第6話

元旦那の話。

なんであんな人と結婚してしまったのか。

今でも、分からない。あの時は、多分好きだったんだろう。

元旦那は、私と一緒の休日の時でも、パチンコに行ったり、私をあの家に1人でいさせることが多かった。私は、そんな時、リビングには行けず、義父母がいるし、部屋にずっとこもってた。なんか、あの時は、寂しかったし、これからずっとこうなのかと思うと、絶望しかなかった。たまに、2人で食事をしに行ったり、外出すると、最近お金使いすぎだと、義父母に叱られた。これも、絶望。

何を楽しみに生きりゃいいのさ。

元旦那の口癖。俺の給料安いから。

だから、金の話し細かくするし、私も、ただ金をもってくる、家では働く、メイドみたいなもんだったんだ。要は、ガメツイ?!

元旦那は、義父母のイエスマン!!さからえーん。厳しいよね。私、完全アウェーだよー。

何かと、母さんにやってもらうからって言うけどさ、あんたおじさんだよね、いい歳して、何でも母さん。義母も義母で、世話やく。私、何ですか?嫁ですか?あっ、居候でしたね、忘れてました。

元旦那、お嫁さん要らないよね。

お義母さんが、お嫁さんでいいんじゃね?

お義母さんと結婚しなよ。

なんで、こんなキャパの狭い人と婚姻してしまったんだろう。

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