反逆のオーガ魔導士~エルフ大好きな俺、オーガに転生して脳筋無双となったがチソチソがデカすぎてエルフとできねえの何なん? だからチソチソを小さくする禁術を探しに変態ロリ闇エルフと旅に出る
第17話 エウレカはギリシャ語で『見つけた』というような意味です
第17話 エウレカはギリシャ語で『見つけた』というような意味です
俺の正体を怪しみだしたデスメソス。
でも、俺が転生してきたなんて言う必要ねえよなあ?
少なくとも味方でない相手に俺の事情をペラペラ喋るのはよくない。
この世界で転生者なんて言って通じるかわからんし、通じたとして最悪なんかの罪に問われて追われることになるかもしれんし。
そうさ、大体、俺はこんな奴に関わってる場合じゃねえしな。
無視無視!
「さっきも言ったけど、俺、連れ去られたエルフのタマちゃん助けに行くから。忙しいんだよね。じゃ」
俺はずしんずしんタマちゃんが連れ去られた方角に向けて歩き出す。
あの冒険者達が飛んでった方向に進んでけば、なんか見つかるだろ。
と、デスメソスがちょこまかと俺の傍にまとわりついて喚き出した。
「……待て! 待て待て待て! 置いて行くな!」
「なんだよ、もう話すことないだろ?」
「……大体、貴様、あのエルフを助け出してどうするつもりだ?」
「は? んなの、エロいことして結婚まで持ってくに決まってんだろ!」
「だが、貴様のチソチソでは結局、あのエルフも破壊してしまう。私にするのと同じようにな。なのに、助けに行くのか? エロいことをしたいがために?」
「だって、タマちゃんは俺への好感度が500以上もあるんだぞ」
「好感度なら私も150000くらいあるのだろう? なら、私の方がいいだろ!」
「全然違うわ! 俺とタマちゃんは相思相愛なの! 助けないでどうする? 愛があればチソチソの障害くらい乗り越えられるさ!」
「……くっ! ……お互い愛し合っているなら貴様のくそでかチソチソ突っ込んでいいのか? 死ぬんだぞ? おかしいだろ。あのエルフは死を覚悟してまで貴様とエロいことしたいと思っているのか? 助けに行くことはすなわちあのエルフを殺すことではないか」
「うるせえうるせえうるせえ! とにかく、俺はタマちゃんを助けてセックスしたいの!」
「どうせ殺してしまうなら、私の方が得だぞ! わざわざ遠くまであのエルフを助けに行かずとも、ここにチソチソ突っ込まれて殺されることも厭わぬエルフがいるんだ! しかもあんなエルフより優れているし美しい」
なに言ってんだこいつは。
だが、俺の痛いところをついてもいる。
このままタマちゃんを助け出しても、正直、俺は彼女にエロいことできない。
好きな相手ならなんの代償もなく救って当然だが、でもやっぱ俺は代わりにエロいことお願いしたい!
くっそ、どうしたら……。
俺の反応を見透かしたのか。
デスメソスがにやりとした。
「貴様はあのエルフを殺したいか?」
「んなわけねえだろ」
「なら、あのエルフのところに行く必要はない。それより、ここにもっと都合の良いエルフがいるではないか。これを使ったらどうだろう? どうせ口ではいろいろ言っても所詮オーガ。したいんだろう? そして殺したいんだろう? 最後に食いたいだろう?」
「……俺はチソチソとして、決して誰かを傷つけたりしない! 不殺のチソチソだ!」
「ふふ、無理するな。ほれ、こういうのはどうだ?」
デスメソスが自らの黒ローブをかなぐり捨てた。
その下に、エッロい水着みたいな服着てやがる。
ロリの体に際どいマイクロ黒ビキニ、といった趣のある装備。
その下半身部分だけひもを緩め、下腹部をあらわにする。
いや、太ももをきゅっとしめてマイクロ黒ビキニを押さえ、かろうじて股間部分は見えない状態だ。
「ここに……貴様の……わかるだろう?」
くそう、挑発しやがって……!
ダメだ……でも、やっぱ、目の前でエルフが下丸出しでくねくねしてたら考えちゃうよなぁ?
どうすれば……どうすれば俺はエルフを傷つけることなくセックスできるんだ!
くそう、神ちゃんめ……!
俺のチソチソをもっと小さくしといてくれればこんなに悩まなくてよかったのに!
……待てよ? ……なら、小さくすればいいだけの話じゃね?
この世界はファンタジーなんだし、なんかチソチソを小さくする魔法とか探せばそこらへんに転がってんじゃ……?
わかった!
わかったぞ!
ついにわがっだ!
エウレカ!
エウレーカー!
俺は突然風呂から飛び出し全裸で街中を駆け回りたい気分に陥る。
そうだよ!
チソチソさえ小さくできれば誰も傷つけずにセックスできる!
簡単な話じゃねえか!
エウレカエウレカ!
そうしてアルキメデスは全裸で街中を走り回りながら大声で叫びました。
戦車出動―! 皆殺しだー!
あとミサイル発射―って言った。
かわいそうなアルキメデス。
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