登場人物の紹介

☆登場人物

 登場人物たちの一言コメントつき!


◯リアン=クラーク

 主人公の天才的な学問と魔法の才能を持つ彼女。学ぶことが大好き!好奇心の塊。内政、軍事、外交などのオタク。

 当初、怠惰に過ごして、王様に気に入られないようにし、後宮から出してもらおうと思っていた。そもそも最初に始めた怠惰の目的を最近、リアンは忘れている。


 アナベル「とてもお優しいお嬢様なのですが、時々、無茶するので、心配です。きっと母になるから落ち着いた女性に……なりますよね!?お願いしますよ!?」


◯ウィルバート=エイルシア

 リアンとは昔から仲の良い私塾の友人だった。『ウィル』という名で通っていて、身分を隠していた。リアンへの恋は叶わないと思っていたのに、まさかの王妃になってくれ幸せを感じている。リアンとゆっくりと怠惰な時間を過ごすのが一番したいこと。しかし王様のため多忙である。若き『獅子王』と皆に呼ばれるほど、強い王様だが、実は優しくて涙もろいところがある。その姿はリアンしか知らない。


 エリック「我が主はほんっとにリアン様のことが好きすぎて、困るくらいだ。なんだか性格も以前に比べて変わってしまった気がするんだよなぁ。前の性格を教えてあげたいよ……おっと!まずい!陛下が来る!」


◯セオドア


 小さい頃に王様の影武者になれと言われて、ずっとウィルバートに仕えている。誰にも必要とされていなかった彼が、初めて必要としてくれたウィルバートに感謝し、一生命をかけて仕える!と思っている。最近気になる女性の出現で無愛想だった彼に変化が……。


 ウィルバート「アナベルとの家庭を大事にしろ。命をオレにかけるな!と言っているのに、オレの影をやめない。まったく困ったやつだよな。セオドアは多少笑うようになったが、まだぎこちなくて、怖い笑いになって、後輩の騎士たちが怖がっている時があるのだが、本人は気づいているのだろうか?」


◯アナベル


 リアンがスカウトしたメイド。リアンの姉のようで現実的でリアンの気持ちに寄り添ってくれる優しい彼女。仕事ができるメイド。リアン一筋だったが、最近、気になる男性ができた。


 トラス「リアン様に仕えている真面目なメイドのことですね?働きぶりは本当にすばらしい。気配りもでき、リアン様のことを第一に考えているのが伝わってくる。え?セオドアと恋仲に!?いつの間に……!?」


◯エリック


 ウィルバートの剣や盾のような存在で、武芸や戦に秀でている『三騎士』と呼ばれる一人。主に諜報活動を得意としている。イケメンで明るくお調子ものだが、三騎士の中では一番血の気が多い。


 クロード「モテ男で調子にのっていて、他の男の恋人だろうがかまわず愛想をふりまいているやつだ。リアン様にたまに女装させられていて皆言っていた『リアン様グッジョブ!』ってね。これは図書室でされていた内緒の会話だから秘密でお願いします」


◯トラス


 『三騎士』のリーダー。一番真面目で冷静。エリックやフルトンが暴走しがちになるのを止めることができる唯一の人物。そのためウィルからの信頼があつく、リアンの護衛によくついている。


 ミンツ先輩「ちょーーーーーー真面目。息が詰まらないの?でも言っておくよ!こちらが作戦をたてて、しっかり忠実に働いてくれるのは彼だってね!あ、今日もリアン王妃様の護衛かい?気が合わない二人だけど、それが逆にいいのかもね!お互い合わない方が学べるところもあるってことさ!」


◯フルトン


 武芸に秀でている。軍を率いて勇猛果敢に向かっていくことは誰にも負けない。しかし単純なところがあるゆえ、騙されやすい。性格が良く、飲みに行こうぜ!と落ち込んでる人や馴染めない人をよく誘っている。兵たちからの人望がある。


 ラッセル「今日も飲み会ですか?いや、さすがに王宮勤めに慣れてきましたよ。いつも気にかけてくれてありがとうございます。三騎士さんたちは良い人ばかりですが、フルトン様はとくに……だからリアン王妃の護衛には向かないんですよね。完全に踊らされるから……あの王妃に騙されないでください!」


