34話 5月23日 Ⅰ
林間行事が終わり、即仕事を行なった。
とは言っても、隊長である緋山燐兎(ひやま れんと)は現在、病院直行命令を受けていた。
橋から落ち、そのまま強打。いくら戦力部隊に導入されたパワードスーツであっても無傷とはいかず1週間ばかし入院させられている。
で、俺こと緑川颯(みどりかわ はやて)と七上賢人(しちじょう けんと)はソドール対策本部室で駄弁っていた。
ソドールが出現しないと俺達は出動できないが一応、警察官である以上、出勤はしないといけない。出勤しても、パソコンで報告書を書くか、トレーニングするしかない。
一応、警察官という仕事はしているが暇している。
勢い良く対策室のドアが開いた。
「よぉ〜 緑川、久しぶりだな!!」
入ってきたのは、捜査3課の刑事、向宿烈(むこうじゅくれつ)。
捜査第三課は、全刑法犯の約4分の3を占める窃盗事件の捜査を担当している。
窃盗事件は盗犯と呼ばれ、空き巣、引ったくり、万引きなどを担当している。
そして、俺と燐兎の同期。
「どうした、烈?」
「暇なお前らに仕事を持ってきたぜ」
皮肉っぽく俺らの方を見て話した。
「ソドールなんているかどうか分からねモノに金かける必要ねってのによ」
烈は机に資料を置いた。
「最近、ここいらで暴れている窃盗犯だ。手口が不明で被害者もいつの間にか持っていた金品がなくなっていたと。中には、猫のような顔をしたやつを見たという目撃情報まで出ている」
「猫?」
「ただの猫じゃない。人間サイズの顔が猫だ。で、そういった訳わからないモノを専門に扱っている部署があったことを思い出してここにきたわけだ。もし、そんな化け物が実在しているのなら、俺ら普通の警察の手に余る事件だーーそんな訳でよろしくな」
そう言い放ち、烈は対策室から消えた。
「すごい嫌な人ですね」
「まぁ、そういうな。いるかどうかわからないやつのために福利厚生が充実しており尚且つ、この対策室に予算をつぎ込んでいるのが面白くないんだろう」
「いや、それにしたって......」
「まぁ、ここであいつがソドールを目撃したら少しは信じてくれるんじゃないかな」
「じゃあ、行ってくるわ!!」
「分かりました。僕はここで颯(はやて)先輩のサポートします!!」
そして、調査を進めて5月23日......。
「さてと、どうしようか......っと」
俺の目の前の2人、いや、1人と1体の怪人が対峙していた。
お互い手段は同じだが、目的はそれぞれ違う。
赤の衣装に身を包んだ煌びやかな姿で、最近、燐兎(れんと)が少々、熱を上げている女怪盗。
片やもう一方は人間サイズのネコの姿をした怪人。こっちもこっちで、奇抜な姿をしていた。全身ブルーグレーのネコ型のソドール。毛色はブルーグレーのみで統一されており、瞳の色はゴールド。目の前にいる猫型のソドールには美しい猫からは想像もできない位の滑稽な笑みを浮かべていた。
右手には猫の手を模したと思われる熊手を所持しており、左手には指先まで伸びている鋭い爪を展開していた。
身体の各部に黄色の装飾品を身につけていた。
胸部分には車のヘッドライトをアーマーの様に纏っており、手の甲、肩、足には黄色がペンキで塗られたようになっていた。
「あの時の女の子じゃない!? また、やられにきたのかしら」
「この前のようにはいかないよ!」
「ふう〜、楽しみね。で、怪盗ちゃんが警察と繋がっているなんて驚きだわ!!」
「繋がっていないわ。こんな連中となんて」
「まぁ、正体を知られたからには2人とも生かしておかないけどね」
「今度こそ、あなたの成分頂くわ!!」
俺はどちらかというと遠くからサポートする担当で、接近戦は燐兎(れんと)が担当のはずなのに生憎、奴はいない。賢人(けんと)もこの場にはいなく、俺に指示を出すために対策室に籠っている。
「ーーーーーーどうして、こうなるのかな」
俺はため息しか出なかった。
5月23日
きっかけは何だったか。
確か、少し体調が優れなかったので、保健室で休むことになった。中に入ると、クロがいた。クロはこの学園の養護教諭として働いているからいるのは当たり前である。
クロに事情を説明してベットを借りて横になっていた。
ついつい寝てしまい、目を開けてみると、クロが足組みながらこちらを見ていた。
人間離れした美しい足を見て若干、ため息をついたが、上半身だけ起こした。
「ねぇ、クロ? どれくらい寝てたの私?」
「軽く3時間くらいかな」
「えぇ、そんなに!?」
「ここ最近は戦闘やテスト勉強で疲れ果てていたからね」
「戦闘はともかく、テスト勉強は誰の所為ですかね」
「でも、おかげで今、授業受けなくても平気でしょう?」
「うぅぅぅん、それはそうだけどさぁ」
「今日はここにずっといても良いわよ。三守(みかみ)先生には私から言っておくからね!!」
「ありがとう!!」
クロが部屋を出ようとした瞬間、タイミングを測ったかのように私達の携帯端末が鳴る。
宛先は璃子(りこ)さんからで、内容は楽帯町でソドールの目撃情報だった。
特徴的には以前、逃したネコ型のソドールだった。
すぐに現場に向かうことにした。
俺は緑川颯(みどりかわはやて)。ソドール対策本部室に来た同期の捜査3課の刑事、向宿烈(むこうじゅくれつ)に押し付けられ奇妙な猫の怪人を資料を頼りに調査している。
午前中、調べても何も成果がないまま時間だけが過ぎていた。
午後は少し力を抜いて調査を行っていた。
その途中、前から歩いてくるおばあちゃんがいた。
手に持っていた紙袋からモノが落ち、歩道を飛び出してしまった。
「何やってるんだ」
急いでおばあちゃんのところに向かった。
それと同時にタクシーが猛スピードで走っているのを確認した。
何とか、間に合ったが目の前にくるタクシーは避けれなかった。
(終わったな......)
次の瞬間、タクシーが勢いよくジャンプし俺達を頭上で通過した。
タクシーは停止した。
(最近の運転手はドライブテクニックすごいな)
などと感心していたが、明らかにスピード違反だったためタクシーの方に向かった。
「ちょっと、あんた」
「警察だ!! 明らかなスピード違反だぞ」
警察手帳を見せながら歩いていると、タクシーが自分がいた位置から真上にジャンプし次第にその形を変え、人間サイズに変わっていた。
「はぁぁ!?」
そこに現れたのは人間サイズの猫だった。全身ブルーグレーのネコ型のソドール。毛色はブルーグレーのみで統一されており、瞳の色はゴールド。目の前にいるネコ型のソドールには美しい猫からは想像もできない位の滑稽な笑みを浮かべていた。
身体の各部に黄色の装飾品を身につけていた。
胸部分には車のヘッドライトをアーマーの様に纏っており、手の甲、肩、足には黄色がペンキで塗られたようになっていた。
「お前は......」
「じゃあ、私急いでいるから、じゃあね!!」
手を振りながら、颯爽と逃げる怪人。
「生で見るなんて......」
ようやく見ることができた怪人だったが、違反とこれから何をするのかを聴くため後を追った。
そして......
逃げ足は早かったが、この辺の土地勘がなかったのか俺が今立っている場所以外に入り口はなく周りは雑居ビルで囲まれている広場。
「貴様が最近、暴れている強盗犯だな」
「見逃して欲しいだけど、私、今日はまだ何も盗んでいないし」
「強盗犯を見逃す警察かがいると思うのか」
「はぁ......それもそうね、なら」
右手には猫の手を模したと思われる熊手を所持しており、左手には指先まで伸びている鋭い爪を展開していた。
「ここで死んでくれるかしら」
「生憎、死ぬ予定はないけど」
円型の小型の盾。対ソドール吸収式制圧盾 【アヒェントランサー】に制御用変身手帳【Pパス】を盾の真ん中に嵌め込み展開させた。
展開と同時に強化服が転送され、定着し着装が完了する。パワーと防御性に優れている。
右肩後ろに収納している一番BOXが開き、中からハンドガンが飛び出し俺の右手に収まるように自動的に移動していた。
「気楽に行きますか!!」
前に走りながら、銃を撃った......
私とクロは学園から楽帯町までは2駅分の距離にあるため、変身して移動していた。
楽帯駅付近に着いて変身解除した。
変身解除した理由は、変に目立たせないため。ネコ型のソドールは私達の正体は知らないが変身した姿は知っているため、もしそのまま変身した姿で現場に行けば逃げられる可能性が少なからずあると考えられる。
クロは良いけど、私の場合、制服で来てしまったためサングラスとかけて移動した。
楽帯駅をでて目の前の歩道を渡ればそのまま商店街のストリートに入れる。
楽帯町の商店街通りは南北に約1000mほどの長さがあり、約200店舗あるお店は老舗・今時の雑貨店・観光客向けのお店が混在している。おいしい食材を求めて、地元の方から高級料亭のシェフまで色んな人が訪れる商店街となっている。商人たちのパワフルなエネルギーにも触れてこちらまで元気になれるとか何とか。遠くから一人旅で来ても十分楽しめるが、友達といろんなお店に寄り道しながら歩くと何倍も楽しくなるとされている。
私は初めてきたが、アーケードが太陽に当たっているため下の商店街は少し黄ばんだ色になっているがそこにいる人はそんなことを気にせず皆、楽しんでいた。
すずちゃんの話では夜はアーケードが緑・黄色・赤のカラフルなアーケードにあしらっていて華やかだそうだ。
少し歩いていると、前がやけに人だかりができていた。こちらに向かって歩いてきた子どもたちは紐付きの風船を持って後ろにいる親に嬉しそうに騒いでいた。
人だかりの隙間から集まっている理由がわかった。ピエロだ。左半分の仮面を付けている男の人がいた。
半分になっているピエロの仮面、全身赤色の衣装を着ており衣装の所々にカラフルな水玉模様がついていた。
そのピエロは周りにいた子ども達に風船を渡していた。カラフルな風船が目に入りどんどん子ども達とその親、ピエロを見たさに集まる人で道が塞がれている状態になっていた。
そんなことは些細な問題だ。問題は目の前の赤いピエロの存在だ。
「クロ......あのピエロは」
「分かっているわ」
私達はこれからどのように対応するか考えていた。
多少時間がかかるが廻り道して目的地に着くことも可能。戦うのも可能。
私から奪ったマガジンを取り返すチャンスが偶然にもできてしまった。
しかし、ここで戦いになると周りの人にも被害が出てしまう。
先日のネコ型のソドールと道路で戦った時は幸いも負傷者などは1人も出なかったが今回はそういかない。もしかしたら、死人も出るかもしれない。
私は今のところマガジンを取り返せば良いが、クロの場合は私と違う。
まだ見る残りの5体の悪魔を含めて7体の悪魔を封印しなくてはならない。
ここでその機会を失うのはクロにとって大ダメージだ。
「安心して。以前とは違って冷静さに欠ける行動は取らないわ」
こちらの表情で察したのか笑顔で私に話した。
少ししてピエロがこちらに気付き歩いてきた。歩きながら周りの子ども達に風船を渡し、両手が空になっていた。
私達、いやクロに向かってお辞儀していた。
左手を前にして腹部に当て、右手は後ろに回します。よく漫画などで執事さんがやるお辞儀だった。
胸に当てる行為は敬意の意味です。欧米では国旗などに敬意を表して胸に手を当てているとされており、礼をする時に手を当てるのは『その人物が国家的地位を持っている権力者』を指しているとのこと。
クロは一応、このピエロの上司でそこそこの地位にいたと本人から聞いたことがある。
なので、ある意味このピエロがやった行動も何となく説明がつく。
でも......
「お久しぶりです、先輩。お変わりないようで何よりです」
「私が怒っていないとでも思ってるの?」
「いえ、十分分かっておりますよ」
「貴方自分だけじゃなく、よくもあいつらを唆したわね」
「彼らにはこっちにきた時の恩恵を話しただけですよ」
2人は今にも戦闘を始める勢いだった。
「待って、クロも貴方もここには人が大勢いるのよ」
「貴方は?」
「私は......」
「この子は以前貴方と戦ったんじゃなかったっけ、雨の中で」
「あぁ、そうでした。貴方があの時の、雨の中だったので素顔が分かりませんでしたが......こんな綺麗なお嬢様でしたか!」
「しかし、貴方の顔どこかで見たことがあると思うのですが......あの雨の日ではない、どこかで......」
「気のせいではありませんか? あの雨の日が初対面のはずですよ?」
「まぁ、良いでしょう。貴方のおかげで面白いものも出来ましたし」
そう言って、どこに収納していたのかわからないあの鎌を出現させた。
しかし、以前の鎌とは違い、機械的な部分がくっ付いている。
刃の正面は以前と変わらないが裏面に何かを挿し込む装置が付けられている。
「そうそう、人でしたね」
そう言いながらピエロは鎌を使って目の前地面を削った。その余波で周りの人が尻餅など体勢を崩れる状態になっていた。
「皆様、これから面白いショーが幕を開けますよ!! 名付けて人体切断ショーです」
その言葉で周りの人が血の気が引き慌てて逃げ惑った。次第に人々の悲鳴が大きく響き、それにつられて1人、また1人と同調するかのように悲鳴を上げた。
ものの数分でこの商店街から私達以外いなくなっていた。
「観客がいないのは少し残念ですが良しとしましょうか」
「そういえば、先輩その子から”クロ”って呼ばれているんですね?」
「えぇ、意外と気に入ってるの......そういう貴方はどうなのかしら?」
「雇い主からはシンプルにルージュと呼ばれております」
「随分、安直な名前を付けられたのね」
「先輩にだけは言われたくありません」
「それに、僕らにとって名前なんてそこまで重要ではありませんか。契約が終わればその人とは会わないわけですし、次の依頼人のところに行ってまた別の名前を与えられるんですから」
「長話はこれくらいにし、やりますか」
私達はクイーンズブラスターを持った。
『レッド』!! 『ブラック』!!
私は腰まで伸びている真っ赤な髪、モデル体型のような細い体は烏の羽のような艶のある黒色のワンピース・ドレスに包まれている。ドレスの上に羽織っている深みのある華やかなワインレッドカラーのコート。右手には
クロは17世紀位のレトロ風のコートタイプのペストドクターに、膝までの長さがあるレザーのニーハイブーツ、忍者刀
「そちらの女の子は分かりますが、先輩もですか?」
ピエロもといルージュは笑みを浮かべ鎌をかまえた。
私の隣にいたクロが先に前に出て加速しながらルージュに
クロの
その衝撃で周りのお店の中の物が落ちたり壁に亀裂が入ったり、お店に備え付けらているガラスが割れ、周囲に飛び散っていた。
つばせり合う2人。
私は下半身が無防備なルージュに攻撃を仕掛けた。
ルージュは鎌を使って
私とぶつかりそうになるがクロは空中で回転し、左手で私の右肩を掴み放物線を描くように後ろに後方に下がった。
「相変わらずの曲芸ですけど、先輩どうしたんですか? 以前なら、私の攻撃を圧倒的なパワーで跳ね返していたのに」
「こっちにも事情があるのよ。誰かさんたちのせいでね」
「それは失礼しました」
ギィィィィィン!
私の
気が逸れている間なら行けると思ったがそう上手くいかなった。
私はすぐに飛び退き、体勢を立て直しした後、地面を蹴り、
初めは剣戟を繰り返してルージュを押していたが、あちらが徐々にこちらの動きに対応して今度は私の方が徐々に押されていた。自分の表情を見ることは出来ないが押されているのを実感しているので無意識に険しいものになっているのが分かった。
左右にフェイントを入れつつ急所に攻撃をしたり、ジャンプして真上から切り込んだりしたが捉えられていた。
『ホッパー』!!
空中に足場を作りスピードを上げルージュの至る所に薄い板を生成した。
それを使って板から板へ縦横無尽に移動し、斬りかかったが爽やかに私の攻撃を受け止めていた。その場を動くことなく最小の動きだけで攻撃をいなしていた。
私はルージュの背中に攻撃したが鎌を後ろ手に回して止められた
振り返らないで攻撃を止められたのはなんか嫌だったが前がガラ空き状態だった。
クロはそれを見逃さず
斬撃が周囲の風景を切り刻みながら私達に襲いかかってきた。
私は【ダイヤモンド】で防御し、クロは
全部私達の方に行かず、周りの店も道路も電柱の至る所に斬られた跡がくっきり残った。
ルージュは空中から地面へ帰ってきて私達の方を見て満面の笑みをしていた。
「すごい!! ここまでできるとは想定外ですよ♪」
私の方に鎌を向けて話した。
「君、どこでそんな力を身に付けたのかな〜」
「ーーーーーーッ!」
「言いたくないって顔だね。まぁ、良いさ。なんとなく予想はできるけど......楽しみは後にとっておきますか。良いモノを見せてもらったお礼に私からささやかなプレゼントを!」
そう言って、ルージュは左手を後ろに回り、自分の鎌の裏側に備え付けられている装置に何かをセットしていた。
『アイヴィー』!!
ドスが効いた声が響き、鎌の刃は緑色のオーラが纏わりついており、そのオーラを前に放出した。
緑色のオーラはルージュの1歩前で空中に留まり、モヤの状態から徐々に形を変えていった。
「.........!?」
「嘘でしょう......」
何故......おかしい。だってあいつは......
モヤが人のサイズに変わりその容姿が次第に判明してきた。
体色は黄緑色に黄ばみ橙色の斑点がある蜥蜴(トカゲ)で、左腕全体には赤緑色をした蔦で覆われており、左手に青紫色の野球ボール位の大きさがある球根を持っている。
見間違えるはずがない。だって私はかつてこいつから、成分を奪ったのだから。
34話現在、灯達が使えるソドール能力。
No.14 ライオン 白黄色
No.25 カメラ 黄茶色
No.33 ホッパー 青ピンク色
No.35 スパイダー 赤紫色
No.47 シャーク 青水色
No.48 ボーン 茶橙色
No.52 ダイヤモンド 水白色
No.53 ミラー ピンク赤色
No.55 クレーン 煉瓦橙色
No.56 ラッキー 茶黄緑色
ルージュが使えるソドール能力
No.37 マント 黄緑青色
No.44 ?? ??色
No.59 アイヴィー 緑黄緑色
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