8.有里香の初恋①
えーっと……
凛津に引き続きになるけれど、今度は私の話を聞いてもらえれば嬉しいと思う。
私の名前は椿由里香!!
ピッチピチのJKだ!!
高3になってから、ますます色気がましてきてお姉さん困っちゃうな〜なんてのが最近の悩みだったりする。
えっ?! 色気のかけらも無いって?
ふっ……ふふっ、そんな嘘、お姉さんには通じないぜ?
なんたって……さっきから君の目線が私の胸の方ばっかりに行ってるからね!!
ふっ、これで私が色気ムンムンだということが証明された……って
え?
さっきから胸元のボタンが外れてたから気になって……?
「え……えぇっ! わっ、わざとに決まってんじゃん!」
そっ、そう。なんたって私はお姉さんなのだから!
今のは……大人の余裕?ってやつなんだよ!!
もっ、もう……調子狂うな〜〜!
はぁ〜〜っ! それじゃあそろそろ本題に入ろうかな?
よし! じゃあ、まずは私と彼との出会いについて話そう!
―その日はたしか……今から、8年前……凛津と、月島のおばあちゃんの家で、一緒にゲームをしていて……
「もうっ! 有里ねぇヘタクソ!」
「しっ、仕方ないじゃんっ! わたしほとんどやったことないんだもん!!」
ぐぬぬぬっ!! くっ、悔しい! でっ、でも……私このゲームほとんどやった事無いし……
「とか言って……さっきの、今日で20回目の勝負だよ? もうほとんどやったことないとかは通じないからっ!」
まっ、まだ20回目だし?
私はそう言おうと思ったけれど……19回目の時もそう言ったんだった……。
今度はどうやって言い訳すれば……はっ!
「そっ、それじゃあ……まだ私の本調子じゃないんだよ!!」
そうだよ! 私はまだ本調子じゃ無いのだ!
これは本来の私の実力では無いのだ!!
私はえっへんと胸を突き出して主張する。
「有里ねぇ……。みぐるしい」
「はっ! 凛津そんな言葉どこで覚えてきたのさ!?」
こんな感じで最近はお姉ちゃんである私よりもお姉ちゃんっぽくなってきている凛津、本名(美鈴凛津) は私の妹のような存在だ。
凛津がどんな子なのか?と問われれば……、うーん?
「天然」+「恥ずかしがり屋」……って感じ……かな?
見た目は物凄い可愛いくて、誰も寄せ付けない様な可愛さがあるのに、恥ずかしがり屋で、天然って……可愛い過ぎる。
私がそう思ったのはいくつか理由があるのだけれど……話していたらキリがないので今日は天然エピソードだけ……
「凛津って好きな人いるの?」
ある時、私は興味半分でそう聞いてみた。
すると、凛津に、キョトンとした顔で
「? 好きってどんな感じなの?」
と真顔で聞き返された。
「うーむ。好き……ってどんな感じ……か」
私は少し悩んでから
「そうだな〜。なんか……好きな人の事を考えるとドキドキ?したり、誰かに渡したくない!っていう様に思っちゃうとか……そんな感じかな?」
凛津は私の説明を聞いてから、少し考えてから急に顔を真っ赤にしてアワアワし始めた。
「えーっ!? もしかして凛津……好きな人いるの!?」
凛津はしばらくバタバタしていたけれど、少し時間が経って大人しくなってから、私の方に向き直って
「……。私って……もしかして、女の子好きかも?」
と私の想像の遥か斜め上の回答をした。
「なっ、なんでそう思ったの?」
私は少し動揺しながらもそう聞いた。
すると、凛津は……
「うん……。 えーっとね……好きな人の事を考えるとドキドキして、誰かに渡したくないって思うんだよね?」
ともう一度私に聞いた。
「うん。私はそう言った」
「わたしね……有里ねぇちゃんと一緒に出掛ける時はいつも、イタズラされないかな?ってドキドキして……それで渡したくないっ!って思ってるよ」
うん?なんか違う気がするけど……
「ちなみに、一応聞くけど……誰に渡したくない!って思うの?」
「…………死神」
「……」
「……」
「え……?」
「え?」
凛津は顔を真っ赤にしながらも、まだ恥じらっている様子だった。
その仕草はとても可愛い……のだけれど、
「それは……好き……とは違う」
私は静かにそう言った。
今ので、少しは凛津の事が伝わったと思う。
まぁ……とにかく可愛いのだ!!
でも、最近は凛津がどんどん成長していって私のお姉さんとしての威厳が損なわれていっている気がする……。
このままじゃ、いつか……
「ふーん。 有里ねぇ、そんな事もできないんだ〜? クフフフッ! 凛津ねぇちゃんがやってあげようか〜〜?」
なんて事に……!
ダメダメっ!
それだけは阻止しないと!
私がブンブンと首を振っていると、隣にいた凛津が、今度は何事か?という感じで首を傾げている。
とりあえず……とりあえず、ゲームでは負けっぱなしだし、そろそろお姉ちゃんの本気を見せないと!
「もう一回!! もう一回!!」
私はもう一度、凛津に勝負を挑む!
凛津がやれやれという感じでゲームのリモコンを掴んだその時……
ガチャ
その時、リビングの扉が突然開いた。
さっきまで横に座っていた凛津はいつの間にか私の背中の後ろに隠れている。
どうやら入ってきたのは私と同じくらいの年の男の子だった。
第一印象は…………うーん? 何故か暗い顔をしていたかな?って感じかな?
「……」
「……」
少し沈黙が続いた後、私はおばあちゃんから聞いていた事を思い出した。
「あっ! もしかして……おばあちゃんが今日来るって言ってた優太君?」
そう。そういえば、月島のおばあちゃんが
「今日は孫が帰ってくるんだよ」
なんて嬉しそうに話していたっけ。
この子がその子かな?と思って話しかけたのだ。
その男の子は、少し経ってから
「……はい」
と口にした。
やっぱり!そうと決まれば……
「やっぱりそうか〜〜!! さっ! こっちに来て一緒にゲームしようよ〜! さっきから凛津がね、私とゲームしても弱いから面白くない! っていうの。だからさ……」
私がその男の子を誘おうとしたとき、凛津が何か言おうとしていたけれどそれと同時に……
「えっと、凛津って?」
とその男の子が口を開いた。
「あ〜!! まだ自己紹介してなかったね!」
私としたことが!それから私は、あちゃ〜!という感じで 可愛く 舌をぺろっと出してから、
↑
ここ重要!
「じゃあ! 改めて自己紹介っ!! 私の名前は椿有里香! で、この子は……」
と、私が凛津の自己紹介までしようとした所で、
「自分で自己紹介するっ!!」
と言って、凛津が私の服の袖をクイクイと引っ張った。
その時、私は正直、結構驚いた。
いつもの凛津なら、恥ずかしがり屋というのもあって、私の後ろに隠れたままだったのだが……
凛津は、自分を変えようとしているのかもしれない。
私はそんな事を思いながら、
「そうだね。じゃあ名前から!」
と、凛津に優しい口調で促した。
「うん。わたしの名前は美鈴凛津です! 今は……しょうがく2ねんせいです! よろしくね」
凛津はカチンコチンになりながらも、しっかりと自己紹介をした。
えらいぞ! 凛津! 私は心の中でそんな事を思った。
「うん。よろしく! 凛津ちゃん……と有里香さん……」
「あぁ〜、さん付けとか堅苦しくしないでいいよ? 私は小4なんだけど……君は?」
「えっと、小3です」
小3!!……てことは私より……
「一個年下か〜! じゃあ凛津と同じ呼び方で呼んでよ! 有里姉ちゃんって!!」
ふふふっ! ここで、もう一人私の事をお姉ちゃんと呼ぶような子を取り入れて、私のお姉ちゃんポジションを揺るぎ無い物にしなければ!
「さんはいっ!」
さぁ!有里姉ちゃん!って
「……」
「さんはいっ!」
早くっ!!
「ゆ、有里姉ちゃん……」
ふっ……我ながら、完璧な作戦だった。
「よく出来ました!!」
私は満面の笑みで優太に笑いかけた。
それから3人でゲームをして……
「くそーっ、年下にっ! しかも新入りにまで負けるなんて」
私のメンツはゲームを始めて数分で既に潰れかかっていた……。
ダメだ。やっぱり、ゲームは……ダメだ。
私が呪文の様に繰り返していると、
「もうゲームも飽きたし、そろそろ外行って遊ぼう!」
と凛津の声がした。
私はその声を瞬時に聞き取って……
「さぁ〜! 早く外行こうっ!」
ここで挽回してなんとか年上の尊厳を保たねば!
そんな野望を持って私は外へ遊びに行ったのだった。
え? 優太と何も無かったのか? って?
それはもっと先の話……
優太と出会ってから一年と少し経った頃。
私達はいつもの様に、山の中で、誰が一番山頂に早く辿り着くか勝負していた。
「優兄ちゃん! 待ってよ〜〜!」
凛津が優太を追いかけて走っている。
うーん? なんだか……最近、凛津の様子がおかしい。
私と遊んでいる時も、優太の方にベッタリだし、最近では
「大きくなったら優兄ちゃんと結婚する!」
なんて事をよく言うようになった。
まさか……初恋?
あの凛津が……?
