第7話 精進料理と味噌(善光寺)
長野市の善光寺。善光寺といえば阿弥陀如来、「南無阿弥陀仏」。
精進料理を淵之坊でいただく。メニューは華、三千三百円。
口代り 港揚げ 岩石胡桃 ししとう
坪 いが栗胡麻味噌かけ
平 胡麻豆腐 大根おろし わさび
おひたし モロッコ隠元 みょうが
煮物 凍豆腐 椎茸 南瓜 里芋 隠元
紅葉麩 柚子
蒸し物 「満月」 椎茸あん 大葉
おしのぎ なめこと三つ葉のお蕎麦
酢の物 もずく 胡瓜 菊花大根
香の物 とりあわせ(今回、奈良漬け野沢菜等)
ご飯 石餅の花
甘味 豆乳のパンナコッタ
上品で、控え目な味付け、お腹がいっぱいになる。この宿坊では料理人が作るので、食材の切り方も凝っている。この辺りの宿坊が出す中では、一番おすすめの精進料理との知り合いの言葉。私の好きなうなぎモドキを作っていないのが残念だけれど、全体的にバランスがいい。私は、満足して宿坊を出る。
善光寺のお土産は、八幡屋礒五郎の七味が喜ばれる。私が好きなのは柚子七味。確か、女性に人気だと聞いたことがある。
他にいいお土産はないのか? と言われると、紹介したいのが、西之門よしのや。ここは、酒と味噌の店である。
酒や甘酒の試飲と味噌の試食があり、私がよく食べているのが、一つ千五百円ぐらいの青いラベルの味噌。信州味噌の中でもピカ一だろうとも思う。もっと高価な味噌もあるが、それは、胡瓜が採れる夏の時期に買うぐらいで、特に普段は食べていない。ここは決められた金額の買い物をすると三時間無料にしてくれるので、ついでに善光寺へお参りしたい時にはありがたい。
普段使いでも、お土産にも、ここの信州味噌はいかがだろうか。多分、全部の味噌を使い終わって、他の味噌を使う頃には、ちょっとした味の違いがわかるようになると思う(私も他の味噌になると、いつもの味と違うと思う)。ここの吟醸甘酒は値段が高いが、ちょっと他にはないようなおいしさで、甘酒好きの方にはおすすめ。
執筆活動はつらい、時々、なんでこんなことをしているんだろうと思う。
小説サイトに掲載することは無料だと思っているから、皆、勘違いをする。小説サイトにアクセスする通信費は無料では無いし、時間的コストも生じる。私も読み専だった頃よりアクセス時間がかかるようになったので、スマホを制限の無いプランに変更し、支払いが増えた(がっかり)。そして、自分の時間も削るから忙しくもなり、ストレスが溜まる。何事も弊害が生じるのは、仕方のないこと。
いつまで出来るのか疑問だが、とりあえず、今は大丈夫。だが、一回エタった経験があるので、書かなくて済むあの解放感は覚えている。肩から文字通り重荷が消えた。書かなくては、というプレッシャーからの解放は、正直楽になった。
元々、書くことよりも読むことが好きな為、エタっていた時期は、小説を読んでいた。再び作品を書き始めたのは、主人公がどうなるのかわからないが、せめて結婚式などのけじめをつけたラストまで作品を仕上げたい、という想いからだった。
運良くまだ私の作品には読者がいて、閲覧してくれていることがわかり、ホッとした。そして、作品が中だるみしたら読者が離れるだろうから、なんとか中だるみしないように、と思うが上手くいかない、最後まで書けるのか? また、最後までついてきてくれる読者がいるのか? と不安だが、この作品は、私にとってほぼ初めての作品、それが二十万字以上の長編……自分でも阿保かと突っ込みたいが、長編が読みたかったので、仕方がない。
マクドナルドに行って、照り焼きバーガーとポテトとコーラを頼む。ネガティブになったら、マックがいい、エッセイを書いていても落ち込む。こんなとき、スピリチュアルでは、ネガティブな想いから離れなさい、という。食事をして気分転換、また、エッセイを書く。
小説ではテンプレが好きで、何番煎じか、というぐらいに使い古されたストーリーでも、私は、楽しめる。事実、シンデレラストーリーは大好きで、いつ読んでもあのような話には拒否感が生じない。
いつか、胸がキュンキュンするような話を書いてみたいものだと思う。まぁ、自分には、無理だと思うが……。
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