私の書いていたなろう小説でも、ざまぁ回にはいいねがビックリするぐらい多く付いていました。
多分読者が読んでいて、感情移入(読んでいて、主人公と同様の気持ちになること)したときにほっこりしたり、スカッとするのが良いのでしょう。
これらを踏まえて、なろう小説などは、現代における一服の清涼剤、ストレス解消の便利でお手軽なツールであり、消耗品の一種だと感じます。
なぜ消耗品だと思うのかの理由は、同じような作品なのに、いまだに似たような作品が発行され、ある一定のレベルで、売れているようだからです(同じ作品を何度も読み繰り返すだけでは満足せず、次から次へと購入されるので消耗品、あるいは依存かと)。
誰かもネットに書いていましたが、金太郎飴のように次々と同じテーマの作品が……何番煎じか? と思うような、似通った作品がネットで大量に書かれています。
しかもなろう小説は、ランキングが高く、人気もあるんですよね。とはいえ、私も難しい現代社会をモチーフにした作品よりも、分かりやすい起承転結のあるなろう小説に手がのびます。
最後がわかっているから、楽なんですよね(水戸黄門?)。
ストレスの多い現代社会になんでわざわざ疲れるような作品を読まなければならないのか、そんな時間があったら……といったところでしょう。面倒なことは、回避したい方もいますしね。
読者も同じです。
始めは主人公が不幸でも読むことを、頑張れます(初めて読む作品には、新鮮な気持ちですから)。途中でも、多少は主人公が不幸でもアクセントなので、頑張れます。ですが、最後は勘弁してください。最後は主人公を幸福に、これが、現代社会に望まれる小説の実態なのかもしれません。
コンテストなどの公募では、真新しい他に
一作目には尖った作品でも、二作目には「売れる作品を……」と編集さんから望まれるかもしれませんので、参考までにこうしたなろう小説の実態や、小説作成への知識は頭の片隅に置いておくほうがいいのかもしれません。ちなみに、ネット小説は地の文(詳しい説明文など)が少なくても構いませんが、本にした場合を考え、書籍化を目指しているなら、地の文は少し多めにしたほうが良いかもしれません。
本がスカスカすぎると、
長野県には、松本を中心に作られる「からしいなり」があります。いなりのお
これを普通のいなりと一緒に作ると、二種類のいなりが出来上がります。
簡単ながら立派な食事にもなり、私はこれが入ったお弁当の時には嬉しいです。
チューブタイプの和がらしなどがあると簡単に作れるので、柚子や、黒糖のいなりより楽に作れ、裏返しにされているので、からし入りがどれかかもすぐにわかります。
強く塗りすぎると、辛いのでほどほど(私は薄く塗る)が良いようです。
からしいなり、おすすめです。
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