第3話 ハロウィンパーティー

 付き合い初めてから4ヶ月ほど経った。幾度とデートを繰り返し、やっと会っても緊張しないようになりつつあった。まぁ、びっくりするくらい発展はしてないが。(手すら繋いでいない)


 ある日、彼も含めた小学校の旧友たちとハロウィンパーティーをしようという話になった。トータル6人のそこそこの人数で、だ。私の家に集まって、それぞれ持ち寄った材料でお菓子を作ったり飾り付けたりした。私はかぼちゃプリンを作ったが、失敗してしまい、お世辞にも美味しいとは言えない仕上がりになってしまった。自業自得だと、必死に食べたが、量が量だったため結果としては廃棄せざるを得なかった。しかし、私が食べている時、彼が一緒に食べてくれた。「いいよ。あんま美味しくないから💦」と言ったが、少しでも減らそうとしてくれたのかギリギリまで食べてくれた。

 その気持ちが嬉しかった。不味いのを作ってしまって正直落ち込んでいたが、それでも食べてくれる彼を見て元気が出た。


その後は皆で遊んだりした。あまり大勢でのパーティーをしたことのなかった私にとって、忘れられない思い出となった。

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