反逆のオーガ魔導士~エルフ大好きな俺、オーガに転生して脳筋無双となったがチソチソがデカすぎてエルフとできねえの何なん? だからチソチソを小さくする禁術を探しに変態ロリ闇エルフと旅に出る
第7話 俺ちゃん、新スキル【聖女魅了】を手に入れる
第7話 俺ちゃん、新スキル【聖女魅了】を手に入れる
『困ってんねえ』
あ?
この頭の中に響くような声は……神ちゃん⁉
『スキルアップの時間だ。スキル経験値が溜まったから【エルフ魅了】に追加して【聖女魅了】も習得させてやったぞ、おめでとさん。よかったな』
は?
お前何言って……。
唐突過ぎだろ⁉
『いいじゃん、丁度いいんだし。じゃ、聖女系もガンガン好感度上がるから好きにやっちゃってくれよ、じゃあな』
おい!
おおーい!
と、ピロリンリンと軽快な音。
「……はうっ……んん……っ!」
聖女見習いクレアが下腹部を押さえてうずくまっていた。
『+666』
『対象名:聖女見習いクレア
好感度:+567 』
セックスが可能になりました。
NTRが可能になりました。
ツンデレが可能になりました。
「……そんな……わたし、どうして……」
「!? お、おい、大丈夫か、クレア!? どうしたんだ⁉」
「はあ……だめ……! あ、アレク……わ、わたし、アレクのことが好きよ、本当よ!」
「な、なんだよ急に!?」
「信じて……信じてくれる?」
「あ。ああ。小さい頃から一緒だったし、俺だってクレアのこと……」
「よ、よかった……大丈夫、わたしはアレクが好き……アレクが好きなの! ……これは何かの間違い……! ……あんな汚い……見るのも汚らわしい……卑猥な……大きい……はあ……はあ……」
俺は一体何を見せられているんだ。
遠い目。
幼馴染で両想いとか……イヤミか? 俺に死ねと?
と、聖女見習いクレアは急に息を呑み、切迫した声をあげる。
「……まさか、そういうこと……⁉ アレク、よく聞いて。い、今すぐこの場を離れるの!」
「え? なんで、どうして急に……? あとは無抵抗のこの汚物の首を刎ねればいいだけだろ?」
「ねええ? さっきから俺の扱い酷くない? 俺だって生きてるんですよ?」
「……危険なの! 考えてみて! もしかして、そのオーガ、タマリエルさんを洗脳した魔法か呪いか……それが込められた魔道具の類をまだ持っているかもしれないでしょ? こいつは人の心を操る得体のしれない力を持っているのよ!」
「むむ、そうだな……」
勝手に俺に対する評価が高まっていくのを感じる。
お、こういうのって異世界転生の醍醐味だよな!
「……そして今一番まずいのは、オーガにわたし達まで洗脳されてしまうこと……!」
「こんな低能なオーガの言いなりになるっていうのか? この俺が!?」
「そうよ! 危険は冒せないわ! 今は退きましょう」
「く……! しかし、敵を前に背を見せるわけには……」
「アレク! オーガに洗脳されてもいいの?」
「……死んでも嫌だ!」
「タマリエルさんだけでも確保して、あとは彼女を町まで連れ帰ることを第一に考えるべきよ」
「……くそ、卑劣なオーガめ! 今度会ったときは必ず浄化してやる!」
「あ、助けてください、オーガ様、オーガ様あああ!」
「この子、すっかり毒されて……大丈夫、大丈夫だよ、きっとわたし達が正気に戻してあげるからね……きっと直してもらえる……」
「……え? あれ? ちょっと、その子連れてっちゃうの⁉ い、いや待てよ⁉ まだ俺何にもできてない……!」
「あ、あんたなんか今度見つけたら絶対に殺してやる……! 殺してやるんだからね!」
聖女見習いクレアに涙目で殺意の表明された。
怖ぁ。
思わず怯んで、気圧されちゃった。
それがまずかった。
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