1 シンデレラ、月に向かって吠(ほ)える
白雪姫は
私「あー、どーもどーも。旅の行商人です。今回の商品は、形は携帯電話に似てますね。あ、携帯って言ってもヒロイン
いかにも
私「こちらの世界は物語の
商品の使い方は、小型の携帯電話に見えるタイムマシンが、音声で教えてくれるそうです。音声は他にも、未来では女性の
私「その機械、
言うだけ言って、行商人は去っていきました。その後、ヒロイン達は
白雪姫「この機械、未来を教えてくれるんですね。私、毒リンゴを食べちゃうんですか……」
機械は携帯電話よりも便利で、三人が同時に会話できます。画面からは相手の顔も見えて、オンライン会議みたいな状況です。
シンデレラ「アタシは舞踏会で、王子様と出会って結婚……? そんな
かぐや姫「わたくしは、やはり月に
静かに
シンデレラ「おい、
かぐや姫「でも、どうやって? 月からの使者は強すぎるんです。どんな軍事力でも
シンデレラ「頭が
かぐや姫の物語世界では、いよいよ月からの使者が、天から降りてくる時が来ました。
シンデレラ「残念だったな。かぐや姫は、もう、この世界に
その通りで、シンデレラが提案したのは、ヒロインを別の物語世界へ移動させる事でありました。シンデレラも継母からの
シンデレラ「親の
シンデレラに
『白雪姫』の物語世界では、お城から逃げた白雪姫を
魔法の鏡「お
お妃さま「消失? おかしな表現だね、死んだって事かい?」
白雪姫の美しさを
お妃さま「あの娘が居ないのなら、この世界で最も美しいのは私だ! 今夜は
実際にはこの時、『白雪姫』の物語世界には、かぐや姫が居たのですが。妃は何も知らず、ワインを飲んで浮かれまくりました。
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