126話 オトアとイチャイチャタイム?
------(テンタ視点)------☆
夕食を食べ終え、俺と
しばし……イチャイチャ。
「うーん、くすぐったい、テンタ君」
「じゃ、これはオトア?」
俺が、
\コンコン/
と俺達の部屋をノックする音が聞こえる。
俺は
「は~い」
ノックの音に俺が返事をすると、
\ガチャ/
扉のノブを持ったまま部屋の扉を開けたシェリーさんが、
顔だけ部屋の中に入れ、
「マカナ(マリーナ)さんとナイア(トリン)さんが今
戻ったみたい」
と声を掛けられたので、俺は
「はい、今行きます」
と答えると、シャリーさんは首を横に振り、
「ううん、まだいいの2人は今夕食を取ってるところだから、
食事が終わったらまた呼びに来るから、その時は食堂まで
来てって、柱が言ってた」
その言葉に、俺が
「はいわかりました」
と答えると、シャリーさんは俺の返事を聞いて扉を閉めた。
\バタン/
って事で、再び俺と
◇
シェリーさんが部屋に来てから約……20分後、再び
シェリーさんが俺達の部屋を訪ねてきた。
「そろそろ、始めるってw」
「はーいw」×2
シェリーさんの言葉にそう返事をして、俺は、
肩に載せ2階の食堂へと降りると、既に出撃メンバーのチーム
『デビライザー』のリーダーのエディー(ザマタン)さん、
ジェシー(イマタン)さん、チャド(ガマタン)さん達にマヤ(デー
モンレディー)さんに悪魔のアジト捜索に行っていたチーム『ナル』
のマカナ(マリーナ)さん、ナイア(トリン)さんも揃っている。
……ん?
それに故か留守番組のシェリーさんとタミーさんもいた。
そして、テーブルの真ん中に座るルビー柱ことカラン(クリス
タルマンルビー)さんの左となりに1つ席が空いていて、その
空いている席の隣には、尻尾を思い切りフリフリして、隣の
席が空いているぞテンタと言わんばかりに、
していた。
(ああ、ここに座れってことね)
俺は、
俺の膝の上に載せた。
それを見たカラン(クリスタルマンルビー)さんは、
「こほん」
と咳ばらいをしてから、
「では、作戦会議を行う、まず、偵察の報告を……」
と言うと、偵察に行っていたチーム『ナル』のマカナ(マリ
ーナ)さんが、席を立ちその場で、
「えー、捜索の報告をします」
と言って、悪魔のアジト捜索の報告をする。
マカナ(マリーナ)さんの話によると、マカナ(マリーナ)
さんとナイア(トリン)さんは、悪魔伯爵シャッキーの本拠地
捜索のため、ネシア王国周辺海域にて捜索活動をしていると、
2人の知り合いのフリッパー(白イルカ)とエイ吉(エイ)
と出くわし、2人……と言うか2匹から、ここの海域から
最近サハギンをみなくなったと言うことを聞き、悪魔伯爵
シャッキー達がサハギンと他の魔物の合成魔獣を使っている
ことを思い出し、サハギンの巣であるネシア王国の島の東側
沖合の海底に行って捜索活動をしていたところ、デーモンサ
ハギンメガロと言う巨大サメの背びれ部分にサハギンの上半身
がくっついた魔物2体に遭遇し、咄嗟のマカナ(マリーナ)
さんの機転で、それら2体を辛くも撃退し、その場を撤退して
帰って来たと言うことらしい。
その話を聞いたカラン(クリスタルマンルビー)さんは、
「なるほど……2人の話から恐らくそこは悪魔伯爵シャッキ
ーの本拠地で間違いないだろうな」
と言い、そして俺達全員に向け言う。
「明日朝、朝食後すぐにシャッキー達のアジトを急襲する。
戦闘がいつ終わるか分からないから朝飯はしっかり食べると共に
非常食を持参して行くように」
その言葉に、『デビライザー』のマヤ(デーモンレディー)さん
が、
「ちょっと待ってくださいルビー柱!、私達のブランチ能力は
悪魔だけど、この世界の悪魔のように水中で呼吸する能力は
無いんですが……」
と意義を唱えると、すかさずカラン(クリスタルマンルビー)
さんではなく、チーム『ナル』のマカナ(マリーナ)さんが
「それについてはこれを使ってw」
と俺も以前マカナ(マリーナ)さんからもらったオキシドール
キャンディーの入った瓶を出し答えた。
「オキシドールキャンディー!?」×4
それを聞いてチーム『デビライザー』の4人が驚きマカナ
(マリーナ)さんがテーブルの上に置いた瓶を見る。
「そう、これを水中で呼吸できない人に1人1瓶づつ渡して
おくからそれを使ってくださいと言って、残り3人分の
オキシドールキャンディー入りの瓶を3つ追加で出しテーブル
の上に置いた。
不思議そうにテーブルに置かれた瓶を手に取るチーム『デビラ
イザー』の4人を見て、マカナ(マリーナ)さんは俺に向かって
「テンタ君にも渡していたよね、使った?」
と聞いてくるので、
「はい、使わせていただきました、ただ、僕の場合は水中ではなく
酸素の無くなった洞窟ででしたけど」
と俺が言うとマヤ(デーモンレディー)さんは、安心したように
にっこり笑って、
「テンタ君が実証済なら安心ねw」
と答える。
それを聞いてチーム『デビライザー』のリーダーのエディー
(ザマタン)さん、ジェシー(イマタン)さん、チャド(ガマタン)
さん達も安心した顔でリーダーのエディー(ザマタン)さんが、
「なら安心だなw」
と言うと、マカナ(マリーナ)さんが念押しのように、
「1粒数時間は酸素が出るから、1粒づつ口に入れてね、決して
欲張って何粒もいっぺんに口に入れないでよ」
と言うと、チャド(ガマタン)さんが、ポロっと
「いっぺんに複数口に入れたらどうなるんだ?」
と言うと、マカナ(マリーナ)さんはチャド(ガマタン)さん
に顔を近づけ、
「いっぺんに口に入れたら……頭が\ボン/かなw」
とにこやかに答えた。
それを聞いて一気に顔が青ざめるチャド(ガマタン)さんだった。
◇
------(第三者視点)------☆
そのころ、ネシア王国の島の東側沖合の海底の悪魔伯爵
シャッキーのアジトにてデッド団長(猛獣使い風の男)が、
他の悪魔伯爵シャッキー幹部5人に責められていた。
「何故、追撃した」
とゾル将軍(ナポレオン風の男)が、デッド団長(猛獣使
い風の男)が聞く。
「いや……」
ゾル将軍(ナポレオン風の男)の言葉にデッド団長(猛獣
使い風の男)は口ごもると。
ヘル大将軍(エジプトファラオ風の男)が少しいやみったら
しく、
「おおかた、相手は2人だったのでやれると踏んだのだろう」
その言葉に、
「はぁ……」
と恐縮するデッド団長(猛獣使い風の男)に、今度はゾル将軍
(ナポレオン風の男)が、
「ふん、挙句取り逃がしよって!」
と憤慨したようにデッド団長(猛獣使い風の男)に言うと、
「面目ありません」
と縮こまるデッド団長(猛獣使い風の男)に更に、アルミュ
ール元帥(赤いフルプレートアーマーで、顔を覆いつくした
兜の男)が、呆れた顔で言う。
「何もしなければ、クリスタルマンルビー達にこの場所を
教えるようなことにはなっていなかったであろうに……」
そこへ、”カツカツカツ”と足音を立てて、悪魔伯爵シャ
ッキー(髪の毛が無数の蛇で目玉が一つ)がやって来て、
「何を騒いでおるのだ!」
と揉める配下達に一括すると、シャッキー配下の幹部の
の1人であるラ・モール大魔導士(死神風顔の半分骸骨の男)
が、
「これは、これはシャッキー様」
と言いながらシャッキーの方に頭を下げると、他の配下達も
視線をシャッキーの方に向け頭を下げた。
「何を揉めておるのじゃ」
と言うシャッキーの言葉に、アルミュール元帥(赤いフルプ
レートアーマーで、顔を覆いつくした兜の男)が、
「ははっ、今しがたこちらに向かうクリスタルマンルビーの
手のものと思われる転生者2名をデッド団長が、取り逃がした
のであります」
と報告すると、悪魔伯爵シャッキー(髪の毛が無数の蛇で目玉
が一つ)が眉をあげ、
「な・なに!」
と声をあげると、その声に反応して、シャッキーの前に出て行き
「申し訳ございません」
と土下座するデッド団長(猛獣使い風の男)。
それを見下ろしながら、アルミュール元帥(赤いフルプレート
アーマーで、顔を覆いつくした兜の男)が、シャッキーに向か
って、
「ここをクリスタルマンルビー達に知れてしまいました、こう
成れば一刻も早くここをすて、別の場所に移りましょうシャッ
キー様」
とシャッキーに提言するが……。
アルミュール元帥(赤いフルプレートアーマーで、顔を覆いつく
した兜の男)の提言に少し考えてから、シャッキーは
「うむ、しかし、これは逆に好機かもしれんな」
と呟いた。
それを聞いたアルミュール元帥(赤いフルプレートアーマーで、
顔を覆いつくした兜の男)は、少し驚いたような顔で、
「えっ、と申しますと」
と聞き返すが、その問いにシャッキーに変わり、ラ・モール大
魔導士(死神風顔の半分骸骨の男)が答える。
「確かに、元々この世界の人間どもに海中で戦えるものは殆ど
おらぬということだ」
その言葉に言っている意味が分からないと言う顔で、ラ・モール大
魔導士(死神風顔の半分骸骨の男)にアルミュール元帥(赤いフル
プレートアーマーで、顔を覆いつくした兜の男)が問う。
「確かに一般の人間どもはそうでしょうが、転生者は別では?」
