第11話

 意識が覚醒し始めると隣に柔らかな感触がして無意識にそれに抱きつきその柔らかな感触といい匂いがするそれに抱きつきながらもう一眠りしようと思ったその時に頭上の方から声がして頭を撫でられ始めた


 「あんっ……ふふ……甘えん坊で可愛いですね、ご主人様は」


 柔らかで気持ちいい感触を楽しんでいるとそんな声が聞こえ段々と目が覚めていき目を開けると俺は大きな胸の谷間に顔を埋めていてシルクに抱きついて眠っていたようだ


 「もう少しこうしていますか?ご主人様」


 「ふぁーもう起きるよ、シルク」


 「ではシャワーを浴びましょうね、ご主人様」


 「シルクも一緒に浴びる?」


 上目遣いになってシルクにそう言うとシルクは身悶えながら俺に抱きついて小さくなり子どもの様になった柔らかな肌を頬擦りしたりしてきてその後に現在のベットを見てから


 「この汚れたシーツを洗わなくてはいけませんので、その後で入りますよ」


 俺もベットのシーツに目を向けると二人の体液で濡れて汚れたシーツがあった。これは大変な事になっている


 「なんか手伝う事はある?」


 「魔法で洗うので大丈夫ですよ」


 「そっかシルク、頑張ってね。じゃあ俺は先に入ってくるね」


 「はい、ご主人様」


 裸のまま風呂場に向かいそのまま浴場でシャワーを浴びる。身体の汚れを取っていると洗濯が終わったシルクが入ってきた


 「ちゃんと洗えましたか、ご主人様」


 「うん、洗ったよ」


 「で、では確認させてもらいますね」


 息をはぁはぁとしなごら近づいてきたシルクが抱きついて身体を触ってきた。頬擦りしたりほっぺたをぺろぺろと舐めてきたり抱きつき背中を撫でたりと興奮しながら俺の身体を触ってくる。その間、俺は抱きついてきたシルクの柔らかく豊満な身体に為されるがままになっていた


 幾ら昨日シルクとそういった関係になったからといってまだ女性の身体には慣れずいきなりこういった事をされると思考が止まりそうになる


 「ペロっ……ちゃんと綺麗になっていますね。ご主人様ぁ……私の身体を洗ってくれませんかぁ……お願いします」


 俺の身体にシルクは身体を擦り付けながらしなだれかかり甘える様にシルクが言ってきた


 「う、うん。わかったから離れて!」


 「あんっ……お願いしますね、ご主人様」


 シルクの身体を軽く押し退けてシルクに向かいシャワーをかけながらシルクの身体を手で洗っていく。背中や腕を洗い終わり他の場所を洗っていくとシルクは色っぽい声をあげながら洗われて身体が洗い終わる頃にはシルクも俺も性的に興奮してシルクから風呂場で舌を絡める口づけしてきてそのまま俺とシルクは交わった


 疲れて二人で風呂場に横になって休んでいると俺のお腹が鳴った


 「ご主人様、お腹空きましたか?」


 「うっ、お腹すいたよ」


 「綺麗にしてからご飯にしましょうか」


 それから直ぐに自分でシャワーを浴びて身体を綺麗にしていき身体の水気をタオルで取り昨日、着なかった服を俺は着るがシルクは換装でメイド服を装着して朝食を作りに向かった


