第4話

 それからシルクはしばらく警戒していた様だが声もあれで最後に聞こえる事はなかった。この鍵がどんな鍵なのか調べら為にメニューを開いて調べた


ワールドダンジョンキー

名前:無限迷宮の鍵

攻略推奨レベル:1〜???

階層:???

攻略条件:第一条件迷宮十階踏破 ???

説明:ありとあらゆる世界の一部をコピーして切り取って作り出されたダンジョン

追伸

この無限迷宮の鍵の百階を踏破出来れば元の世界に帰れるワールドキーが手に入るから頑張ってね


 この鍵を使って迷宮を攻略していけば元の世界に帰る事ができる鍵が手に入るのか百階ってめちゃくちゃ大変だろうなこれは


 「シルク、やる事はできたみたいだぞ」


 シルクにあの鍵の説明を見せてそう言った俺はシルクのステータスを確認していいかを聞いてステータスを確認した



ステータス

名前:シルク

種族:シルキー

レベル:1 次のレベルアップまで0/100

職業:【メイド】

能力

HP:10

MP:10

SP:10

力:1

耐久:1

器用:1

敏捷:1

魔力:1

精神:1

ボーナスポイント:10

スキルスロット

【家妖精レベル1】【メイドの心得レベル1】【短剣術レベル1】【暗殺術レベル1】【】【】【】【】【】【】

予備スキル

武技

急所突き

魔法陣

軽清掃 洗濯 乾燥

装備

武器 メイン 鉄の短剣 サブ

防具 頭 ホワイトブリム 胴 メイド服 腕 足 皮のブーツ

アクセサリー その1 その2 その3


 家妖精

・家事、料理、清掃、家事魔法のスキルが内包したスキル

・知識、技術をスキルレベル分獲得する

・家事、料理、清掃、家事魔法にスキルレベル分補正が掛かる

・家事魔法の魔法陣をスキルレベルに応じて獲得する


メイドの心得

・家事、料理、清掃、礼儀作法、収納、性技のスキルが内包したスキル

・知識、技術をスキルレベル分獲得する

・家事、料理、清掃、礼儀作法、収納、性技にスキルレベル分補正が掛かる


短剣術

・知識、技術をスキルレベル分獲得する

・短剣の使用にスキルレベル分補正が掛かる

・スキルレベル分の武技を覚えられる


暗殺術

・知識、技術をスキルレベル分獲得する

・暗殺技術の使用にスキルレベル分補正が掛かる

・スキルレベル分の武技を覚えられる


急所突き

・最低威力20(一定確率で即死) SP10

・相手の急所に突きで攻撃する


軽清掃

・威力0 MP3

・部屋の埃を家事魔法で綺麗にする


洗濯

・威力0 MP3

・水洗いでの洗濯を家事魔法で綺麗にする


乾燥

・威力0 MP3

・濡れている物を乾かす事ができる家事魔法



 シルクのステータスを確認が終わった。暗殺術なんてスキルを持っているのかと驚くが戦闘に関係するスキルは短剣術と暗殺術以外は家事仕事に関係するスキルで大丈夫なのかと心配になるが今の俺よりはよっぽど強いだろうなと思っていたりする


 「それでシルクの装備はメイド服と靴と短剣だけだけど何か買う?今は1000ポイントしか無いけど」

 

 「いえ、この装備で大丈夫ですよ」


 「それならいいけど。ちょっと装備を着けるから待ってて」


 「お手伝いさせていただきます」


 倉庫から出していた皮の防具をシルクに手伝ってもらいながら着替える。着替えが終わって木製の剣を拾いステータスを確認する



ステータス

名前:水瀬ミコト

種族:人間

レベル:1 次のレベルアップまで0/100

職業:【召喚師(特殊)】

能力

HP:10

MP:110

SP:10

力:1

耐久:1

器用:1

敏捷:1

魔力:1

精神:1

ボーナスポイント:0

スキルスロット

【特殊契約レベル1】【召喚レベル1】【???】【???】【インベントリ】【近接戦闘技能レベル1】【無属性魔法レベル1】【】【】【】

予備スキル

武技

強斬撃

魔法陣

魔弾

装備

武器 メイン木の剣 サブ

防具 頭 皮の帽子 胴 皮の鎧 腕 皮の手袋 足 皮のブーツ

アクセサリー その1 その2 その3

召喚一覧

シルク

 


