第2話 初めての恋人

 人生で初めての彼氏に、私は完全に舞い上がっていた。次の日の学校は無駄にテンションが高く、夢見心地だった。

(私にも彼氏が出来た!)心の中はそれでいっぱいだった。


放課後、あまりに嬉しそうだったのだろう。部活で質問攻めにあい、話すことになった。話すと、みんな祝福してくれた。それ以上に「凛に負けるなんて……!」とも言われたが。


初デートは地元のショッピングモール。

お互い本やゲームが好きなことから、本屋とゲームセンターで過ごした。

ただ一緒にいるだけで幸せだった。最初は緊張して全く話せずにいたりしたが、少しずつ緊張もほぐれていった。門限で帰宅したが、とても楽しい時間だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る