 俺はシルクの料理の様子をソファに横になりながら見ていると昨日の不思議な事を思い出した


 「そういえば昨日、シルクとしていた時にいきなり条件を達成しましたって表示されていたけどあれはなんだったんだろうな」


 それをメニューを表示して調べていくとステータスの中のあのわからなかったスキルがわかる様になりボーナスポイントが増えているのが確認できた



ステータス

名前:水瀬ミコト

種族:人間

レベル:2 次のレベルアップまで183/300

職業:【召喚師(特殊)】

能力

HP:20

MP:140

SP:70

力:2

耐久:2

器用:3

敏捷:2

魔力:10

精神:3

ボーナスポイント:60

スキルスロット

【特殊契約レベル1】【召喚レベル1】【性交強化レベル1】【好感度上昇】【インベントリ】【近接戦闘技能レベル1】【無属性魔法レベル1】【】【】【】

予備スキル

武技

強斬撃

魔法陣

魔弾

装備

武器 メイン木の剣 サブ

防具 頭 皮の帽子 胴 皮の鎧 腕 皮の手袋 足 皮のブーツ

アクセサリー その1 その2 その3

召喚一覧

シルク



特殊契約

・相手と同意の元に契約を結ぶ事ができる

・スキルレベルにより契約する事ができる数が決まる

・キス、性交をする事で強制的に契約をする

レベル1 契約数三人


性交強化

・召喚師(特殊)が召喚された者と性的な行為を行い召喚師(特殊)の体液を召喚された者が体内に入れるとボーナスポイントを獲得する

・スキルレベルにより貰えるボーナスポイント、一日の一人の回数、人数が増える

レベル1 一回につき十ボーナスポイント 一日の一人の回数三回 人数三人


好感度上昇

・召喚師(特殊)が契約、召喚した者の召喚師(特殊)に対する好感度が性的な事をしても良いくらいまで上昇しやすくなる

・ほんの少しだけ異性の好感度が上昇しやすくなる


ステータス

名前:シルク

種族:シルキー

レベル:2 次のレベルアップまで183/300

職業:【メイド】

能力

HP:50

MP:30

SP:30

力:2

耐久:10

器用:3

敏捷:2

魔力:3

精神:2

ボーナスポイント:60

スキルスロット

【家妖精レベル1】【メイドの心得レベル1】【短剣術レベル1】【暗殺術レベル1】【鑑定】【】【】【】【】【】

予備スキル

武技

急所突き

魔法陣

軽清掃 洗濯 乾燥

装備

武器 メイン 鉄の短剣 サブ

防具 頭 ホワイトブリム 胴 メイド服 腕 足 皮のブーツ

アクセサリー その1 その2 その3



 「うおっ!なんだこりゃっ!……これは……」


 ステータスの確認が終わりつい声を出して驚いたけど好感度上昇の説明を見てもしかしてとシルクの方を見てしまう


 シルクが俺に好意を持っているのはこのスキルのせいなのではと疑問に思い罪悪感が胸のうちに湧いてくる


 「ご主人様ー朝食出来ましたよ」


 「うおっ!」


 考え込んでいた俺の直ぐ側にきて顔を覗き込んでいたシルクの顔が目の前にあり驚く


 「考え込んでいましたけどどうかしましたか?」


 「あーうん」


 これをシルクに見せるかを考えて隠してもしバレた時の方がいけないだろうと思い少し泣きたくなってきたがシルクにスキルの効果を見せる


 「これを見てくれ」


 「これは……はぁー」


 シルクはスキルの効果を見てため息をついて涙目の俺をぎゅうっと抱きしめて胸の間にある頭を撫でてくる


 「聞こえますか、ご主人様」


 シルクのそんな言葉に俺は頷くとシルクはそのまま話し始めた


 「このスキルには洗脳とかそんな効果はありませんよただご主人様の事が好きになりやすいだけですから……ご主人様が嫌な人で嫌いならそんなにスキルの効果はありませんからね」


 「じゃあなんでシルクは俺としたんだよ」


 「それは私がご主人様の事が好きなだけですよ。一目惚れです」


 「それもスキルの効果かもしれないじゃないか」


 「それは違いますよ。ご主人様には内緒にしていましたが私やあの迷宮に現れる敵は何処かの誰かをコピーした存在なんです。私はあるシルキーのコピーで私が召喚され自我を得るときにそのシルキーの情報も少しだけ得ました。そのシルキーの好きな物、嫌いな物といった情報です。それでそのシルキーはご主人様くらいの男の子が大好物で屋敷に迷い込んできた子どもを食べていたそうです、性的に死ぬまで……そのシルキーの影響が私にはあります。それでご主人様は私には好みの相手であり正直に言うと召喚された時には襲いたかったのです。そうすると嫌われると思い我慢しましたがなんでも言う事を聞いてくれると言うので我慢はすぐにやめましたけどね。だからちゃんと私はあなたの事が好きですから安心してくださいね」


 シルキーの言葉を聞きながら強くシルクを抱きしめる。目からこぼれ落ちる涙はシルクのメイド服に落ちるのだった

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