第8話

旦那のこのセリフ。しゅんこ、母さん台所支度しだしたぞ。(早く行って、ご飯の手伝いしてこい)

朝イチと休みの日の夕方、いつもこれ。

家が、平屋建てだから、台所で何やってるとか聞こえてくる。

分かってるよ、って私思ってても、なんか毎日嫌だった。いつも決まった時間にご飯。だから、毎日早起きして、晩御飯も決まった時間に、私の皿洗いは終わる。同居って、こういう事だ。いくら、自分に言い聞かせても、ここって刑務所だと絶望していた。まだお腹すいてないのに、休みの日の夕飯の時間早いこと早いこと。いらないとも言えないし、なんか窮屈。寝坊もできない。酒も飲めない。

何楽しくてこの人達こんな生き方してる?って思ってた。

旦那は、私の事コントロール、見守ることができなかったんだろう。

私は窮屈な中で、うまくストレスを解消できずにいた。

俺が家事手伝うと、しゅんこ何もやってないって思われるから、俺悪者でいて、しゅんこが父さんと母さんによく思われるように、俺何もしないとよく言っていた。

旦那は私よりも、義父母にどう思われるかを気にしてる。毒親。毒子。そんな風に、もうこの頃は冷めきった目で、みんなを見ていた。

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