第11話 ラーメンほし乃(無期限休業予定)、生アイスふるフル

 地元雑誌とコラボのラーメンを食べに行く。ほし乃の隣の有料駐車場に車を停める。店は小さく、営業時間前に来たのに行列がある。

 ここは昔のかん水で作られた黄色い縮れ麺ではなく、流行りのストレートな自家製麺で作られたおしゃれな中華蕎麦を出す。

 今回は雑誌とコラボした、期間限定品、鱧と松茸のラーメンをいただく、ちなみに同じオーナーの麒麟児では鴨と松茸だそうだ、どちらもおいしそう。

 数量限定二十食。お値段二千円、ちょっと高いが前に限定品のラーメンを食べた時に満足したので、お金を支払うことに迷いは無い。

 カウンターで、ご主人が作るラーメンを眺める。麺を冷やして、渋い器にそれを綺麗に盛り付けると、トッピングのごぼうやチャーシューを飾る。少し待つと、私の前に麺の入った器と、指先よりちょっと大きいほどの松茸が三片入ったつけ汁が用意された。

 いざ、実食。

 旨い……今時のラーメンって、こういう感じだよね、と思う。カラカラに乾いたごぼうが邪魔かな? と思ったが、いいアクセントでもある。途中、ご主人から味変の為のホタテのスープを渡される。三つ葉が入った上品そうなスープである。もちろん、元のスープに割り入れて食べる。うーん、よくわからない、味が繊細過ぎて凡人には、塩分濃度が下がったのかな? としかわからなくて残念だ。でも、旨い。

 ラーメンを堪能し、奥の扉から出る。駐車場代三百円。ラーメン一杯二千円、だけど、この味ならと、満足して帰る。

 

 カクヨムを読んで気分転換しようとしたが、うーん、カクヨムの検索では、作者名では検索出来ないらしい(現在では、検索しやすいようになっている)、探している作家の名前が出ない、残念。私もシステムエンジニアでもないからわからないけど、きっとユーザー名での検索が難しいんだろうなと思う。それとも、私の検索のやり方がおかしいのか? 仕方ないので、エッセイを頑張って書く。

 

 長野市の郊外にある住宅街の中に、生アイスの店ふるフルがある。

 ここは全国ネットのテレビ局で放送された店で、ヘーゼルナッツを栽培し、ジェラートにしている店だ。私が好きなのは、はちみつヨーグルトで、蜂蜜は、長野市から北に位置する飯綱町の養蜂家が採取したもので、ここのアイス店は基本的に地産地消をしている。フルーツを使った物もさっぱりしていておすすめで、夏には、とうもろこし(信濃町ゴールドラッシュ)などもある。ヘーゼルナッツやヘーゼルナッツのチョコレートなども食べたが、個人的な好みであまり合わなく、ジェラートはさっぱりした酸味のある物が好きなので、ここでは甘いことが中心のジェラートは選ばないことが多い。夏などは駐車場がいっぱいになることも多く、人気のある店なので、来る時間にも注意が必要となる。


 ちなみに、長野でのヘーゼルナッツの収穫は、八月下旬から九月、十月とのこと、食用にするには、ナッツを干す期間も必要なので、新しいヘーゼルナッツのアイスは十二月には食べられるとのことだそうだ。一応、こちらでの採れたてのヘーゼルナッツのアイスが食べたい方は参考にしてください。


 私は、小説を書きながら夢想する。完結したらホッとするんだろうな、と。今は無理でもいつかは終わるはずで、その時には、少し寂しくなるのかもしれない。今は重荷、話の展開を繋げることが大変。読んでいる時には、責任がないので、ストレス無くぼんやりしていられるが、書くとなると、自分もネット小説で更新を待っていたことがあるので、誰かに待っていられたら、と思い、ついつい書いてしまう。

 自分としては、書けるかどうかもわからない綱渡り状態の不安しかない状態で書いているので、本気で、中山七里先生のように、一ヶ月六百枚~七百枚とか書いてみたいよなー、と真剣に思う。やっぱり作家になる人は特別で、凡人には無理だな、と反省するが、書き出してしまったので、しょうがない。一週間で、七千五百字ぐらいをポチポチ書いている。

 書いているうちに、ネガティブな思いが付きまとい、これでは、精神を病む人間が出るのも仕方ないな、と思いながら、ネット小説界で細々と生息し、いつまで続くのかと、戸惑っているのも事実。

 まぁ、無理せず、ぼちぼち頑張りたい。鬼平の続きが読みたい。まぁ、無理だけど……。


 残念なお知らせとして、ほし乃が事業拡大の為(系列店の麒麟児が、善光寺そばにオープンする為?)に、2023年4月23日から無期限休業になります。なかなか、行列になるので行くのに大変でしたが、新たな旅立ちとして、今後も応援したいと思います。

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