第10話
高校を卒業して、ボクは大阪の服飾専門学校に進学した。
最初の授業で、新入生の体の採寸をするため、教室で、みんな服を脱いで下着になった。ボクの体は女の子みたいで、めっちゃ柔らかくて曲線的な可愛い体で、まわりのみんなも興味深そうに見ていた。でも、すぐに、みんなと仲良くなって、いっしょに採寸していった。
スカート、パンツ、シャツ、ワンピース、ジャケットといろいろ作っていった。
作品は毎回ショー形式で、先生方にも観ていただく。ボクは全部いつも自分で着て、ショーに出て発表した。女の子みたいな体なのも、こういうところでも、めっちゃ活かされてる。
ボクは同じクラスの友達と、演劇部に入って、毎日の課題とは別に、自分の作りたい作品を演劇部として発表していった。
顧問の先生も、演劇の好きな良き先生で、みんなで演劇を観に行き、終演後に楽屋で、衣裳の数々を見せてもらえた。
優奈ちゃんは沖縄の芸術大学で芸術を学んでいる。たまに沖縄から大阪に遊びに来てくれるから、その時は優奈ちゃんとえっちしてる。ボクの体は女の子みたいなので、2人のえっちも、女の子どうしみたいな可愛いえっち。優奈ちゃんも、そんなボクとの可愛いえっちを好きだと言ってくれてる。
妹も、沖縄でボクと同じ高校の工芸科に行っていて、修学旅行で大阪に来た。
妹に会いに行ってみた。
友達もみんな、お姉ちゃんと会ってると思ってるみたい。だから、そのまま、そういうことにしておいた。
妹も、お姉さん3人みんなと再会したみたい。笑
お姉さんたちも再会を喜んでくれたらしい。「あやめっちにもよろしく~って、みんな言ってたよ~」
自由行動の時に、妹と大阪でお好み焼きを食べた。めっちゃ美味しい。
お店の人に
「姉妹なんでしょ!めっちゃよう似てる」
って言われた。
「わたしは妹で、あやめっちはお姉ちゃん!」
ちっちゃな令和のあやめっち ヤッキムン @yakkimn
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