 ステータスを確認するとちゃんと装備が出来ていた。よしこれで俺の準備が整った。そういえばシルクにはボーナスポイントが残っていたな。どうするのか聞いてみるか


 「シルク、シルクのステータスにあるボーナスポイントはどうするんだ?」


 「ご主人様が決めてください」


 「本当に俺が決めていいのか?」


 「はい、構いません」


 うーん、そう言われても少し困るな。ボーナスポイントもヘルプによれば増やせるアイテムがあるらしいけど今はレベルアップしかボーナスポイントを増やす方法がないしな出来ればシルクが自分で考えて使って欲しい


 「それはシルク自身が好きに使っていいから自分でスキルを取得したり能力の強化をして欲しい」


 「かしこまりました」


 「あとこの技の巻物と魔法書を使えるなら使っていいぞ」


 「わかりました。ですけど魔法書の魔弾は無属性魔法のスキルがありませんから威力が下がりますけど良いのですか?」


 「何回使っても巻物も魔法書も使えるから使ってちゃって大丈夫だ」


 シルクが技の巻物と魔法書を使っている間に迷宮に行く用意が終わってどうすれば鍵を使えるかをヘルプで調べるとメニューから使用する鍵を選ぶと鍵が現れる。現れた鍵を掴むと門が現れてその門の鍵穴に鍵を入れて開けると鍵の名前の場所に行けるらしい。マイルームにいる時はマイルーム内にある門から鍵を使って迷宮に行ける様だ


 「シルクはもう迷宮に行ける?」


 「大丈夫です。行けます」


 床に置いてあるHP回復ポーションをインベントリに収納してシルクと二人で門の前に立ちメニューから無限迷宮の鍵を選ぶと前方に鍵が浮いて現れた


 現れた鍵を掴んで門の鍵穴に入れ鍵を回して開ける。すると門が音を立てて開いていく。門の先にある空間は何も見えない青白い渦の壁があった


 「ここに入るのか」


 「大丈夫です。ご主人様、私が守りますから」


 「よし、いくぞ!」


 意を決し目を閉じながら渦巻く壁に飛び込む。すると身体がフッと浮かび上がる様な感覚がしてからすぐに足が地面に着いた。これが移動の感覚なのかと思って目を開けると目の前に【微風吹く草原一階】と表示されていた


 「なんだろうなこれは」


 「ご主人様!モンスターがいます!」


 転移の感覚を感じているとシルクが声を上げて警告してきた。シルクが警戒している方を見てみるとそこには1メートル程の茶色の毛並みのウサギがいた


 「あれがモンスターなのか。凄くでかいウサギだな」


 「はい、そうです。ですがご主人様はまだ子どもです。あれの攻撃を受け続けると死んでしまいます!」


 そうだった。俺の身体は小さくなっていたのをうっかり忘れていた。注意しないとこのままじゃ直ぐに死んでしまう


 「ご主人様は攻撃を避けるのに集中してください!」


 「わかった」


 そんな会話をしている間にウサギが襲ってきた。シルクは襲ってきたウサギの攻撃を回避すると同時に手に持つ短剣でウサギの身体を横に切り裂く。その様子を襲ってきたウサギから離れて見ているとカウンターの反撃を食らって痛そうに唸っているウサギに今度はシルクが近づいて追撃の攻撃をする

 

 「シルク!そのウサギは倒せたのか!」


 「いえ、まだです!気をつけてください、ご主人様!」


 ウサギはシルクの追撃の攻撃を受けたがまだ動ける様で足をダンダンと地面踏んで鳴らしながら唸り声を出したと思いきや俺の方に向かって襲い掛かってきた


 「ご主人様!」


 ウサギと離れているとはいえこっちに来ないだろうと安心しきっていていきなりな事で頭が真っ白になっていたらウサギの体当たりが当たるくらい近くなった時に身体が無意識に動いてウサギの体当たりを躱して持っていた木の剣でウサギの背中を叩いた。するとウサギのHPは無くなったのかウサギは動かなくなった。ウサギが消えてへたり込み地面に座っているとシルクが駆け寄ってきた


 「はぁはぁはぁはぁ……焦ったー」


 「大丈夫ですかご主人様!」


 「死ぬかと思ったけど身体が勝ってに動いていたよ」


 まだ心臓がバクバクと鳴っている中シルクが頭を下げてきた


 「申し訳ございません。私がウサギを逃してしまい」


 「いいよ、俺も油断していたし最後の一撃以外なにもしてないしさ。それに無意識とはいえ戦えるのがわかったしさ」


 「それでも次こそは私が倒してみせます!」


 「その時はよろしくな」

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