アーク刑事 激フレンズ ＳＥＡＳＯＮ３

第48話：斗部の過去

チャプタ―１

ここは、センターである。

俺達は、点検をしていた。

「全て、正常だな。」

「これで、いつでも行けるね。」

「出ない事を願いたいな。」

「それが、一番だけど。」

チャプタ―２

ここは、アクアラインの隠しフロアである。

そこには、却とシアンとダイオキが居た。

「やはり、失敗したか。」

「シャレンモードは、想定外でして、全くでございます。」

「これ以上、強いのでないと。」

「ならば、私が行くまでだ。」

「ど、どのように？」

「クククッ。この刀でな。」

「そ、その刀は、恐魔丸では？」

「あの武将が愛用していた刀？」

「クククッ。理解が早いな。」

チャプタ―３

俺は、ゲレヒティピャーに乗って、東雪谷辺りを走っていた。

「何だ、この異様な気配は？」

「ＢＯＳＳクラスのレベルだな。」

「御出ましって訳だな。」

「近づいてくるぞ。」

チャプター４

そこへ、却がやって来た。

「クククッ。君が、斗部が。」

「誰だ、お前は？」

「私は、獄酷　却。悪の組織の代表だ。クククッ。」

「それで、俺に、何の用だ？」

「過去を見せてもらおう。憶幻衝。」

却は、俺に過去を思い出させた。

「ウワーッ。」

チャプタ―５

ここは、俺の過去である。

「ん、ここは、見覚えがあるな。」

俺は、隣のフロアへと進んだ。

「研究施設みたいだな。誰か来る。」

俺は、物陰に隠れた。

「実験生物は、順調か？」

「はい。今のところは。」

「後、もう少しで、何体か誕生するかと。」

「装置が、割れそうです。」

「良いぞ。いよいよだ。出て来るぞ。核酸操作人間が。」

「この名前は、俺？」

チャプタ―６

俺は、気が付いた。

「ん、ここは？」

「どうだ、思い出した気分は？」

「気にする程でも、無かったけどな。」

「お前が、核酸操作人間だったとは。だが、私が、ここで始末してやろう。テサキ。」

却は、十体ものテサキを召喚した。

「ピャピャッ。」

「ゲレヒティチェンジ。」

俺は、正義の味方代表　シャレンモードに変身した。

「そこまでだ。」

「な、何者だ？」

「破壊をびょーんとさせる救命士。正義の味方代表。御注意下さい。」

「ピャッ？」

「シュート。」

俺は、テサキ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―８

「クククッ。お前の相手は、こいつだ。」

「何っ？」

「出でよ、「悪のヒーロー代表」。」

却は、恐魔丸の刃先から、悪のヒーロー代表を召喚した。

「仰せのままに。」

チャプタ―９

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺と悪のヒーロー代表は、互いに攻撃しまくった。

「ウングリュスピーカー。」

悪のヒーロー代表は、俺を狙撃した。

「ウワーッ。何だ、この強さは？　アシュラの響音。」

「隙があり過ぎだ。ウングリュカード。」

悪のヒーロー代表は、ウングリュカードを投げ付けた。

「ゲレヒティスピーカー。」

俺は、技を打ち消した。

「遅いな、お前。」

「そこか。ゲレヒティカード。」

俺は、外した。

「クククッ。止めだ。ブレードギラーウングリュフェニックス。」

悪のヒーロー代表は、不死鳥に姿を変えて突撃して来た。

チャプタ―１０

その時、俺の目の前に、ブレードギラーが出現した。

「これが、伝説のブレードギラーなのか？　実在するとはな。」

俺は、右手にブレードギラーを装着して構えてから、刃先を悪のヒーロー代表に突き刺した。

「ギャーッ。」

悪のヒーロー代表は、爆発して消え去った。

「ぴょぴょーんと。」

チャプタ―１１

「レイド。何か手は、あるか？」

「はい。出でよ、正義の味方代表の本当の姿「キマイラ」。」

レイドは、キマイラを召喚した。

「グオーッ。」

「召幻衝。ゲレヒティオリクト。」

俺は、召喚したゲレヒティオリクトに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、ゲレヒティオリクトを人型に変形させた。

「ゲレヒティフリート。」

チャプター１２

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

「グオーッ。」

ゲレヒティフリートとキマイラは、互いに攻撃しまくった。

「グオーッ。」

キマイラは、炎のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。ん、熱くない？」

「奴のブレスは、正確には、炎ではない。」

「神話のとおりなら、跳ね返せるはずだ。」

「そういう事か。いくぞ。」

「グオーッ。」

キマイラは、毒のシャワーを放った。

キマイラは、両翼から、幻衝力の風を放った。

「ウワーッ。くっ。毒か。」

「倒さないと消えない毒か。」

キマイラは、炎型のブレスを吐き出した。

「反幻衝ーっ。」

「うおーっ。」

ゲレヒティフリートは、ゲレヒティシールドで、跳ね返した。

「グオーッ。」

「斬幻衝。ゲレヒティスライサー。」

ゲレヒティフリートは、キマイラを一刀両断した。

「グウーッ。」

キマイラは、爆発して消え去った。

チャプタ―１３

ここは、センターである。

「やっと、戻って来れたぜ。」

「腹が鳴ってるわよ。」

「で、何食べに行く？」

「俺は、かまぼこで充分だ。」

「か、かまぼこって、あのね。」

「あったぞ。かまぼこ専門の。」

「ふっ。だったら、行こうぜ。」