第15話 大魔皇伝説

「っ!」

魔王が頭を抱えこんでうずくまっている。

新魔王も同じく。

「う... が...っ!」

元魔王たち全員が、同じことになっていた。

「あーちゃん!レイちゃん!」

メイが心配そうに近寄ると

「くるな... 死ぬぞ...」


ドタッ


そう魔王が言い残し魔王、新魔王残りの12人の元魔王が倒れた

「な、何が起きたの...?」

メイは恐れ、恐れ、恐れ、恐れ、恐れた。


++


「はっ!」

「ここは...」

「ん?な、お前ら!魔王13&14代目じゃないか!」

「3代目!」

「1,2,4,5,6,7,8,9,10,11,12代目も!」

「よく覚えてんな...」

「そんなことより、ここはどこだ?」

魔王たちが集結し、再開を果たした。


ブォン


「!」

「誰だお前!」

「私ですか?名はございません。」

「ここへ皆をよんだのはお前か。」

「はい。流石でございます。」

「なぜ、みんなをここによんだ。」

「零代目初代魔王、大魔皇ベレット・ラーナ。」

「!」

「まさか...!」

大魔皇?ベレット・ラーナ?なんのこっちゃq(・∀・)p

「大魔皇...かつて魔界を滅ぼした...」

「その話、詳しく聞かせてくれ。」

「あぁ、いいぜ。」


++


大魔皇ベレット・ラーナ。

恨みと憎しみの悪魔。

あれこそホントの悪魔だ。


100年前...


まだ何もない世界で生まれた最強の子供、ベレット・ラーナ。

一瞬で世界を変え、魔物も作った。

ラーナは、『創造者』を取得し、創造したことはすべて現実になる

10年後

ラーナに反対するものが現れた。

「自分が作りたいものを作って、仕事は人に任せるなんて、俺たちが家畜のようだ」と、

それからというもの、ラーナに反対するものは倍増していく一方だった。

そこでラーナが取った手段は、


『1度魔界を滅ぼし、再び作り直す。』


という、選択だった。

間もなく魔界を滅ぼしたラーナは、再び魔界を作り直した。


「と、まぁこんな感じだ。」

「大魔皇、なんて恐ろしいんだ...」

「今となっては、誰も信じていないがな。」

「おっと、すまんすまん、話がそれたな。なんのはなしだっけ?」

「ベレット・ラーナの話だよ。」

「正解です。話を戻しますが、その、ベレット・ラーナが


『復活』しました。」


「!」

その瞬間、魔王たちは元の世界へ帰っていた。

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