届いた異変

 大河パンイチ拘束事件から一夜明けた午前8時、冷房の効いた自室ですやすや眠る高麗川のスマートフォンに1件の通知が届いた。



『どうしよう高麗川さん。ステージ壊されてるよ』



 着信音で起きた高麗川は寝ぼけ眼で既読にすると、その場でスマホを放り投げ、二度目の就寝につこうと幸せそうに瞳を閉じていたがミンミンゼミがちょうど1ループ鳴いた頃、目をかっと開いた。


「なんだってえええええええ!?」


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