第14話
ワイルドホークを倒してしばらくするとワイルドホークからワイルドホークの羽根束をドロップしていた。インベントリからカードを取り出してみると沢山の羽根が紐で縛られる絵が描かれていた
「シルク、これを鑑定してみてくれ」
「はい、わかりました。鑑定……出来ましたよ」
シルクが鑑定した鑑定結果を見てみる
アイテム名 ワイルドホークの羽根束
項目 素材
説明 ワイルドホークの羽根二十本を束にした物
「これが鑑定結果か一体これは何に使えるんだろう」
「換金してポイントに出来ますし損はありませんよ。これからどうしますか?」
「うーん、五階層の階段を見つけるまでどれくらい時間が掛かるかによるからなー」
「なら階段を見つけてからですね」
探索を再開して残りの四階層の地図を埋めていく。それほど時間が掛からずに五階層に進む為の階段を見つけた
「案外早く階段が見つかったな」
「はい、どうしますか。ご主人様」
「五階層を少し探索してから帰ろうか」
「わかりました」
五階層に進む階段を下りて五階層に着く。草原を見渡すとすぐ近くにラージラビットが二匹いた
「ご主人様!私は左に!」
「わかった!」
左にいるラージラビットにシルクが向かい俺は右にいるラージラビットに向かって走る。木の剣を片手にラージラビットに接近するとラージラビットは走り近づいてきた俺に対して後ろ足に力を入れ跳躍し体当たりをしてきた
「うおっ!っと」
それを回避して反撃をする為にラージラビットに向かって移動後に木の剣を強斬撃を使って振り下ろす。強斬撃を食らったラージラビット痛みで叫び鈍いながら直ぐに俺から離れる
そんなラージラビットを追撃する為に警戒しながはゆっくりと近づいていく。ラージラビットが苦しそうな声を出しながらこちらを見てくる。そんなラージラビットに向かい剣を振るって攻撃するとラージラビットは回避しようとするが動きが鈍く回避しきれずに攻撃を受けるとそのままラージラビットに何もさせない様に連続で剣を振っていき最後のトドメに強斬撃を使用してラージラビットを倒す
ラージラビットを倒し終わりシルクの方を見るとシルクは既にラージラビットを倒し終わっていた
「やりましたね、ご主人様」
「うん、五階層でも倒せたよ」
「ご主人様が倒したラージラビットのレベルは五レベルでしたよ」
「やっぱりレベルが上がると強くなるな」
「ラージラビットは魔法攻撃の方が効く様ですしね」
「確かに魔弾を使った時よりも強斬撃を使用しての戦闘の方が時間が掛かったもんな」
ここまででのラージラビットとの戦闘を思い出すと魔弾を使った方が戦闘時間が短かったなぁと思い出す
「離れていないと魔法陣の用意が間に合いませんからね」
「そうだな。魔法陣を待機状態にしていてもMPが消費するもんな」
「そうですね。行きましょうか、ご主人様」
それから辺りの探索を続けて戦闘や採取をしながら五階層を周り夕食の時間が近くなり始めてきたから今日は迷宮から帰り拠点のマイルームに帰還する
マイルームに着いて装備を換装して戻して部屋に戻り手洗いうがいをしてからソファに座り一息つく
「ふぅ、今日も疲れたな」
「ご主人様、夕食の準備をしますからご主人様はお風呂を沸かしてきてくれませんか?」
「んっ、わかったー」
夕食を作りに台所に向かったシルクを見ながらゆっくりとソファから立ち上がり風呂場に向かい湯船のお湯が沸く様にしてソファに戻る
メニューからステータスを確認するとレベルが上がっていた。ボーナスポイントは明日振り分ける様から今日の迷宮探索で獲得した物を換金して探索に使うアイテムの階段探しのコンパスを購入してカードから出して手に持って眺めるが普通のコンパスと変わらない見た目だ
インベントリにコンパスを収納して購入一覧を眺めていく。俺の装備やシルクの装備に使える様な物はないかと調べたりして今の俺の武器よりも性能が良く買える鉄の剣やシルクの装備していない防具の腕装備を購入しようか悩みとりあえずシルクに俺と同じ腕の装備を購入していると夕食を作り終えたシルクが俺の事を呼んでいた
