十五夜狂騒曲
転生新語
ちょっと長めの、劇までのプロローグ
私が
この演劇部とは別に、私のクラスでは、今月の文化祭で劇をやる事になっていた。で、私が劇の脚本を書く事になったのだけど、
その三つの支持者が、それぞれ
恋人「ごめん、待った?」
私「あー、大丈夫。ちょうど劇の脚本をどうしようか、考えさせてもらってたから」
今は放課後で、私達はコーヒーショップに居る。コーヒーよりも、
恋人「文化祭は今月だから、『かぐや姫』が時期的にはピッタリよね。
私「そうね。かぐや姫をやりたがってる子も演劇部だし。彼女をヒロインにすれば、劇の内容も安定するのは分かってるんだけど」
かぐや姫を演じたがっている子は長髪で、
恋人「ただ、『白雪姫ちゃん』の人気も
私「
『白雪姫ちゃん』は色が白くて、学校で一番の美少女だと思う。それでも私は、目の前に居る恋人の方が好きだけど。演技の経験なんか無い、内気な子なのに、期待には
恋人「で、
私「
昔はスケ番と呼ばれる
恋人「シンデレラを自分と、重ね合わせて見てるらしいのよねぇ。それも王子様との結婚なんかには、全く興味は無いらしくて」
私「『アタシには
無名のボクサーが、ボクシングで世界タイトルマッチを戦って、そして
恋人「無名のロッキーが、試合中の十五ラウンドだけ、世界中から
テーブルの上のスイーツを、あらかた
恋人「それで、劇の
私「あー、
恋人「え、まとめて!? 全部をやるの!?」
恋人ちゃんは
私「『かぐや姫』、『白雪姫』、『シンデレラ』だけどさ。どれもヒロインが
恋人「女性の社会的
私「その三つの
ヒロインが王子様と結婚する展開は、女子が
結婚が
恋人「……
私「そこまでは書かないよ。現代でも難しいのに、昔の話で同性婚があったら、それは不自然すぎるだろうし。ただ、女性同士の愛くらいは書くかな」
もうストーリーも思いついた。白雪姫
私「私の脚本で、三つの劇の支持者に
恋人「
お
私「三つの劇は基本的に、誰でも知ってる話だから、それぞれストーリーの前半部分は
恋人「じゃあ
という
白雪姫「演技は未経験ですが、
私「他のヒロインよりセリフは
恋人「シンデレラはどう? セリフが多めだけど」
シンデレラ「てやんでぇ!」
私「そうそう。
かぐや姫「他の
恋人「こら、演劇部だからって
恋人ちゃんは
舞台の
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