第25話
二体の敵を倒し終わるとシルクが駆け寄ってきた
「お疲れ様でした。戦闘はどうだったですか?」
「まあ、ウルフがいても二匹までならなんとか行けると思うよ。ウルフが二体なら分からないけどね。さあ、八階層に行こうかシルク」
階段を降りて八階層に向かう。階段を降りるて八階層に着くと八階層の探索を始める
八階層の敵をシルクと一匹ずつ相手をしていき追加で現れた敵は狙われた方が回避を優先して相手をしてその間に敵を倒して援護して敵を倒していった
「これで今回の八階の地図が出来たね」
「そうですね。今回の探索では宝箱がありませんでしたね」
「まあ、そんな事もあるんだろうな。残念だけど。それでシルク、八階層での探索が終わったけど九階層に行ってみる?」
「そうですね。もう少し八階層で経験値稼ぎをしたら行ってみましょうか」
白紙の地図を埋め終わりこれからどうするのかを決めてまた敵を探して探索を続ける。もう一度八階層を九階への階段を目指しながら探索をして敵を倒していった
階段に着くと購入しておいたHP、MP、SPを回復出来るポーション二人で一本ずつ飲んで回復すると九階層を目指して階段を降りていく
九階層に着くとそこは夜の草原で空を見ると大きな満月と良く見え光星々が草原を照らしていた
「シルク、空が綺麗だな」
「はい、綺麗ですね」
しばらく二人で寄り添いながらこの綺麗な夜空を眺めていると遠くの方からウルフの遠吠えが聞こえてきた
「さてこの綺麗な夜空を見るのはやめにしてウルフの討伐に行こうか、シルク」
「このロマンチックな空気を台無しにしたウルフを叩きのめしに行きましょう!ご主人様」
「お、おう」
シルクから凄まじいオーラが出ている様に感じビクッとしたがシルクを先頭に九階層を探索していく
九階層は夜で暗いがそれでも満月の光で草原が照らされているので全く見えないとは言えない
「シルク、今回はこのまま探索するけど次来るまでに何か対策しないとな」
「そうですね。魔道具の中に灯りを付ける物があるでしょうからそれを購入しましょう」
話しながらそれでも警戒をして夜の草原を探索しているととうとう敵が現れた。遠吠えと共にウルフが三匹こちらに走って来ていた
「私が二匹、ご主人様が一匹で行きましょう!」
「分かった!」
そうシルクに返事をするとシルクはウルフに向かい走っていく。俺も片手に剣を持ちもう片手に杖を持つとウルフに向かって走る
だいぶ魔弾の魔法陣を展開して魔法陣内に魔弾の魔法陣を描く様に魔力を流す事が出来る様になり移動しながらなら魔弾を放てる様に出来る様にまでなってきた
ウルフ三匹にもう接近して戦闘をしているシルクまで追いつくとその内の一匹のウルフに魔弾を魔法陣から放った
放たれた魔弾にウルフは当たり「ギャン」と悲鳴を上げて怯んだ。他のウルフも魔弾に当たったウルフを一瞥して魔弾が来た方向を見る
その隙に魔弾が当たり怯んだウルフに向かい急接近したシルクは武技の強斬撃を使用してウルフに強烈な一撃を放ち大きなダメージを与え追撃していく
魔弾が飛んで来た方向を見たウルフたちは魔弾を放ったであろう俺に向かい走ってくる。シルクがウルフを倒すまでの間俺がこの二匹のウルフの相手をする事になった
ウルフたちは連携しながら俺に攻撃をして来るがそれを回避していく。よほど隙がない限りウルフたちに攻撃はせずに回避を優先して行いながらシルクが来るのを待っているとウルフを倒し終わったシルクがこちらにきて一匹のウルフを攻撃してウルフたちの注意を引く
「ご主人様!あとはこの二匹だけです」
「分かった!はあぁあ、強斬撃……っ!」
ウルフの注意がシルクに向いた隙に先ほどシルクが攻撃したウルフではない方のウルフに武技を使い攻撃した
強斬撃を使用した斬撃が隙を見せていたウルフの首元に当たり致命傷を与えた。そのままウルフに攻撃を続けていくとHPが無くなったのか倒れ動かなくなった
