第4話

義母は、清く正しく美しくのような人だった。

まだ元旦那と付き合っていた頃、母さんにお前の事、指導してもらう、母さんみたく、働いてもらう、今思えば???はてなな発言だけど、よくそんなこと言っていた。

私が用足りないらしかった。

私は、最初は本当にいい義母だと思っていたのだけど、甘かったー。

腹のなかじゃ何思ってるんだか。

それが、時々透けて見えるときがあった。

自分の娘のことを、何かと引き合いに出し、私が少し口答えしようものなら、自分の娘はこんな口聞いたことないと言ってきたり、料理が上手でなんでも手際よくやると私ができない事に対して、あからさまにあてつけみたく言ってきたり、お酒は女の人は飲むものじゃないと言ってきたり、元旦那が太るから、アイスしゅんこさん食べないでと言ってきたり、ネットリとした視線でいつも私の事、チェックしたり、まぁきりがない。

なんで、田舎の人は、こうも暇人なのか。

世間体を気にするのか。

小さい世界で生きてるから、仕方ないのかもしれないけど、本当に離婚してよかった。

本当に本当にあの家を出てよかったと思う。

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