第4話 小説を書くモチベーション

 私の小説を書く時に煮詰まった場合、ロンダ・バーンさんの「ザ・パワー」を風呂場で半身浴をしながら読み、なんとか引き寄せで書けないか? と悩んだり、気分転換的においしいコーヒーを飲んだり(ドリップバッグのコーヒー)、なろうやカクヨムさんで、他の人の作品をちょっとずつ読みながら、ちょうど面白いところで読むのをやめて、自分の作品を書き、また、続きを読んで、と再度自分の作品を書いてをチマチマと繰り返し、他の人の作品が読みたいが為に、我慢して書くという荒行をしながらモチベーションを繋げて小説を書く時があります。


 他人の書いた作品を読みながら、自分の作品を書く……面倒な作業ですが、モチベーションがなくて書けないってつらいですからね、仕方なくそのような、馬の前にニンジンを吊るすような方法で書く時もあります。


 私も書ける人なら良かったのですが、中山先生の言うところの書けないヤツには書けない? (中山七転八倒より)のバージョンが多分私なので、世間の片隅でネット小説を書くにも、このような私なりの作法で、あやふやな執筆作業となります。


 致し方無いのですが、最終的には、まぁ、いいんじゃない? の精神で個人的に「書けない」を乗り越えます。小説を書くと言っても、私の文章量だと(千五百字程度)些少ですし、なげやりになりながらもモチベーションを保ちつつ、創作にいそしみます。


 本当に書きたいものを書けばモチベーションは常に満たされているんじゃないか? となっても、基本的に私は実力不足で書けません。もし、書けるなら、読みたかった作品の続きを書いて自己満足しますが、そこまでの下準備も出来ないですし、無謀です。例えで言うなら、もし、一番読みたい鬼平犯科帳の続きが書けたらモチベーションも保てて、いいですが、そんなことはプロにも無理だと思います(鬼平を書くのは難しい)。だから、本当に書きたいものは書けないんです。

 モチベーションって、書き始めはたくさんあるのですが、書いているうちに無くなってゆくのですよね、残念。

 最近は松本清張の「黒革の手帳」も昔と違って自分の気力不足で読めなくなり、夏目漱石の「こころ」もなんとなく、手には取ったものの読むまでには至らず、他の著名な作品も挫折三昧で読むことが出来ず、もちろん、読むよりも書くほうが大変な為、創作は、今書いているレベルのもので限界なのかもしれません。


 息抜きとしては、ヤフーニュースや、それらのコメント欄を見たり、コメダやサイゼリヤなんかのメニューを見て、次にお店に行ったときに何を食べるのかと、自分の食べたい物を考えてみたり(サイゼリヤのコーヒーゼリーのミルクアイスが復活していて嬉しかった)、地元の洒落たレストランや料理店のメニューを見て、特別な時にここに行こうと考えたりすることも楽しみで、なにしろ私の住んでいる所は、田舎なので(デパートはあるが)、都会のような息抜きは出来ないが、万事のんびりした流れなので、その分ゆとりもあり、不満もあまりなく、小説を書きながらも、ささやかに人生をエンジョイしながら、時々執筆作業を忘れて頭を空っぽにし、あらたな気持ちになりつつも、思い出したら、誤字脱字などのチェックを行います。


 問題は小説で、モチベーションが低すぎると、小説が混乱した内容になることがあり、例えば、男性がお金持ちな為に、女主人公に服をたくさん渡すイメージでいながら、女主人公はそんなにたくさんの服を貰う性格ではないという時に、二つのイメージがぶつかり合って、たくさんの試着をしながら、ほんのわずかにしか服を買わないという、お店側にとったら嫌な客にしかならない表現をし、失敗したことがあります(笑)。

 書いているときは、頭がボーッとしているので、その表現のおかしさに気づけずに更新し、後で自分で読み返して、書き直したりしたこともありますし、二つの作品を書いているので、取り違えて作品を更新したこともあります。

 書いた時には、これでいいと思ったが、時間を置くとこれは書き直さなければ駄目、というものもたくさんあり、自分の文才の無さが原因でもありますが、悩みは尽きません。


 書いているときにモチベーションが高くないと、頭の中がごちゃごちゃしていて、キチンと一回で書けたことが無いです。


 モチベーションは大切ですね、本当は感想欄を使用出来るようにして、褒めてもらうのが一番ですが、余計なトラブルを回避する為、それはしていません。なるべく小説を書くことは趣味ですから、無理せず頑張りたいと思います。

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