第167話 一区切り ???side
『…"ここまでは"順調じゃのう』
「まぁ…"今の所は"…ね?」
薄暗い一室の中で、2人は何かの話をしている、その姿は見る事は出来ず、1人で話している様にも見える。
『しかし、お主も、わしとお主が惚れた男もつくづくお人好しよのぉ』
「そうだね、今u@v達がいるのは彼のおかげだよ。」
そう言うとgkt?は読んでいた本を閉じる。
『ん?もうよいのか?』
「ええ、読み過ぎると目が疲れるのよ、ちょっと休憩」
目を閉じると涙が溢れる、目が乾燥していて相当集中していた事がわかる。
「それよりも」
『うむ』
「"厄災の事で"話があるわ」
厄災…その言葉でvgesは強く反応する
嫌な顔をしながら、(&)xgの話を聞く。
「私達はlt,asnが原因でこんな事になってしまった、元々esmだったのに…」
『…仕方ないじゃろ、ワシらが今こうして生きていられるのは、"これも"理由の一つなんじゃから。』
そう言うと自分の手を見る
気に食わないのか強く握りしめて怒りを露わにする。
『厄災…いや、"奴らが"1番の厄介ごとじゃ』
「本当の"敵は内にいる"彼の言葉ね?」
自分達を救ってくれた人、彼がいたから楽しかった、彼がいたから嬉しかった、彼がいたから幸せだった。
でも、それを破壊したのは…
『ワシらと彼女らの力では勝てぬ、また繰ng?j%じゃ』
「そうね、私達は負けてしまった、あの屈辱はもう2度としたくはない。」
その為に色々としてきた…筈だ…多分…きっと…したっけ?
そんな事が頭の中によぎるが、今となっては仕方ない。
「今の私達は何も知らない私達ではない」
『何をどうすればいいのかも大体は予想つくのじゃ』
「それを実行していけば"神をも欺ける筈"」
『失敗したらもう2度とogwv出来ないからのぅ』
毎度の確認の如く、2人は話し続ける
2人だけの秘密であり、もし話す時は
彼らが覚悟を決めた時だ。
『さてと、ワシはそろそろ失礼するのじゃ』
「そう、眠いのね?」
『ああ、vkg?なのにこうも眠いとはな💤』
そう言って彼女はkS,;,/、それを確認したら彼女も立ち上がる。
本を置き、日記を取り出す
時々日付を書き忘れてしまうが、気にせず書く。
「もう3年経ったのね…」
あの日、彼と出会ってから、全ては動き始めた、彼の意志とは無関係に、周りは放ってはおかなかった。
だからこそ出会えたのだが、不安な要素でもあるのだ。
あの勇者は単体ならただのカスだが、問題は後ろにいる奴らが邪魔だ
そのせいで彼は………
彼は本当にかっこよかった
本当のヒーローだ、命を懸けて、私達を守ってくれた。
暗闇を照らす一筋の光(希望)
決して敵わない悪(絶望)に屈せず、最後まで抗い続けた。
「だから、今度は私達がその意志を継ぐの。」
その為に強くなったのだ
まだまだ程遠いが、今出来ることはやった
基礎作りはもう終わったあとは実戦あるのみ
「待ってて…全てを終わらせて、会いに行くから…」
そして彼女は外に出る
太陽の光がとても眩しい
「私達を舐めないでよね…(&;)」
空に向かって言い、虚空の彼方へと消えていく、まるでその言葉を嘲笑うかのように。
(…死なせはせぬよ、ワシの命にかえても、お主らは幸せにする)
——————————————————————
これにて学園編はひとまず終わりです、次からは新章が始まります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます