第5話

夏休みに、家族で西表島に行った。

夜、ホテルのプールで、妹と泳いでいた。ボクは女子用の水着で泳いでいた。

同じホテルに女子高生ぽいお姉さん3人組も泊まっていて、プールでいっしょに泳いでいる時に、1人のお姉さんの水着のブラのひも、ほどけて可愛いおっぱい見えた。

ボクは

「ひも、結びましょうか?」

って聞いてみたら

「おねがいっ!」

って言われて、お姉さんのブラのひもを結んであげた。

「ありがとう!2人はお友達?」

って話しかけられた。

「姉妹だよ」

って近くで泳いでた妹は答えていた。

「わたしは妹で、あやめっちはお姉ちゃん!」


「そうなんや~」

って言ってたから

「関西の人ですか?」

って聞いたら

「大阪やで~」

って言ってた。


「星めっちゃきれいやなあ」

「天の川まで、はっきり見えますね」

「天の川って、あんなんやったんやな」

「川って感じしますね。天の川って感じ。あそこで泳ぎたいですね~」

「ほんまやなあ~。ほんまに泳ぎたいな~」


「すごい星の数ですね」

「ほんまそれな!」

「なんで、あんなに星いっぱいあるのに、何も住んでないんですかね?」

「それな!ふしぎやわ」

「黒画用紙に塩をぶちまけた感じですね」

「あははは」


「未来の人は、すべての星をコンプリートしそうですよね」

「すべての星に行きそうやなあ。そのうち、いつか」

「銀河鉄道か何かで結ばれそうですよね」

「普通に移動してるのかね~。星と星とを」


「かなり進化してそうですね。その頃の人類は!」

「その頃の人からしたら、今の時代の人間なんて、おサルさんやな」

「縄文時代と、たいして変わらなかったりして」

「あかん!スイカ食べよ~!未来になってもスイカの美味しさは変わらへんやろ」

ボクと妹は、お姉さんたちの部屋に行って、スイカをいっしょに食べた。美味しかった。


「お姉さんたち、女子高生ですか?」

「そやで!あんたらは?中学生?」

「わたしは小6で、あやめっちは中2だよ」

「沖縄県なん?」

「那覇だよー」

「ええなー、那覇で暮らしてて」

「大阪や関西も面白そうで良いですね」

「関西には来たことあるの?」

「おばあちゃまとおじいちゃまは大阪だから、大阪に行ったことあるよ~」

「大阪のどの辺なん?」

「高槻市って言ってたかな~」

「うわっ、うちらといっしょや!」

「じゃ、部屋に戻ります~。スイカありがとう~」

「じゃあね~。またね~」


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