4 三者三様の幸せ、私達の前に広がるバラエティー豊かな幸せ
同じく深夜、こちらは『白雪姫』の物語世界です。白雪姫が居なくなって、すっかり上機嫌のお
お妃さま「鏡よ、鏡。この世界で一番、美しい者は
魔法の鏡「それは、かぐや姫でございます。お妃さま」
予想外の答えが返ってきたからビックリです。
お妃さま「かぐや姫!?
かぐや姫「ああ、かぐや姫なら、わたくしの事です。そして残念ながら貴女よりは、わたくしの方が美しいと思います」
お妃さま「きゃあ!?」
いつの
お妃さま「な、何で? どうやって
かぐや姫「お城には、
不意を突かれて、すっかり
お妃さま「こ、殺すのか? 私を、この場で……」
かぐや姫「そんな事をすれば、白雪姫も、シンデレラも嫌な
お妃さま「シ、シンデレラ……?」
かぐや姫「こちらの話です。さて、わたくしは貴女を殺さないと決めました。ならば平和的に話し合うべきでしょう、そう思いませんか?」
そう言うと、かぐや姫は、にこりと笑って。するすると妃に、しなだれ
かぐや姫「妃さま、わたくしは貴女より美しい。しかし、それも
かぐや姫は携帯機で、ASMRという技術を知っています。耳元で愛の言葉を
かぐや姫「わたくしと貴女が付き合えば、それは世界一の美貌を持つカップルとなります。
お妃さま「はわわ……はわわわわ……」
年下の女子から
かぐや姫「この城から
お妃さま「はううぅぅ! 行きましゅ! 一緒に行かせていただきましゅうぅぅ!」
絶頂に
お城から、お妃さまが消えましたが、以前から妃の
白雪姫「お父様、私は元気です。いつか、そちらにも顔を見せに戻ります。親切な方に助けられて、今、とても幸せに私は暮らしています。かぐや姫、シンデレラさん……本当に、素晴らしい
舞踏会を荒らしたシンデレラは、
かぐや姫と、お妃さまは、
かぐや姫の元には、
かぐや姫「寂しくなったら、いつでも
シンデレラ「……てやんでぇ」
かつては
世の中には
こうして、それぞれの
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