詩 さみしげな背中が去っていく
仲仁へび(旧:離久)
第1話
後になってから いつも思い返すと
記憶に中の姿には 顔がうつってなくて
ああ あいつのこと
ちゃんと見てなかったんだなとわかってしまう
頭の中にある映像は
ずっと背中ばかり
同じ場面だけ
何度も繰り返されている
つまんないよ
飽きたんだ
同じことばっか
新鮮味ないね
何度目かのデート
でも何度も同じ場所だから
帰り道でふてくされて
最後は視線も合わせずに
別々に帰ってきた
それが永遠の別れになるなんて
どうして思えただろう
わかっていたら
喧嘩でおしまい
なんてしなかったのに
不器用だって知っていたから
ちゃんと願いを伝えれば
言葉に出せれば
わかってくれたはずなのに
意地はっちちゃって
嫌な恋人だったよね
ごめん
詩 さみしげな背中が去っていく 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます