2-13 愛みのリリウム(9/16更新)

【タイトル感想 9/10更新】

うつくしみ、とよむのでしょうか。

とすれば古語ですね。

それとリリウムという横文字のギャップが目を惹きます。

リリウムは生憎特定の言葉では見当たらなかったので、主人公ないし物語の重要人物でしょう。

リリウムという人物への愛おしさを募らせる物語なのか、リリウムの愛情の物語なのか。

美しく切ない物語が紡がれそうな予感のするタイトルです。



【あらすじ感想 9/16更新】

雰囲気はめちゃくちゃ好きですね……。

タイトルから想像される雰囲気のまま。

あらすじを読むと、まどろむ鳥かごのような女学校の中に潜む一滴の不穏……といった感じ。

しかしうつくしみと読むのだとしたらいまいちあらすじには当てはまってないかも……。

最後の一文はそれっぽいけど、リリウムちゃんは誰かを守る側の人間ではなさそう。


実はリリウムちゃんこそが神隠しされるべき、うつくしまれる対象だった、とかいう意味かな……。まだ分かりませんね。


あらすじは詩のようで謎を提示する形なので、推察以上を出ないかな……。


純文学よりかしら。

ブロマンスという言葉が百合系にも適応されるか分からないけど、百合未満の雰囲気ですね……。

シスターフッド……はちょっと違うのか。


幸せなこととされる神隠しは本当はちっとも幸いではなく、主人公のリリウムはそれに実は気づいている?

でも彼女の力では何もできず、どうしようもない。ただ神隠しにあう(あった)友人たちの無事を祈る日々……。

そういう意味の最後の言葉かな。

せめて連れ去った子たちを幸せにしてほしい、という祈り……。

(ほんのちょっと約束のネバーランドみを感じました)


でもその神様は神隠しをしてくる対象だよね?

悪魔というキーワードも出てくるのでそれがどう物語にかかわってくるのか……。

悪魔と神が語られるうちに逆転していたとかありそう。


おとぎ話を裏を暴く物語と、それを知ったときのリリウムの決断を見れるのかな。

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