反逆のオーガ魔導士～エルフ大好きな俺、オーガに転生して脳筋無双となったがチソチソがデカすぎてエルフとできねえの何なん？ だからチソチソを小さくする禁術を探しに変態ロリ闇エルフと旅に出る

第33話 かわいい女の子からあなたのおチソチソが欲しいのと乞われた時、俺はどういう顔をすればいいんだろう？

　俺のチソチソを狙ってやってきたフレッシュゴーレム達とその製作者の魔法使い。

　取られてたまるか！

　俺のチソチソは俺のためだけに使うんだよ！

「……マ゛ア゛ア゛ア゛」

　大男のフレッシュゴーレムが唸りながら近づいてくる。

　筋骨隆々。

　オーガである俺に比べても筋肉が厚い。

　それに見た目よりずっと素早く動きやがる……！

「さあ、最強となるために、そのオーガからチソチソを奪い取れ！」

　中年魔法使いの指示にフレッシュゴーレムは頷いた。

　ゾンビみたいな見た目だが、一応人の話を聞いて自分で判断することはできるみたい。

　そして、ぬるっとした動きで身を沈め、タックルしてきた。

　やっべ！

　こっわ！

　なんか普通に格闘技やってる奴みたいな動きで、ひっくり返されたらぼっこぼこにされそう……！

　なんとか躱したけど、その意表をつく動きにビビっちゃった。

　……さすがにこれは俺のチソチソ一本で立ち向かえる相手じゃないかな？

「よし、いいぞ8号機。チソチソさえ手に入れればお前が最強となる」

「マ゛ア゛……」

「仕方ねえな……」

「おや、覚悟を決めたのか？　クリムゾンオーガ？　おとなしくチソチソを提供してもらえれば、こちらとしても無駄に争わずに済むのだが」

「チソチソ一本で戦うっていうサービス期間はもう終わりにするわ」

「ほう、余裕だな。だが、手を使えば８号機に勝てるとでも？」

「いや、ちょっと本気を出して……チソチソ２本で戦ってやるって言ってんだな、これが！」

　はあああああああっ！

　気を溜めてるポーズ！

　頑張って２本目のチソチソ生やすぞい！

「ば、馬鹿な!?　チソチソが２本に増えるのか……!?」

「マ゛……!?」

　その時だ。

　大男のフレッシュゴーレムの頭が吹き飛んだのは。

　パン、という乾いた音。

　そして、膝から地面に倒れ伏すフレッシュゴーレム。

　びっくり。

　俺の、目に見えない２本目のチソチソがフレッシュゴーレムの頭まで伸びて貫きでもしたのか？

　違った。

　もう一体の少女型フレッシュゴーレムが飛び上がり、大男の頭を蹴り飛ばしたのだ。

　これは主人である中年魔法使いにも予想外の行動だったらしい。

「な……なんのつもりだ!?　９号機!?」

「……最強……最強になる……我が……」

　こっちのフレッシュゴーレムは喋れるんだ？

　もしかして、俺の味方してくれんの？

「……チソチソを手に入れて最強になる……我が存在理由……８号機ではない」

「く……っ！　バグったか９号機……！」

　少女型フレッシュゴーレムは俺を光のない目で見あげてきた。

「……パーツ：チソチソ確認……これよりミッションを開始する……」

「結局、俺のチソチソ狙いかよ！」

　でもさあ。

　女の子の体に俺のチソチソくっつけるとなると、それって男の娘になるのか？

　すごくご立派な男の娘になっちゃうんだが……。

　それに、女の子から『お前のチソチソ欲しい』って言われたら喜んでポロリと差し出すべき？

　それともここでがっついてチソチソ出したらへたくそ？

　穢れのない真ピンクな俺には難しくないすかね、この問題!?