第21話 小諸市

 小諸市と言えば懐古園。

 懐古園には、なつかしの島崎藤村記念館や、動物園、遊園地などがここにはあるが、小諸市に私が通うのは、みつばちという小さな甘味処があるから……懐古園は? と聞かれたら、一度目は楽しかったが、何度も通うのは……と思う。とにかく歩き回った思い出があり、うーん、という感じで、人力車の車夫がお客さんに草笛を吹いているのを見たりしながら、園内を散策し、懐古園で暇を潰していたというのが実際のところで、自分はあまりこういう所にはあまり縁が無かったので、やっぱり神社や寺の方が好きだということを理解した、という結果になった。

 みつばちはあんみつをはじめとした、パフェやいなり寿司、カレーうどんなどがあり、あんみつの寒天、あんこなどが手作りで値段も安いのにフルーツがたくさん載っているので女性や子供に人気があり、いつもお客さんがいる店である。

 駐車場は無いので、西にある有料駐車場で百円を支払い、ここに食べに来ているが、注文は紙に書き、あんみつなどは、黒蜜か白蜜が選べる。

 私が好きなのは、白玉クリームあんずあんみつで、干した杏を柔らかく戻し、甘くした物が載っているあんみつで、これをいなり寿司やカレーうどんの後に食べる事が多い。

 お持ち帰りも出来るので、たまにはいなり寿司やあんみつをお持ち帰りにして、家で楽しむ事もあるが、持ち帰りにすると、若干、あんみつの寒天が少なくなった気がするのであまり頼まない。 

 値上げはしないが、ステルス値上げとして、最近、寒天の量が以前よりも少なくなった、残念。

 今日、朝目覚めた時、私のなろうの作品がありきたりだと思っていたら、脳内で「蟻来たり」と変換された。おやじギャグと思い、ネットで調べると同じことを考えた方がネットにあげていて、ややショックを受けた。文章になるとダメージが大きい。

 私自身疲れているんだな、と思ったが、作品について考えると、ややマンネリ化していて、この私の書く小説を読んでいる人は本当に面白いと思って読んでくれているのかな? と、疑問に思う。文字数は二十六万字以上を書いているので、それなりに長いが、まだ、終わりそうにない。

 長編を書くつもりであったが、どこまで書けばいいのだろう? 主人公が結婚するまでは書こうと思っていたが、自信が無い。

 とりあえず、カクヨムの短編をどうしよう、本当に書けるのだろうか?

 エンタメ作品としても何を書けばいいのか、ファンタジー? 恋愛? そして、内容は……一万字以内だから、コンパクトにまとめないと。

 カクヨムはなろうと違ってサークル活動みたいなので、色々自主企画があって面白いし、近況など読んでいても、それぞれが違う内容だけどほのぼのしていて可愛い。

 コーヒーを飲んで、なろうの作品を書いてゆく、どちらかというと私自身ネガティブなところもあるので、純粋には創作が楽しめない、書いているうちに、あと三日分ぐらいのストックを書かなくては、というプレッシャーを感じて、気分が萎える。ストックがないと、それもまた精神的に追いつめられたような気がするので、嫌だ。

 最近、少し前に風邪になっていたので、ストックが少なくなった、淋しい。文章を量産出来るタイプではないので、中山七里先生がうらやましい。先生、エッセイ本をまた出して欲しいな、新作のエッセイ本が読みたい。コツコツと、カクヨムとなろうで気に入ったエッセイを探しながら、活字中毒とまではいかないが、活字マニアとも言うべき私は、とりあえず何か読まないとなんとなく精神的に落ち込むので、気晴らしにヤフーニュースを見る。地元にもある全国展開のチェーン店の新商品の告知などに興味を持ち、少しだけホッとする。

 ちなみに、小諸市には、丸山珈琲もあるが、ほぼ軽井沢に近く、なかなかに遠い、だけどここの店員さんは珈琲のアドバイスが出来るので、好みの珈琲を探してもらうことが出来る。

 フレンチプレスでのシングルオリジンコーヒーを飲む、凄く好きな味をチョイスしてもらえた。


 お兄さん、ありがとう。

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