第4話 水着について

「あ〜、来週から水泳始まるな。用意せな」

「そいや、うちの学校は男女共通のラッシュガードとハーフパンツやけど、水着は可愛いのが着たかったとかはないん?」

「男子の体で着ても可愛くないので、そこへの欲求はありません。Tシャツにパレオで授業受けていいなら考えるけど」

「水で泳ぐ授業で何をする気やねん」

「水害時の訓練とかなら許されへんかな?」

「普段からパレオを着て過ごす日本人は何人いるやろな」

「あかんか。あ、でもうちの学校の水着は、日焼けで痛くなったり上半身出したくない男子には好評らしいで」

「ああ、日焼け止めで水が濁るのもマシになるしな。女子も体のライン出なくて嬉しい言うてた」

「お前も水着のデザイン見たとき喜んでたな」

「そう!脱毛が楽になるのが嬉しいねん!」

「そこかい」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る