第28話 松本市
最近松本に行くことが出来なかったので、少し昔の情報です。一応、行ってあらためて書こうと思っていましたが、色々ありまして行けませんでした……ごめんなさい。
松本市と言えば国宝松本城。
正月には松本城の開門式があったのですが(松本城の無料開放)、今は一月三日に行われているようです。先着順ですが、記念品などのプレゼントもあり(私が行った時には城主の家紋ピンバッチ、もちろん行列に並ぶ)、太鼓の音なども華やかに、市長の挨拶もあり、賑やかで楽しかった思い出があります。
また、一月十一日には上杉謙信が武田信玄に塩を送った際に松本に塩が届いた日として、その日近くの土日には、松本あめ市が開催されるので、飴の屋台や様々なイベントがあり、こちらも華やかです。私はこうした時には、
寒いですが、こんなイベント時に松本を観光をすると、飲食店などのお店は混んでいますが、珍しい光景が見ることが出来て、お得に旅をした気分になるので、おすすめです。
松本はレトロな店も多く、観光をしているとノスタルジックな気分になります。また、長野県民のなかでもここは商売人が多く、商売に関してはがっちりしている場所なので長く続いた老舗が多い気がします。
駅近くの珈琲美学アベのモカクリームオーレや、二階に店舗がある喫茶店の翁堂駅前店では、昔流行ったバタークリームで出来たチョコレートのタヌキケーキや、ちょっと遠くにある予約しないと買うことが出来ない元祖牛乳パン(長野県民のソウルフード)の小松パン店に、中央通りから外れているが特徴的な太麺焼きそばのたけしや西堀店(甘めのソース味)等々。
そんな中でも、今回紹介するのが、和風民芸調のおでんで有名なしづかです。ここは、高級ではありませんが、高価格帯の居酒屋で、全てのお値段が基本的にお高いです。おでん一皿千百円(おでんの内容量は、七百円程度の物)……ランチのおでん定食は九百九十円なのですが(平日限定)、ランチの定食だと、おでんの量が少ないので、単品のおでんを頼むほうが満足感は高いかもしれません。焼き鳥は普通。馬刺しがおいしいそうですが、私自身が馬刺しに興味が無く、頼んだことがないのでわからないです。でも、まぁ、わざわざ松本まで来て、おいしくない物を食べるくらいなら、ちょっとぐらいお金を出してもおいしい物を食べたほうがいいので、少しぐらいの不満は我慢して、ここはおでんを注文します、ここのおでんは良い出汁で煮ているので、私好みです。
その代わりに節約として、松本は城下町なので、侵入者を阻止する為に、道路がごちゃごちゃしていて、一方通行も多く、私が松本に来る時には、運転が大変な自動車でなく(松本における地域住民の自動車の運転では松本走りと呼ばれるほど、曲がる直前になってウィンカーを出すなどとても荒く、危険なようです)、電車の特別お得な往復切符で長野市から松本まで遊びに来るので、一応金銭的には、トントンになります(時間がかかるのが面倒だったらそこに特急券も追加して購入します)。
あとは、喫茶店併設ではないですが、有名なケーキ店として、松本にはマサムラという店があり、ここには、サブレにホワイトチョコレートのクリームが挟まったちょっとお高いお土産として人気のある天守石垣サブレもありますが(クリームはセブンイレブンのシュガーバターの木のミルキーショコラのクリームに似ていて、サブレはクリームの水分を吸って少ししっとりしています)、ここはやっぱり、この店のイチオシベビーシュークリームがおすすめです。
ここのベビーシュークリームは、カスタードクリームと生クリームを合わせたクリームが、小ぶりで柔らかなシュー生地に包まれた物で、パクパクとついつい夢中になり、食べ過ぎてしまう魔法みたいなシュークリームで、私はこれを六個ぐらいなら簡単に食べてしまいます。注意点として、時間の経った物は、下のシュー生地がクリームの水分を吸ってぐちゃぐちゃとなり、食感が良くないので、早めに食べることがおすすめで、どちらかというと大人向けの本格的なシュークリームに慣れた方には物足りないかもしれませんが、子供舌の甘くて柔らかい物が好みの方には、ここのシュークリームは好まれるのかもしれません。
もっと手軽でお値打ちなお土産が欲しいよ、という方には小林製菓の銘菓あずさというスポンジにホワイトチョコレートがかけられ、スライスアーモンドのアクセントのついた甘いお菓子が松本駅併設のビル、ミドリの四階に売られているので、そちらもおすすめです。昔からあるのと、柔らかいので、ご年配にも人気があります。
松本は、なかなか良い飲食店や、お菓子屋さんが揃っています。
以前紹介した長野東急百貨店(お土産)の開運堂も本店がここにあり、ここで購入した生の真味糖を食べたことがありますが、普通の真味糖と違いがよくわかりませんでした。昔はここのソフトクリームのロボットにつられて、時々ソフトクリームを購入しましたが、昔からあるので、最新のロボットと違って機械的でカクカクしていて面白いです。その日によって味が違うので、珍しいソフトクリームの味だと、それもご縁で嬉しく感じます。
小説を書く、もう何でもいいや、書ければいいや、いや、書けないよ……スランプか? これは、なんだろう。聖女ものが五話でつまずいたので、BLを書く、無理して一万字を一日で書いたら、燃え尽きた。もう、書く気になれない。
しょせん、私なんか駄目人間さ、フゥー。
うーん、お手上げ……しょんぼり。
とりあえず、お酒を飲む。
上田市の岡崎酒造の店舗限定販売の酒米が
この岡崎酒造は、長野の酒蔵では、ナンバーワンとのことでわざわざ現地に行き購入してみたが、最初、口に合わなくて、真澄のあらばしりの方が好きだと思ったけど、しばらくしたら、はじめにあったほのかなガス感がなくなって、かなり甘口で酸味のあるフルーティーなスパークリングワインみたいな女子ウケする感じがなくなり(ここは女性杜氏で有名、この系統の味が最近の流行りなのだろうか?)、普通に飲みやすくなったのが嬉しい。
それでも、私は真澄のあらばしりの方が好きだけど、ここは、毎月違う
人気があるんだなぁ。
いつかまた行こうかな……ここのお酒は、長野県の品評会でも賞をとっているし、今度は違う酒米のお酒が欲しいかも、しかし、完売だったけど720mlで純米大吟醸六千六百円は少し高いかなぁ、特別な時に……ってなりそうです。
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