その問いにすかさず、今度はラ・モール大魔導士(死神風顔の
半分骸骨の男)に変わり、悪魔伯爵シャッキー(髪の毛が無数の
蛇で目玉が一つ)が答える。
「確かにそうではあるが、その転生者ですら水中戦を戦える者は
数が少ない……また、例え戦えてもその戦闘力は落ちる……。
あのクリスタルマン達でさえ攻撃力は落ちるのだ」
その言葉に”うーん”と考えこむアルミュール元帥(赤いフル
プレートアーマーで、顔を覆いつくした兜の男)。
そこにラ・モール大魔導士(死神風顔の半分骸骨の男)が
「それに今回目的ははっきりしてるアルミュール元帥」
と言葉を足す。
その言葉にゾル将軍(ナポレオン風の男)がニヤリと笑い
「あの小僧を倒すのですな」
と言うと、ラ・モール大魔導士(死神風顔の半分骸骨の男)
は、
「いや、倒さずとも小僧の着ている鎧の機能を制止させればよい
……と言うことですなシャッキー様」
とゾル将軍(ナポレオン風の男)の言葉をやんわり否定し、悪魔
伯爵シャッキー(髪の毛が無数の蛇で目玉が一つ)の顔を見て言う
と、シャッキーはそれに頷いて、そして配下全員に向け言う。
「他の転生者にはかまうな、例えクリスタルマン達であってもだ。
狙うはあの小僧の鎧1点じゃ、あの小僧の鎧の機能が停止さえす
れば、直ちに儂があの猫の魂を奪う。そしてその後はすぐさま
ここから撤退する、決して欲をかく出ないぞ!」
その言葉にシャッキー配下の悪魔達は全員が、
「ははっ!」×6
と頭を下げるのだった。
◇
------(テンタ視点)------☆
次の日の朝早く、朝食を済ませた俺達は海岸へと
やって来る。
そして各人が
「もどるんだなぁ~!」×3
チーム『デビライザー』のエディー(ザマタン)さん、
ジェシー(イマタン)さん、チャド(ガマタン)さんに
「デ~ィモン~!」
\\バリバリバリ//
体の全身から稲妻を出しマヤ(デーモンレディー)さん
も
今回は巨大化せず等身大の大きさ。
そして4人はあらかじめ用意した皮ベルトを装着し、その
ベルトに付いている防水の袋にマカナ(マリーナ)さん
からもらったオキシドールキャンディーの瓶を入れる。
それに加え、デーモンレディー(マヤ)さんは大鎌を
手にもつ。
続いて、チーム『ナル』のマカナ(マリーナ)さん、
ナイア(トリン)さんが、
「マリーナ!」
「トライデント!」
マカナは、ピンクのウエットスーツ姿になり、ナイアは、
人魚姿に変わる。
そして、
トリン(ナイア)さんにカラン(クリスタルマンルビー)
さんが、
「2人にはこれを……」
と言って、マリーナ(マカナ)さんにはブーメランを渡し、
トリン(ナイア)さんには金属の棒を渡す。
「これはどちらも対悪魔用の武器だ、マリーナのほうは、
見ての通り水中で使えるブーメランで、トリンの棒は
如意棒のように伸び縮するもので、どちらも悪魔核を破壊する
波動を発生させらえれるものだ」
マリーナ(マカナ)さんとトリン(ナイア)さんは、それを
聞いてまじまじと自身の得物をまじまじと眺め……。
「ありがとうございますw」×2
と笑顔でカラン(クリスタルマンルビー)さんにお礼を
言う。
そして、カラン(クリスタルマンルビー)さんが、右手
首のルビーブレスレットを天にかざすと、全身が\ピカッ/
と赤く光りクリスタルマンルビーの姿になった。
クリスタルマンルビー(カラン)さんもデーモンレディー
(マヤ)さん同様巨大化せず、等身大のままの
そして最後に俺が、
「
「フェードイン!」
俺がベルトのバックルを触りコンバットスーツ姿になると
同時に
俺は変身すると、
「宇宙シェリフバルバン!」
とポーズを決める。
それを見た
「ワオーン!」
と大きく鳴き空中高くジャンプすると、元の巨大な龍の
姿に変わると、そーとみんなの前に降りてきて、チーム
『デビライザー』の4人とチーム『ナル』のマカナ(マ
リーナ)さん、ナイア(トリン)さんをその背中に載せる。
それを確認したクリスタルマンルビー(カラン)さんは、
「じゃ、テンタ君頼んだぞ」
と言って空高く跳びあがり、それに合わせて
、ゆっくり皆を載せたまま空高く浮き上がると、クリス
タルマンルビー(カラン)さんを追いかけ飛んで行った。
そして、徐に俺は小槌からマリンバリアンを出し海に浮か
べると、それに跨りゆっくりと海の上を進み、海の深さが
ある程度の所で海中へと潜り、目的の悪魔伯爵シャッキーの
アジトに向かうのだった。
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