12章

ここまでのザックリあらすじ

 学問、魔法に秀でていて、天才と言われていたリアンだったが、父母に半ば脅されて後宮へと入ることになった。

 

 後宮へ不本意に入ってしまったリアンは怠惰になにもしないで、過ごせば、王妃に選ばれず、やり過ごせるだろうという策を立てた。


 しかし後宮内の争いに巻き込まれて牢屋へと入れられる。そこへ助けに現れたのは私塾で共に学び、リアンを追いかけてくるように王宮の騎士団に入った学友のウィルだった。


 瀕死のリアンを助け出したウィルの正体はこの国の王ウィルバートだった。


 彼はリアンのことを好きだったが、彼女の意思を尊重し、王妃になるか出ていくかを選ばせる。


 リアンが選んだのはウィルバートの後宮に残る道だった。


 後宮に残った彼女は、次々起こる国難、王家の問題をその頭脳で解決していく。


 王家内で長年続いていたいざこざ、大国ユクドールからの侵略、海の国のシザリアとの海戦、砂漠の国ハイロン王国からの脱出。


 ウィルバートの持っていた暗く孤独な気持ちもリアンと過ごすことで薄れ、癒やされていく。


 平和な世界でウィルバートと怠惰に過ごすことがいつしかリアンの目標になっていた。


 後継者の子供もできて幸せな日々をおくっているはずの二人だったが……?

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