◯ラッセル

 ウィルとリアンの学友。政務の能力が高い。ウィルに恋心を抱いていて、リアンを敵対視していたが、玉砕。しかし、その後ウィルバートとしての王に仕えることを決意した。


 ウィル「僕のことが好きだって!?それ気付かなかったのかって?もちろん知らなかったよ。リアンになにかと関わってくるから、リアンのことが好きなのかと……リアンへの恋人になりたいっていうなら、絶対に許さないけどね。ラッセルはそれ以外は真面目でいいやつだよ。学友仲間が王宮政務官になってくれて気まずいけど、嬉しかったりもするんだ」


◯ミンツ先輩

 ウィルとリアンの私塾の先輩。変わり者だが、鬼才天才。王宮に招かれ、軍師になることを了承する。リアンに一目置いている。


 フルトン「やべーやつが王宮にきた!!でもどこかリアン王妃様に似てるんだよあ!だからおもしれーやつ。これから活躍するかもなっ!とりあえず変人っぽいし、友だちいなさそーだから、仕事帰りに飲み会に誘ってみるか」


◯コンラッド

 ユクドール王国。大国の国王。ウィルバートの弟のように仲が良かった。即位してからは共に助け合う仲になった。しかしリアンの能力が欲しくなり、それを手にしてるウィルのことも羨ましくなり、無理やり王妃にしようとしたことがある。


 セオドア「ウィルバート様とは幼少期からの付き合いでした。しかし即位してからお互いに国を背負っている立場となり、関わり方に変化が出てきました。俺は常に疑うことから始めているからそう感じるのかもしれないな。人を信じていないと言われようが、警戒する!それが陛下の身を守ることになるのだからな!コンラッド様は警戒リストに常にはいっている」


◯シザリア王

 海に囲まれた島国の王。祖先は海賊。性格はそれゆえ荒々しい。海戦が得意。ウィルの姉が嫁いでいる。


 コンラッド「海賊さんは今日も元気がいいみたいですね。え?海賊って呼ぶなと?でも実はその呼称気に入っているでしょう?知っていますよ。シザリア王国は海賊だったことを恥じるより、自分たちでつくった国だと誇っていることね!」

 

◯ハリム

 砂漠の国、ハイロン王国の王。後宮に大勢の女性を囲っていて、優雅に暮らしていた。リアンのことを好きになりかけていたが、エイルシア王であるウィルが直々に救出に来たことから、心惹かれつつも帰す。また愛を信じられなっていたが、知ることになった。


 シザリア王「うわ!初めてあったが、なんか豪華なやつだなぁ。宝石ジャラジャラさせて女を侍らせて……成金かよ。あ、違う?わりーわりー。四か国で同盟組んだ仲だ!どうせなら仲を深めるために、今度一緒に海で泳ごうぜ。砂漠の国だから暑くていいだろ。日焼けしたくない?はあ?男なら海だろ!海!!なぜかわからないが、ハリムにため息をつかれてしまった」


◯ガルシア将軍

 幼い頃、ウィルを鍛えまくっていた。それゆえ、嫌われてると思っていたウィルだったが、リアンの仲介により、実はウィルのことを心配してのことだったと判明。優しさを示すのが苦手な口下手将軍。


 リアン「もはやガルシア将軍のことをだれも覚えて……あっ!嘘よ嘘!!いじけないで。私、あなたがウィルを傷つけていたこと、ちーーーーーーっとも怒っていないわよ?ウィルのこと守ってくれてありがとう。……なんで走って去っていくのかしら?お礼を言ってるのに!」

 


◯クロード

 図書館司書。図書館でウィルとリアンを見守っている。最初に王と後宮の女性が近づいてる!と気付いたのは彼。必死でウィルバートが王であることをリアンにかくしているのをおもしろおかしく見ていた。ちなみに出世には興味無し。


 リアン「いつも本を貸してくれてありがとう。もう王宮の蔵書は最高よ!私の噂を皆がしてるって?どうせ『頭がよくって美人』でしょ?図書館の静けさを甘くみないで!みんな、クロードはかなりの地獄耳よ!!……えっ。なんですって『頭がよくって変人』?って言ってる?……それを言っているやつがいたら、今度から誰が言っているのかチェックして教えなさいっ!!」


◯師匠


 私塾でリアンとウィルを教えていた先生。度々、ヒントをくれる。王国一と言われる勉学の場を作った。私塾の学生たちから慕われている。しかし今は、行方不明。

 

ウィルバート「謎の先生。突然山へ籠もったり、旅へでたりする。でも先生がいたからリアンと巡り会えた。師匠に敵うのはリアンくらいじゃないが?先読みと知識量がものすごい人だと思う。助けてもらえて感謝してる。今、どこにいるんだろう?」

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