第3話
同居したばかりの頃は、うまくいっていた。
ご飯も美味しいし、仕事も見つかって、
よかったと思っていた。
でも、1ヶ月たったあたりから、
家のなかがギクシャクしだしていた。
朝御飯の準備から、晩御飯まで
私は手出しできないが、一緒に義母とやらなければならない。
働かざる者食うべからず。
言葉には出さないが、私はいつもそんな圧を感じていた。
毎日ヘトヘトだった。
いつも旦那に早く寝ろと言われ、1日をリセットできないまま毎日がすぎていった。
そりゃそうだ。
お互い、今まで長い間、独り身だったんだから、
ギクシャクして当然だと思っていた。
でも、義父義母は違っていた。
私が何もしない、ぐーたらのできそこないと影で言っていたようだ。
旦那に聞いて、ショックをうけた。
旦那がそんなことを私に話すのもショックだった。
このころから、体調がすぐれない日々が続いた。
眠れない、涙がでる、気持ちが落ち込む。
私は、会社を早退し、心療内科を受診することにした。
私は、この頃、さまよっていた。
自分の居場所がないと。
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