ウルフを倒し終わりシルクの方を見るとシルクもちょうどウルフを倒し終わった所だった
「ふぅ、偶々攻撃が良いところに当たったから簡単に倒せたな」
「大丈夫でしたか、ご主人様」
「うん、ウルフ二匹でも避けるのを優先すればシルクが残ったウルフを倒すまでは持ち堪える事が出来そうだよ」
ウルフ三匹の群れを倒し終わりまた九階層の探索を続けていく
この九階層に現れる敵はウルフしか居なかったが最低でも二匹は同時に現れる様だし途中からウルフが追加で現れたりもするから危険だが経験値を集めやすくはなった
白紙の地図が半分以上埋まった頃に金属製の宝箱が見つかった
「この宝箱は銅製の宝箱ですね」
「木製の次は銅製なのかな」
「たぶんそうだと思いますよ、ご主人様」
「じゃあ開けてみようか」
銅製の宝箱を開けてみるとその中には一冊の本が入っていた。それを取り出しシルクに鑑定して貰う。シルクの鑑定結果は魔力波の魔法書だった。この場では読まずにインベントリに仕舞うと白紙の地図の残りの白紙部分を埋める様に探索する
「それにしてもこの魔力波って魔法はどんな魔法なんだろうね、シルク」
「その名前の通りに魔力を波の様にして攻撃するのではないですか?」
「そうかもね。あー、気になるな。早く探索して帰ろうか」
「分かりました。武技も多用してウルフを倒していきますね」
それから迷宮の探索が終わるまで何事もなくウルフたちを倒していった。白紙の地図が埋まるとメニューからマイルームに帰る為に鍵を取り出して現れた門を開きマイルームに帰る
部屋に入ると装備を換装して普段着に戻り手洗い、うがいをして夜にシルクと入る為に浴槽にお湯を張って準備しておく
シルクが夕食を作り始めている間に今回の探索で手に入れた魔法書以外のアイテムを換金してさっそく新しい魔法が書かれている魔法書を読んでいく
魔法書を読み終わると魔法書が光って浮き出しひとりでに開くとそこから魔法陣が浮かび上がってきた。浮かび上がった魔法陣が分解しながら額に向かい身体の中に入ってくる。それから分解された魔法陣がすべて額を通して身体に入り終わると新たな魔法陣を記憶した
「ふぅ……疲れた。魔弾の時よりも疲労感があるな。でもこれが魔力波なのか」
頭の中に浮かび上がる魔法陣と魔力波の効果が思い浮かぶ。思い浮かんだ魔力波の効果を思い出すと魔力の波を作り出し複数の敵にダメージを与える魔法の様だ
新しい魔法陣を取得して疲労感があるからかソファに横になるとすぐにウトウトしてきて眠ってしまった
「起きてください。ご主人様……ほら起きてください。起きないとキスしますよ」
身体を揺すられながら目を覚ますとシルクの顔が目の前にありいきなりキスをされた
「……んむっ……ぷはぁ……起きましたね、ご主人様。夕食の時間ですよ。食べられますか?」
「いきなり何するだ、シルク」
「起こす時言いましたよ?」
シルクが首を傾けてそう言ってくる
「それで夕食、食べられますか?」
「まだちょっと眠気があるけど食べられるよ」
「では食べましょうか」
あくびをしながらテーブルに行くと夕食が既に置かれておりそれを二人で食べていく。お互いに食べさせあったりしながら夕食を食べ終わると少しの間ソファで食休みをする
食休みが終わりお風呂に入る前にシルクが今日手に入れた魔法書を使い新たなる魔法陣を取得していた
シルクも新しく魔法陣の取得が終わると寝支度をしてから一緒にお風呂に向かうとお互いに身体を洗いイチャイチャとしながら浴槽に浸かり温まると身体を吹き合い裸のまま二人でベットに向かいベットに座るとキスをする
「んむ……んっ、ちゅ……ちゅ、れろ……」
「ちゅ、ちゅむ……んっ……はぁ……シルク」
俺からキスをシルクにする。その後すぐに舌を入れてきたシルクにより押し倒され絡ませる様にしながらキスをされた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます