第23話《三》赤絲再逅(えにし ふたたび)-9-

パイ家の山荘の裏手にある断崖だんがいは、家人かじんさえも滅多めったに近づかぬ危険な場所であった。

 まさに絶壁ぜっぺきと呼ぶにふさわしい荒削あらけずりな急斜面が、はるかす眼下に展開し、上に立って見下ろすと、自然に吸い込まれそうになる。

 よって、余程の酔狂者すいきょうものでもない限り、わざわざのぞき込んで身震みぶるいしてやろう、などという物好きな人間はいなかった。

 万一の場合に備えた山荘の抜け穴は、普段は全く使われることのない書斎の壁を通って、この崖下がけしたに出るように作られていた。

 さすがの猛火も、ここまで駆け下って来るのは不可能だったと見え、崖上がけうえの、目をおおうばかりの惨状さんじょうとは明らかにいち区画くかくし、深遠なる木立こだち鬱蒼うっそうしげる別世界の中で、メイミンは、瑞娘ルイニャン亡骸なきがらを求めて彷徨さまよい続けていた。

 彼女の背中にたった一つ結び付けられた包みは、その瑞娘ルイニャンが荷物をこしらえる途中で残して行った布切れで咄嗟とっさにくるまれた、いかけの長衫チェンサンである。

 山火事の翌日に降った豪雨のために、あちこちで泥濘ぬかるみとなったけわしい地形、しかも慣れぬ環境にあって、遺体探しは困難をきわめた。

 メイミンの手足は、いつの間にかり傷だらけになり、顔と衣裳同様、泥まみれになってしまっている。

 けれども、彼女は決してあきらめようとはしなかった。

 何としても瑞娘ルイニャンを見つけ出して、きちんとほうむってやりたかったからだ。

 間違っても鳥獣ちょうじゅうたぐいなどに千切ちぎらせてはならぬと、メイミンかたく念じていたのである。

 彼女にとってはさいわいと言うべきか、シュエン軍は、目の前で断崖だんがいから身を投げた『パイメイミン』の姿を何十人もの目で確認しており、さらに、言語を絶する断崖だんがいように恐れをなして、わざわざ崖下がけしたまで降りて遺体の捜索そうさくをすることなど、あっさりと断念してしまったらしい。

 多分、上官への報告書には『崖下がけした及びその周辺をくま探索たんさくすれども、亡骸なきがらこれ無く、恐らくは野獣にでも喰われしものと推察致しおり云々うんぬん・・・』などと記載されるのでもあろうが、実際には、いっ兵卒ぺいそつたりとも姿は見せなかった。

 散々さんざんそのあたりを探し廻った末、ついにメイミンは、絶壁ぜっぺきの中途からななめにえた松の古木こぼくの根元、その岩陰いわかげかんぼくの間に隠れるように横たわる瑞娘ルイニャンを発見した。

瑞娘ルイニャン瑞娘ルイニャン!」

 泥濘ぬかるみに足を取られ。今にもころびそうにかしいだ体で走り寄ったメイミンは、素早く彼女のかたわらにひざまづき、その顔をのぞき込んだ。

 猛烈なスピードで絶壁ぜっぺきを落下して来たであろう瑞娘ルイニャンは、一旦いったん、老松のこずえに引っ掛かり、ある程度の衝撃をやわらげられたのちに、地面に叩きつけられたようだ。

  従って、彼女の体には大きな外傷も無く、その顔一つ取ってみても、鼻と唇から出血して、額に打撲の跡があるだけで、これと言った損傷は見当たらなかった。

 かたく目を閉じた表情には、苦痛の影など、微塵みじんも宿してはいない。

「よかった、瑞娘ルイニャン!お前、余り苦しまずに済んだのね。本当に良かった!・・・」

 彼女のほおにまつわりついているほつれ毛を、そっと取り除いてやり、メイミンは、はらはらと落涙らくるいする。

「許して!とうとうお前までを、犠牲にしてしまったわ」

 瑞娘ルイニャンの冷たい手を握りしめ、同様に冷たいそのほおでて、彼女はただただ、物言わぬ侍女に許しを乞(こ)うた。

 どのくらいそうしていたのか、メイミンには解らない。

 だが、よもしばらって我に返った時、彼女はたちまち、途方とほうに暮れなければならなかった。

 瑞娘ルイニャン亡骸なきがらを、果たして何処どこほうむればいいのだろう!?

 この場所には木々の根が複雑に入り組んでいて、泥濘ぬかるみの下はとても掘り起こせたものではないし、かなり大きな岩が幾つも、あちこちにころがっている。

 とりあえずは、土の柔らかい所を探して遺体を運ばねばならないのだが、一体全体、どうやって運べばいいのやら・・・。

 一向いっこうに良い思案しあんも浮かばずに、なかば呆然とその場に座り込むメイミンの背後から、足音もさせずに近づいたらしい、若い女の声が呼びかけた。

「どうなさいました?このような場所で、何をなさっておいででございます!?」

 この時のメイミンの驚きを、どう言い表わせばよいのか、適当な言葉が見つからない。

 吃驚びっくり仰天ぎょうてん青天せいてん霹靂へきれき・・いや、どれもがふさわしくはない。

 とにかく、彼女の驚きはひととおりのものではなく、雷に打たれたように全身が硬直こうちょくし、その硬直した体のままで、飛び上がりそうにもなったのである。

 引きり、あおざめた表情で振り向いたメイミンの後に、旅仕度をした若い尼僧にそうが立っていた。

 かなり遠方からやって来たらしい彼女の、尼僧にしてはどこか野性的な光をはな鳶色とびいろひとみが、じっとメイミンに注がれている。

「・・・・・」

 メイミンはまるで言葉が見つからず、沈黙したきり、尼僧にそう見詰みつめ返すだけだった。

 無意識のうちに、瑞娘ルイニャン亡骸なきがらかばう姿勢になっている。

 けれども、鋭い視線で瞬時にそれらを見て取った尼僧はすべてを察し、やおらメイミンの近くに身を寄せるなり、その耳許みみもとに低くささやきかけた。

パイメイミンさまでございましょう!?御心配なく、決してあやしい者ではございませぬ。そのお方は、このわたくしが」

 彼女は、いぶかメイミンを尻目に瑞娘ルイニャンに向かって軽く手を合わせると、その細い体のどこにそんな力が秘められているのか、と疑いたくなるほど軽々と、遺体をかつぎ上げた。

「さ、早く!わたくしと共においで下さいませ。ここでは万が一、追手おっての目にれぬとも限りませぬゆえ」

 尼僧にそうメイミンうながし、先に立ってけわしい山道を登ってゆく。

 とても女の、それも重い遺体を背負った足とは思えない。

 メイミン咄嗟とっさに覚悟を決め、背中に結び付けていた世凰シーファンチェンサンの包みをはずして胸に抱き、腰にした香蘭シャンランの短剣を、確かめるようにそっと握りしめると、すぐに彼女の後を追った。

 しばらく山道を登り詰めた地点で尼僧にそうは振り返りメイミンに告げた。

「すぐ、そこでございます」

 彼女の指差す先には、山間やまあい木立こだちに隠れてひっそりと建つ、小さな古寺があった。


 本堂と呼ぶには少々おこがましい気もするほどに小じんまりとした一室の、粗末な台座の上に敷物を延べ、瑞娘ルイニャン遺骸いがいを安置した尼僧にそうは、蠟燭ろうそくを立て、線香をき、どこにあったのか心ばかりの供物くもつまで用意して、てきぱきと一応の形式を整え終わると、メイミンと並んでゆかひざまづき、よく通る声で低く経を読み始めた。

 その間中、メイミンは手を合せる事も忘れ、瑞娘ルイニャンの冷たいほおでては、滂沱ぼうだの涙を流し続けている。

 やがて経が終わると、尼僧にそうはゆっくりとメイミンの方に向き直り、静かな口調で問いかけた。

メイミンさま。この方は、あなた様のおわりになられたのでございますね?」

「は・・はい」

 嗚咽おえつしながら答えたメイミンであったが、その胸に突如、新たな自責の念がき上がり、わっとその場に泣きしてしまった。

「許して、瑞娘ルイニャン!どうか、この私を許して頂戴ちょうだい!!」

「左様におなげきなされますな、メイミンさま。この方にびられる必要など、少しもございませぬゆえ」

 尼僧にそうの意外な言葉にメイミンは思わず、涙に濡れた顔を上げたが、当の尼僧にそうは彼女の方を見ようともせず、瑞娘ルイニャンの死に顔におだやかな視線をそそぎながら言った。

「この方のお顔を御覧ごらんなさいませ。この世に何ら思い残すことも無く、たされた、至福しふくの表情をなさっておいででございます。ただの忠義心からだけでは、こうはまいりませぬ。まさしく、愛する者のために命をけることの出来た人間のみがるお顔!私は以前にも、これと全く同じお顔に出会ったたことがございました」

 メイミンは、息を呑んで瑞娘ルイニャンを見詰める。

瑞娘ルイニャン。お前は、この私を!?そうなの、瑞娘ルイニャン!?」

 尼僧にそうは、きっぱりとうなづいた。

「この方は、こうすることで、あなたさまへの真心をつらぬかれたのです。ほんに尊い事でございます。たとえどのようなでありましょうとも、人が人を恋うる真心に、何らへであたりのあろうはずはございませぬ。ましてや、くも純粋なものであるならば、なおのこと。必ずや、御仏みほとけもおゆるしになりましょう。そうはお思いになりませぬか、メイミンさま?」

 そして、尼僧にそうは改めて瑞娘ルイニャンに手を合せた。

「ようなさいました、瑞娘ルイニャン殿。そなたの想いかの)うて、メイミンさまはこれこの通り、御無事でおられまする。定めし、御本望ごほんもうでございましょうな」

瑞娘ルイニャン!!」

 メイミンは、瑞娘ルイニャン亡骸なきがらに取りすがり、声を殺して泣きむせんだ。

 幼い頃から、ほとんど片時かたときも離れることなく、常に影のようにメイミンに寄り添って来た瑞娘ルイニャン

 勝気な娘同士、時には主従しゅじゅうであることさえ忘れて他愛たあい口喧嘩くちげんかきょうじ、そして笑い合った日々―メイミンがあの日、危機に遭遇そうぐうして世凰シーファンに救われた時、たまたま宿下やどさがりをしていてその場に居合わせなかったのを、竹を割ったような気性きしょうに似ず、いつまでも気にしていた瑞娘ルイニャン・・・。

 けれど、ここ最近、彼女はなぜかめっきり口数が少なくなっていた。

 それらの一つ一つが皆、彼女のメイミンに対する、純粋でひたむきな愛情表現だったのである。

『さようなら、素敵すてきメイミンさま!!』

 最後に残したそのひと言に、瑞娘ルイニャンはすべての想いを凝縮ぎょうしゅくさせたのだ。

「ありがとう。本当にありがとう!お前のことは、決して忘れない。いつかきっと、また会いましょう。ね、瑞娘ルイニャン!?」

 たとえお前の気持ちに気付いても、多分、こたえてはあげられなかった。

 でも、ありがとう!!愛してくれて・・・。

メイミンさま。ただ今のお言葉で、まさしくこの方はむくわれました。きっとおこころきなく、成仏じょうぶつなさったことでございましょう」

 尼僧にそうはそう言って、そでぐちで涙をいた。

 ひとまずのとむらいを終えたのち、尼僧にそうは、メイミン庫裏くりへといざなった。

「長い間遠出とおでをいたしておりましたゆえ、お口に合うものとてございませぬが」

 彼女は手早く山菜さんさいきざんで熱いかゆを作り、メイミンにふるまってくれたのである。

「さ、どうぞ冷めぬうちに召し上がれ、あなたさまがしょくされれば、への供養くようにもなりましょうから」

 実のところメイミンは、極度の疲労と深い悲しみとに打ちひしがれ、全くと言っていいほど空腹を感じてはいなかったのだが、そううながされてはしを取る気になった。

 火傷やけどをせぬよう気をつけて一口含むと、かゆのとろけるようなあたたかさがこの上もない滋味じみとなって、ゆっくりと口中に拡がってゆく。

 見知らぬ尼僧にそうの厚意に対する言い尽くせぬ感謝の涙が、ぽとりと一滴、わんの中に落ちた。

 いつの間にかその場から姿を消していた尼僧が、ややののちメイミンはしを置く頃を見計みはからったかのように、包みを一つたずさえて戻って来た。

 尼僧にそうメイミンの側に腰をろして卓子テーブルの上に包みを拡げ、中から粗末な男の着物と破れ笠を取り出して、彼女の前に並べて置いた。

「お食事が済みましたなら、早速さっそくにもおえなさいませ。むさ苦しゅうはございますが、これで人の目は充分にごまかせましょう。そのままのお身なりにては、人目に立ち過ぎます」

「はい」

 素直にうなづいて、メイミンは立ち上がった。

 尼僧にそうに手伝ってもらって着換えを済ませた時、そこには貧しい農民の若者が一人、誕生していた。

御髪おぐしは、私がんで差し上げましょう」

 最後の仕上げに彼女の黒髪をみ上げるため、尼僧にそうメイミンの背後へと回ったが、その時美明メイミンが抜き取った翡翠ひすいかんざし目聡めざとく視線のはしとらえ、一瞬、複雑な光がそのひとみに宿ったかに見えた。

 が、彼女はじきに何事も無かったかのような静かな表情に戻り、手際てぎわよく編髪をみ終えると、着物と一緒に用意して来た破れ笠を目深まぶかかぶらせ、あごひもまで結んでやった。

 そうやってすっかりメイミン身支度みじたくを整え終わった尼僧にそうは、彼女に向かって言った。

メイミンさま。瑞娘ルイニャン殿の御供養ごくよう、この身が真心まごころめてつとめますゆえ何のご心配もいりませぬ。一刻も早ようにこの場を落ちのび、チューリンへお戻りなされませ。お父上が、さぞかし御心痛ごしんつうのことと存じます。しかしながら、万に一つも、シュエン軍などの目にれてはなりませぬ。わたくしだけしか知らぬ間道かんどうをお教え致しましょう」

 重ね重ねの尼僧にそうの厚意に、メイミンは問いかけた。

あま様。このようなこと、申し上げてはならぬかと存じますが、えておたずね致します。何ゆえわたくしに、これほどまでの御厚意、頂けるのでございましょう?」

「すべては、御仏みほとけのお慈悲じひからでましたこと。この尼などの裁量さいりょうではございませぬ。ただただ、御仏みほとけに感謝なさればよろしゅうございます」

 尼僧にそうは事もなげに答えた。

「ならばせめて、あなたさまのお名前なりとも、お聞かせ願えませぬか?」

御覧ごらんの通り、寺とは名ばかりの草深いいおりび住まい至す身。ことさらお聞かせ申し上げるような名など、持ち合わせてはおりませぬ」

 しかし、その問いにもやはり尼僧にそうは、どこか謎めいた微笑をたたえ、あくまでも名乗ろうとはしなかった。

「そのようなことよりも、はようゆかれませ!さ、御案内致しましょうほどに」

 尼僧にそうき立てられたメイミンは仕方なく、瑞娘ルイニャンの安置された本堂に向かって手を合せ、心の中で別れを告げると、ふところ深くにかんざしと短剣、胸にチェンサンの包みをいだき、尼僧にそうみちびかれるまま寺を後にした。

 寺の左手の道を、来た時とは反対の方角に向かって少し下ったところに深い竹林ちくりんがあり、それに沿って、たけ高く伸びた雑草にうずもれた形で、道ともいえぬ間道かんどうが見え隠れしていた。

 その行手ゆくては雑草によっておおい隠され、全く確かめることはできない。

「この道を、西へ西へと辿たどっておゆきになれば、ほどく、チューリンへ続く山道に出ることが出来ます。それを下られたなら、チューリンはもう、目と鼻の先。何卒なにとぞ御無事で、お父上の御許おんもとにお着きになりますよう。それでは、わたくしはこれにて・・・」

 そこまで来ると尼僧にそうは立ち止まり、丁寧ていねいに頭を下げて、立ち去ろうとした。

 その彼女を、メイミンは、ややためらいがちに呼び止めた。

「もし、あま様。身に余る御恩ごおんを頂きました上に、このようなさらなるお願いを致しますのはまことに恐れ多い事と存じますけれど、もしもお聞き届け願えますならば、パイ家の山荘跡に眠る者たちに、せめて御経おきょう一行いちぎょうなりとも、んでやっては頂けませぬか!?」

 そう願いつつ自分を見詰める切れ長の目の中に、かけがえのない真実まことを察した尼僧にそうは、胸中きょうちゅう深くに感嘆し、こころよく彼女の申し出を承諾した。

「よろしゅうございますとも。この身が、確かにうけたまわりましょう。御安心の上、どうか一刻もはよう!」

「ありがとうございます。あま様。この御恩ごおん終生しゅうせい忘れませぬ!」

 深深ふかぶかと一礼するや、メイミンは、背丈せたけほども伸びた雑草をき分けて間道かんどうへと踏み込んで行った。

 その姿は、すぐに茂みのかげに隠れて見えなくなったが、尼僧にそうは一人その場にたたずみ、感慨深げに、こうつぶやくのだった。

メイミンさま!あなたさまこそは、まことにあの方にふさわしき女性にょしょう。我が眼に狂いはございませなんだ。この上は、ひとえおんいのちながらえられ、見事、世凰シーファンさまとげなさいませ!・・・」

 数刻後―・

 ハイフォン山・パイ家山荘の無残な焼け跡に、どこからともなく、若い美貌の尼僧にそうが現われ、涼やかな声音こわねで経を朗々ろうろう手向たむけ始めた。

 あたりを警備していたシュエン軍兵士の一人が、謀反人むほんにんの一味に経など上げるなととがめると「死者をとむらうに、謀反人むほんにんも何も有りは致しますまい!なさけ無き事を申されますな!!」凛然りんぜんたる口調で、おそれ気も無くそう叱咤しったし、余りにもあざやかなその態度に圧倒されて『でくの棒』の集団と成り果て、呆然ぼうぜんと見守るのみのシュエン軍を尻目に、朗々ろうろう手向たむけの経一巻をみ終えた彼女は、現れた時と同様、また何処いずこへともなく風のように去って行った。

 その尼僧にそうが果たして誰であったのかは、敢えて語るまい・・・。


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鳳凰傳 桃花鳥 彌(とき あまね) @momonohananotori

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