実際のところは本人に聞いてみないと分からないから、今まで何度か
「優兄ちゃんの事……好きなの?」
なんてことを聞いたけれどその度に
「有里ねぇちゃんにはおしえない!」
「だって…………取られたくないもん」
「えっ?凛津、最後なんて言ったの?」
「内緒!!」
こんな感じなのだ。
正直かなり怪しい思う。
それにしても、元々は私にベッタリだったのに今度は優太か……。
べっ、別に嫉妬してるわけじゃないけどね?
私は二人のお姉ちゃんみたいなもんだし!!
そんな感じのモヤモヤを抱えながらも、私はまた一番に山頂に着いた。
「やった〜〜〜! また一番!」
「有里ねぇ大人げない……」
「有里ねぇちゃん……俺もそう思う……」
「……」
「……」
「……」
ひどいよ〜〜! 私はただお姉ちゃんとしての私の立場を守ろうとしただけなのに!
私はそう思いながらも、
「ふっ、これは勝負なんだからね? 勝ちに行くのが礼儀ってもんだよ!」
大人の余裕を見せつける。
ふっ、決まった!と思いながら、チラッと二人の方を見る。
すると……
「……」
「……」
二人とも白い目で私を見ていた。
なっ、なんで!?
「……」
「……」
二人が無言で私を見つめている。
もっ、もう! 分かった! 分かったよ!!
「……確かに……大人げなかった……かも」
すると、こくんこくんと二人が同時に頷く。
「次からは気をつける……」
そしてまた二人してこくんこくんと頷く。
って! 何に気をつけるのさ!?
私は1人ツッコミをしながらそのまま近くにあったベンチに座る。
はぁ〜〜。お姉ちゃんっていうのもなかなかに大変な仕事だな〜。
そんなことを思って遠くの景色を眺めている時……
「……あっ! そういえば今日、この後お父さんの仕事手伝わなきゃいけないんだった〜!」
私は思い出したかの様に、大声で言った。
「えっ、有里ねぇ家の仕事手伝ってるの?」
「へー! 有里姉ちゃん偉いね」
2人が私を尊敬の眼差しで見る。
そう! 私はこの歳でお父さんの仕事を手伝っている!
と言いたいところだけれど正式には……そういう訳ではない。
いやっ! 嘘……じゃ無いけれど……。
お父さんの仕事は漁師で、船に乗って漁をしに行くのだが……私はそこに乗る訳ではなくて。
少しでもお父さんの力になれる様に、たまに釣りをしたりする。
それが私なりの手伝いなのだ!
「じゃあ私行ってくるね」
私がそう言うと2人共、
「私も有里ねぇの勇姿みたい!」
「俺も見てみたいかな〜?」
と言ってきたので私は結局、3人揃って海の近くまで来た。
今日はいつもよりも、風が強い気がする。
心なしか、海も少し荒れている様だったけれど……まぁ、大丈夫だよね?
「有里ねぇちゃん、やっぱり今日はやめとこう」
と優太は言っていたけれどまぁ、大丈夫だろう!
私は釣り道具を用意して、そのまま釣り糸を海に投げ入れる。
凛津は興味深そうに、そして優太はさっきとは違って、何故かあまり乗り気ではなさそうだった。
それから、数分して竿がピクっと動いた。
そして、そのまま竿を引き上げた。
「やったー!」
「おぉー!」
2人がパチパチ拍手をする。
よーし! この調子で!……
そう思った直後……海の方へ向かって激しい風が噴いた。
そしてその直後
ドサッ
「え?」
そのまま私は海の中へ落ちた。
私はすぐに沖の方まで泳ごうした。
しかし、泳ぎは得意なはずなのに、いつもより潮の流れが早いからか、うまく泳げない。
「ぐっ」
私は泳ぐのを諦めて、何かに捕まろうと必死にジタバタした。
「苦しい」
それでも私の体は一向に前に進む気配がない。
気づけば、顎の所まで水位が迫ってきていた。
あぁ……ダメだ。私……ここで……。
そう思った時だった。
突然、
バジャ
という音がして、誰かが飛び込んできたと思ったら、そのまま私を担いで岸の方へと泳ぎ始めた。
「ゆう…………た?」
私は薄れてゆく意識の中で、私を助けたその人の名前を呼んでから意識を失った。
私が次に目を覚ますと、そこは病院で……
「はっ! 私、海で溺れて……」
そう言うのと同時に、病室の扉が開いて
優太と凛津が立っていた。
凛津は、私を見るや否や、飛びついた来た。
「有里ねぇ!! 大丈夫?」
「うん! もう大丈夫だよ……」
「はぁー。良かった!」
凛津は少し安心した様子で、
「じゃあ有里ねぇのお母さんに、有里ねぇ目覚めたって伝えて来る!」
と言ってすぐに病室から駆け出していった。
病室に残されたのは私と優太の2人になった。
私はすぐに優太に尋ねた。
「あっ、あのさ……優太。私を助けてくれたのって……」
そこで優太は静かに頷いた。
やっぱり……優太だったんだね! ありがとう!
私が、もう心配要らない、と言った感じで明るくそう言おうとした時、
「……あのさ」
と優太が口を開いた。
「……この話をするのは、父さん以外に有里ねぇちゃんが初めてなんだけどさ……」
「実は……俺の母さんは少し前に亡くなっててさ……」
そこで優太は手をグッと握ってから
「俺が……殺したんじゃないかって……思ってるんだ」
そう口にした。
私は優太のお母さんが亡くなったばかりだったということに衝撃をうけた。
けれど、それ以上に
「俺が殺したんじゃ……って?」
私はその意味がよく分からなかった。
優太は私の問いにしばらく時間を空けてから……
「…………母さんは海が好きだったんだ。毎年夏になると、母さんが俺を海に連れていってくれて……」
私は静かに優太の話に耳を傾ける。
「母さんが亡くなったその日も……俺は母さんと海に行ってたんだ。その日も少し天候が悪くてさ……」
「…………。 俺はその日、いつもよりも遠くの方まで泳ぎに行ってたんだ。 なんだか、潮の流れがいつもよりも早かったせいもあるのかあんまり人もいなかったし……」
流石に、勘の悪い私でも最後まで聞く前に分かった。
多分、優太はそこで私と同じように溺れて、溺れている所をお母さんに助けてもらったのだ。
しかし、優太を助けたお母さんは……。
優太は全てを話し終えた後、
「俺は……今でも母さんが死んだのは俺のせいなんじゃないか……って思ってる」
そんな訳ない! 私はすぐにでも、そう言いたかったけれど、そのまま優太は話を続けた。
「でもさ……父さんは言うんだ……。お前のせいじゃない。『自惚れるな』って。
『母さんはあくまで、自分の意思でお前を助けたんだ。その事にお前が責任を感じる必要はないんだ』って」
優太はそう言ってから、ゆっくりと私の方を見て、
「だからさ……お礼なんていらないんだ。だって、俺の意思でやった事なんだから……」
と続けた。
「……。そう……。 でも、ありがとう」
「だから……礼は……」
私は優太が全てを言い切る前に
「そうじゃなくて……」
と続ける。
「私と凛津と……友達になってくれて……ありがとう」
私は心の底から優太、いや私のヒーローに、そう言った。
多分……その時には、もう私は彼の虜になっていたのかもしれない。
それでも、私は凛津ほど可愛くないし……。
それからも、自分に、私はお姉ちゃんだから!という嘘をつき続けた。
でもその時は突然……訪れた。
その出来事から一年後……優太は島から出ていった。
お父さんの仕事の事情だったらしい。
私は優太が島から離れた時、自分についていた嘘を誤魔化しきれなくなっていることに気づいた。
でも……もう、その時には遅くて……。
彼のことは忘れよう。
それが私と彼の出会いと別れだった。
話は今に戻り……私は今、久しぶりに島に帰ってきている。
というのも、この島には小学校まではあるけれど、中学、高校は無いのだ。
だから、この島に住んでいる子達は、自然と島の外の学校に通うことになる。
そういう理由で、久しぶりに島に帰ってきたのだ!
そして、今回帰ってきたのにはもう一つ理由がある。
それは……優太がこの島に来ている……という理由だ。
凛津に会うのは嬉しくないのか? ってそりゃあ、それも勿論嬉しいけど、凛津とは結構な頻度で会っているのだ。
何故なら、私達が通う中学校と高校は同じ、中高一貫の学校だから!!
今でも凛津とは話すけれど、私の前ではあの頃とあまり変わってない? かな。
強いて言えば、ちょっとツンデレっぽくなったり、オシャレとかに気を使う様になった……とかかな?
えっ?
全然違うじゃないか!
って?
私から見たら根は変わっていないと思う。
そんなわけで、島に着いたばかりの私は、荷物を整理してベッドにゴロッと寝転んだ。
久しぶりの大移動で、体もかなり疲れていた様で私はそのまま眠ってしまった。
そして、再び起きた時には、時刻は0:20 。
あっ! 私、凛津にメール送っとかないといけないのに寝ちゃってた!
まぁ、この時間ならまだギリギリ起きてるよね?
私はそんな事を思いながら、
明日って暇? ちょっと大事な話があるから、明日の夕方、5時にいつもの神社まできて!
そう打ち込んでから、メールを送信した。
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