「ご主人様、夕食を食べますよ」
「今行くよ」
ソファから起き上がり料理が盛られた皿が置かれたテーブルの椅子に座ってシルクを待つ
「これで最後です」
「じゃあ食べよう」
二つ粒の昨日食べた葡萄の様な物が乗った器をテーブルに置いたシルクは俺の隣に椅子に座り膝をポンポンと叩いてこちらを見ている
「ご主人様、ここに座らないのですか?」
「座らないよ」
「そうですか……残念です」
断るとシルクが寂しそうな顔をするが今日は汗をかいたしシルクの膝に乗るのはちょっと嫌だったから罪悪感があるがこのまま夕食にする
「「いただきます」」
今日の夕食はアボカドとタマネギのサラダになめこの味噌汁と納豆、オクラ、山芋のネバネバ丼だ
夕食を会話をしながら食べ進めていくとシルクがサラダをアーンと食べさせてきたりしたが夕食を食べ終わり台所に食器を下げる
シルクが洗った食器をタオルで拭いていったりとお手伝いをして二人でソファに座る。その後すぐに先ほど購入した装備をシルクに渡しそれを装備したシルクはすぐに換装すると二人でゆっくりとする
「はい、これ。シルクの装備」
「ありがとうございます、ご主人様」
「それでさ、シルクの服は装備のメイド服しかないから私服を購入するといいよ。ポイントも今はあるし」
「いいのですか?」
「うん、いいよ」
「ありがとうございます」
笑顔を見せたシルクに購入一覧を見せながら俺も何を購入するのかを見ながら購入していく。購入が終わると購入したカードから服を出してその中の一部を持ったシルクがソファから立ち上がった
「さっそく着替えてきますね」
「わかった」
洗面所にシルクが向かって着替えに行って少しして白いキャミソールに黒のショートパンツに着替えたシルクが現れた
「どうですか?」
「うん……すごいね」
シルクが着たキャミソールは胸が大きいからかおへそが見える様になりショートパンツな為むっちりしたふとももがよく分かる。視線がどうしても胸やお腹、ふとももをシルクに気づかれるくらいに見てしまう
「そうですか……気に入って貰えたなら嬉しいですね」
言葉よりも視線で良いと思った事がわかったみたいだ。隣にシルクが座るとキャミソールから胸の谷間が見えてついつい胸を見ていると胸の頂点の形が浮き出ているのが見えた
「シルク、もしかして下着着けていないの」
「はい、そうですよ」
そう言ったシルクが胸をたぷんたぷんと動かしてみせた。その様子を間近で見て勃ちそうになる
「だ、だったらさっき購入した下着は!」
そう聞くとシルクが胸が当たるほど近づいて俺のふとももに手を置いて耳もとで呟いた
「夜用ですよ……ご主人様ぁ」
「そ、そうか」
「はい」
そのままゆっくりとしばらくソファに二人でくつろいでいるとシルクがお風呂に入ろうと誘ってきた。その後すぐに二人で洗面所で服を脱いで浴室に入る
「ご主人様、お互いの身体を洗いましょう」
「う、うん」
それからお互いの身体をきわどい所も洗いながら二人とも興奮を我慢することが出来ずにそのまま浴室でお互い落ち着くまでしてからもう一度シャワーを浴びて温かい浴槽に二人で入った
「んっ……ちょっと出てきますね。ご主人様のが」
「本当なのか?……浴槽出たらシャワーもう一回浴びよう」
シルクの胸の谷間に後頭部を乗せていたので下を見るが分からないので自分が出した物だけどなんか嫌だったからシャワーを浴びる事にしながら柔らかな感触を楽しみながら身体が温まるまでゆっくりと浸かる
二人でお湯に入り温まったからのぼせる前に浴槽から出てシャワーを浴びたらバスタオルで身体をお互いに拭いて裸のままベットに向かいシルクの唇にキスをするとその場で押し倒された
深く口を重ねてお互いの舌を絡めながらキスから今日の夜が始まった
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